「今より少しでも快適に過ごせるようになりたい
あなたの想いを応援しています。
マナーインストラクターの衣理(えり)です。
時代とともに変化し続けるモノの一つ「マナー」
今の時代にあったマナーとは
今回のシリーズでお伝えしている通り
いくら時代が変わろうと人と人とが仕事をするうえで
やっぱり「最低限のマナーって必要」と考えています。
その“最低限のマナー”のために
必要なポイントはこの3つ
![]()
相手の立場に立ち、状況を見ること
自分から行動を起こすこと
無理のない範囲で行うこと
![]()
本日は、最後の一つ
「無理のない範囲で行うこと」です。
それは、相手の立場に立ち、考えたうえで
自分の状況を踏まえ、できる範囲で
しっかりと行動であらわすこと。
例えば…
あなたの職場で、隣の席の同僚が
業務に追われているとします。
実際そのような時、どうしていますか?
手伝いますか?
見て見ぬふりをしますか?
以前なら
「業務を手伝う」という気遣いがマナー
だと思われていました。
しかし
あなたに手伝う余裕があればいいのですが
余裕がないのであれば、
無理をしてまで 手伝う必要はないと思います。
( ※ 状況により対応は変わります。)
しかし、だからと言って
それを「相手の問題だから、私には関係ない」と割り切り
見て見ぬふりをしては、
社会人として気遣える人とは言えません。
逆に、見て見ぬされたという事実で
「この人は信頼できない…」と相手が判断してしまい、
人間関係が崩れてしまう可能性があります![]()
では、どうしたらいいのか。
ここで先ほどのイメージの続き![]()
![]()
業務に追われ、忙しそうにしている同僚宛の電話を
あなたが受けたとします。
電話応対A・B・Cの3パターンを 想像しながらお読みください![]()
取引先からの “同僚はいますか?”の問いへの答えとして…
対応A: 「はい、おります。ただいまお繋ぎいたしますので、少々お待ちください。」
対応B: 「ただ今、確認いたします。少々お待ちください。」
対応C: 「大変申し訳ございません。○○は、只今席を外しております。」
どの対応がマナーとしてOKでしょうか?
電話応対で言えば、どれも感じが良い伝え方ですよね♪
しかし
見てほしいのは、そこではありません![]()
考えていただきたいのは
「相手の状況に合わせた対応は何か」というところ。
つまり
同僚が忙しいと認識しているあなたは、
どう行動するのが相手にとってベストか?
![]()
![]()
忙しそうだから、不在と電話で言ってあげる事でしょうか??
あなたの想像通り、その電話は急ぎではなく、
後でかけ直したいと思っているかもしれません。
でも、実はその電話は急ぎの案件で、
もしかすると同僚はその電話を待っていたのかもしれません。
つまり
真実は、その同僚本人にしかわからないということ
ですので、同僚が「電話に出る or 出ない」
どちらでも選べる対応を取っているBの対応が
同僚からしたら助かるのです。
そして
同僚の仕事が回らず、業務が滞っているというのは、
あなたの問題ではなく
同僚とその上司との間で改善すべきマネジメントの問題です。
「手伝ってあげなきゃ
」なんて、
同僚のあなたが過剰に気にして
自分を追い込む必要もありません。
相手を想い、手伝える方法は
なにも自分が無理をして行う方法ばかりではありません。
“無理のない範囲”ができるようになるには
「相手の問題」と「自分の問題」を判断する力
+
「相手のために自分ができる範囲」を考えられる力
今後を少しずつ鍛えていく必要がありそうですね♪
最後に
今回、現代に必要なマナーについて3回にわたりお伝えしてきました。
どうしても避けて通ることができない職場での人間関係
その改善のための「最低限のマナー」3原則
「
相手の立場に立ち、
相手と自分の状況を見て
無理のない範囲で
行動であらわす」ということ。
来週末、講座開講のご案内をする予定です![]()
ぜひ引き続きご覧下さい。
本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
皆さまの明日が今日よりもずっと快適に過ごせますように![]()
![]()
衣理(えり)




