助けて、
蓋を持ち上げて溢れた自意識が、私を食べる。
また懲りずに自分の尾をくわえて私はベソを掻く。
でも忘れちゃいけない。
そんなものは、本当は存在していない。
自分を感じるとき、自分に近づいてはいけない。
そういうときこそ、ベランダに出て外の風にでも当ればいい。
そして、他人の物語か、極度に客体化して、万物を俯瞰する学問でも触ってみればいい。
そうすれば、忘れる。自分のことなんて。
そうすれば、私は私から、自由になれる。
わたしのとなりに、Freiheitはいつでもある。
視力が落ちて、忘れてただけだ。
おまえの敵は、お前。
味方?どこにだっていやしないよ、そんなものは。
でもね、自由になれば、敵もいなくなるんだ。
甘える味方もいなければ、私を拘束する、私という敵もいない。
そしたら、世界は、きっと
美味しい深呼吸をできる場所になる。
生きるのは意外と、簡単だ。
nach Belieben/随意に、意のままに。
風はそこにある。
君が壁に隠れて、失念していただけだ。