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【Waverer】:揺 れ 、 惑 う 人 び と+【Waver】:震 え る、 た め ら う、 よ ろ け る+【Wave】:波、 感 情 の 高 ま り 、波 紋++【wafin】:初出、12世紀以前、古英語:++『 揺り 動かす 』 『振 り 回 す』




どこかおかしい?何か悪い?




だって、他に必要なものがあるとでも?






白い午後には、一人が似合う。


青い夜にも、誰も要らない。


赤い朝焼けは、独り占めしたい。





別段、足すものなんてなにもない。











助けて、
蓋を持ち上げて溢れた自意識が、私を食べる。

また懲りずに自分の尾をくわえて私はベソを掻く。



でも忘れちゃいけない。



そんなものは、本当は存在していない。




自分を感じるとき、自分に近づいてはいけない。
そういうときこそ、ベランダに出て外の風にでも当ればいい。


そして、他人の物語か、極度に客体化して、万物を俯瞰する学問でも触ってみればいい。


そうすれば、忘れる。自分のことなんて。





そうすれば、私は私から、自由になれる。









わたしのとなりに、Freiheitはいつでもある。

視力が落ちて、忘れてただけだ。





おまえの敵は、お前。






味方?どこにだっていやしないよ、そんなものは。



でもね、自由になれば、敵もいなくなるんだ。





甘える味方もいなければ、私を拘束する、私という敵もいない。



そしたら、世界は、きっと


美味しい深呼吸をできる場所になる。










生きるのは意外と、簡単だ。









nach Belieben/随意に、意のままに。




風はそこにある。

君が壁に隠れて、失念していただけだ。












どんな散らかった部屋にも、秩序がある。

積みあがって崩れかけた本の並び方にすら、音楽的な一つの思想がある。



だからこの世はどんなときも美しいのかもしれない。
感動的じゃないか?





宿題はきちんと自分で解く、
朝、お弁当を作っていく。



食堂で買うより出費が高くつく愛妻弁当を、彼氏に作っていく。
バイトで遅い日は、必ず彼氏が迎えに行って、一緒に寮まで連れ添ってくれる。
お互いに、徒歩30分も離れた寮でも。



寮の規則はきちんと守る。
めったに彼氏を部屋には入れないルールを、たまに破るけど基本的に守ってる。
彼氏に手料理を振るうのは、自室ではなく、1階の共有ミーティングルーム、
彼氏とテスト勉強を頑張るのは、自室ではなく、寮の面会室



おすし屋でバイト、
3日に一度は、彼氏か家族とケンカして、隣の部屋まで聞こえそうな声で泣く。



料理が早い。
30分でパーティーができそうなくらいの分量のご飯を作る。
前日からのしたごしらえも忘れない。


たまに作りすぎたらおすそ分けをくれる。鍋1杯分くらい。
料理と食事が終わったら、すぐに片付ける。
「片付けも食事の一部だから」
彼女の食器を流して見かけることはほとんどない。


お風呂も早い。
10分足らずで済まして、すぐに交代してくれる。




後輩思いで、
先輩も尊敬してる。



お部屋もオシャレで、
アクセサリも、綺麗に収納してる。



故郷には妹がいて、
中国で一番有名な大学に行ったらしい。
お母さんになじられたと言っていた。
それに比べて、あなたは何をやっているの。
あなたは太っているし。


「そんなの関係ないよ」
ミャンマーの子と2人で励ます。
SARRYは、少し微笑う。





そんなSARRYが、朝起きれなくなった。


「先生が、こんなのレポートじゃないって言ったの」


「先生が、皆にいじわるな質問ばかりするの」







日本語能力と、学術的レベル、
両方を同時に集中的に要求される彼女達のプレッシャーと、彼女達自身とのプライドの戦いを思った。





豊かな国への留学は、美しい夢
だけど、夢のような世界でしか過ぎない。

故郷の仲間たちは、現実の世界で、社会に出るためのコネクションをどんどん気づいていく。
夢の世界で取り残されていく哀しみとプライドとの板ばさみ、
「私は留学した。でもそれだけだった。」
韓国の子も、中国の子も、葛藤していた。




楽しい毎日、
夢の中の毎日、
故郷からの電話、故郷からのお母さんのキムチ、故郷からの知らせ、一瞬見え隠れする現実、
どんどん夢の中に侵食してくる現実、
それでも夢を忘れないで。
この輝く日々を、あなたの糧にして。だって頑張ったじゃない。
それしか言えない自分に、気付く。






一番、後悔していることがある。
自分が留学しないことを、声高に語ったときがあった。
留学生の前で言うべき話題じゃなかった。
酔ってたから、では済まされないミスだった。



