【よるの危険を越えて】 焼き払う前に、もう一度ふみとどまる。消化して消火する。 せめて、燃やし尽くすよりも、 有効な活用方法を。 たとえ、どんなにゴミ屑が多かったとして、 たとえ、どんなに万死に値する存在が多かったとして、 たとえ、すべてを薙ぎ払いたい危険な夜の篝火が見えたとしても 火をこうこうと燈すまえに、 せめて焼き払ってしまうより 殺してしまうよりも、有意義な利用を。 自分のために ただただ己のために。 どうせ消し炭にするなら、しゃぶりつくしてからのほうが良いとは思わないかね? ただひたすらに、わたしだけのために。