許さないにしても、
それでも彼女は、私と話してくれる。


距離が開いても、
それでも友達でいてくれる。



彼女たちは、誰が言おうと何をしようと何をしなかろうと、


間違いなく、
最高だ。






それだけは、世界で唯一の、絶対だ。






人間、孤独といっしょに、いつだって終わらないシャドウボクシング。
なぐってもけってもあいつらになんて、届きやしない。



果ては見えるのに、底が見えない、この坩堝


逃げるために誰かを求めて、
その中にまた孤独をみつけて、泥団子のように寂寥と孤独を増産していくんだろうな。



でも、もし、こいつと戦うんじゃなくて、
友好的平和協定を結んだりなんかしたら、


意外と、面白かった。
こいつがね、ぼくを守ってくれるんだ。
壊れないように、壊されないように。



ぼくの一番大事なコアの、崩れそうなとろけそうな一番おいしいところを、
こいつがね、タッパーに入れて守ってくれるんだよ。


だれもかれもが、寄越せ寄越せとうるさくせびってくる中から、
そういう餓鬼たちから、シャットダウンしてくれるんだ。

厚かましくズカズカひとんちの冷蔵庫開けて、貯めておいて、漬け込んで熟成したとびきりの備えを
めちゃくちゃに、咀嚼もしないで、口に入れて吐き出してそこらじゅうにきたならしく吐き出して吹き付けて台無しにするような恥知らずの馬鹿どもから、
守ってくれるのさ。




ぼくのものは、ぼくのもの。


きみのものは、きみのもの。




奪うつもりはない。求めるつもりはない。だから、おまえも、


私から、
奪うな。求めるな。擦り寄るな。離れろ。

われにふれるな。


触ろうとするな。おまえになんて、やらない。


おまえになんて、さわりたくもない。見たくもない。

消えてくれとは言わない。

存在していていい。きみも、わたしも。



だが、近づくな。


いらないんだ、お互いに、お互いが。






君に私は必要ではない。同じように、


私も君が必要ではない。




でなければ、人間は自由になれないだろう?


拘束しあって、互いに羽を喰い合って、



何が楽しいって言うんだ。

どこが面白いっていうんだ。


ちっとも笑えない冗談じゃないか。






人間は自分からすら自由になることが困難なんだ。


そのうえ、お荷物と錘を乗せられて、

どうやって息をするっていうんだ。




たいがいにしろよ、いい加減。








そこはいつも、ちぎれそうな叫びで満ちていたって、

痛くないんだ、ちっとも。


だって、嘘がないから。

虚栄がないから。



あの哀しい気持ちと

燃え落ちるような激しい怒りと

ぜんぶ、そのまんまだから、


ちっとも、汚らしくないんだ。


心地いい、初夏の風みたいなところで、

深く深く、息を吸って、吐いて


まるで

そう、呼吸してるみたいなんだ。




ちっとも見苦しくなんかないんだ。



うそが、ないから。


息を吸いたかっただけなんだ。

そして、吸ったまま息を止めるなんて、人間無理だから、

思い切り横隔膜を使って、背中が曲がるほどに空気を吐き出したかっただけなんだ。

からだを一巡して、ぐるりと周遊してきた大気を、空間に返却したいだけなんだ。




ただそれだけのことで、


それは、とても難しいこと。



誰かの呼吸に、何かの呼吸に合わせようとすると、心不全になる。





でもね、またあごを上げて喉をそらして雲を見上げながら考えるんだ。


自分は、苦しいときでも、なんだかんだと、頑固に、偏屈に、

自分のブレスにこだわっていたんじゃないだろうか。


誰かのタイミングに合わせることなんて、

やろうとしたけれど、結局やめてしまったことばかりなんだろうなって。




だから、いつでも、どこでも、

残されている痕跡は、

私の息遣いそのものなんだろう。





だから、心地がいい。



どんな哀しい思い出だって、いとおしい。





この今の瞬間を、

いつか、

愛おしくかんじるときも、

憎らしくかんじるときも、

何もかんじなるときも、

感じすぎて、思い出したくなるときも、

どんなときも、


自分に何が訪れても、何を感じても、


残しておこう。



バスのガラスに息を吹きつけて曇らせて絵を描く小僧のように、

稚拙に、


飽きることなく。

何に対しても、飽き足らずに、

短い足で、追いかけて。






きっと、そこが最後のライ麦畑で、

はみ出そうになったら、ホールデン少年が、やさしく受け止めて、

また押し返してくれる。

わたしが、幽霊になってすり抜けてしまわない限りにおいて。






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なんの話?

それはね、


ネットの広大な世界に、分裂してちりばめた、私の破片たち、

部屋に散らばる、CD、本、音楽、メモ用紙



それら全部が合奏で、

全部がそれぞれのパートをきちんと担当しているから、


無理に、統合しなくていいんだ、

分けたままでいいんだって思っただけなんだ。



だって、オーボエにトランペットの音は出せない。




みんな違って、みんな別々だけど、


それでも、1つの曲を奏でている。




違うものが重ならないと、

  

         空間に音波は広がらない。







だから


いいんだよ?





それだけ、君の手持ちの楽器が多いってことなんだ。



きっとね。









せめて、燃やし尽くすよりも、


有効な活用方法を。







たとえ、どんなにゴミ屑が多かったとして、


たとえ、どんなに万死に値する存在が多かったとして、


たとえ、すべてを薙ぎ払いたい危険な夜の篝火が見えたとしても





火をこうこうと燈すまえに、


せめて焼き払ってしまうより


殺してしまうよりも、有意義な利用を。




自分のために


ただただ己のために。



どうせ消し炭にするなら、しゃぶりつくしてからのほうが良いとは思わないかね?





ただひたすらに、わたしだけのために。