【最高の彼女達】私とSARRY | ++ W   a   v   e   r  e   r   s ++

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【Waverer】:揺 れ 、 惑 う 人 び と+【Waver】:震 え る、 た め ら う、 よ ろ け る+【Wave】:波、 感 情 の 高 ま り 、波 紋++【wafin】:初出、12世紀以前、古英語:++『 揺り 動かす 』 『振 り 回 す』





宿題はきちんと自分で解く、
朝、お弁当を作っていく。



食堂で買うより出費が高くつく愛妻弁当を、彼氏に作っていく。
バイトで遅い日は、必ず彼氏が迎えに行って、一緒に寮まで連れ添ってくれる。
お互いに、徒歩30分も離れた寮でも。



寮の規則はきちんと守る。
めったに彼氏を部屋には入れないルールを、たまに破るけど基本的に守ってる。
彼氏に手料理を振るうのは、自室ではなく、1階の共有ミーティングルーム、
彼氏とテスト勉強を頑張るのは、自室ではなく、寮の面会室



おすし屋でバイト、
3日に一度は、彼氏か家族とケンカして、隣の部屋まで聞こえそうな声で泣く。



料理が早い。
30分でパーティーができそうなくらいの分量のご飯を作る。
前日からのしたごしらえも忘れない。


たまに作りすぎたらおすそ分けをくれる。鍋1杯分くらい。
料理と食事が終わったら、すぐに片付ける。
「片付けも食事の一部だから」
彼女の食器を流して見かけることはほとんどない。


お風呂も早い。
10分足らずで済まして、すぐに交代してくれる。




後輩思いで、
先輩も尊敬してる。



お部屋もオシャレで、
アクセサリも、綺麗に収納してる。



故郷には妹がいて、
中国で一番有名な大学に行ったらしい。
お母さんになじられたと言っていた。
それに比べて、あなたは何をやっているの。
あなたは太っているし。


「そんなの関係ないよ」
ミャンマーの子と2人で励ます。
SARRYは、少し微笑う。





そんなSARRYが、朝起きれなくなった。


「先生が、こんなのレポートじゃないって言ったの」


「先生が、皆にいじわるな質問ばかりするの」







日本語能力と、学術的レベル、
両方を同時に集中的に要求される彼女達のプレッシャーと、彼女達自身とのプライドの戦いを思った。





豊かな国への留学は、美しい夢
だけど、夢のような世界でしか過ぎない。

故郷の仲間たちは、現実の世界で、社会に出るためのコネクションをどんどん気づいていく。
夢の世界で取り残されていく哀しみとプライドとの板ばさみ、
「私は留学した。でもそれだけだった。」
韓国の子も、中国の子も、葛藤していた。




楽しい毎日、
夢の中の毎日、
故郷からの電話、故郷からのお母さんのキムチ、故郷からの知らせ、一瞬見え隠れする現実、
どんどん夢の中に侵食してくる現実、
それでも夢を忘れないで。
この輝く日々を、あなたの糧にして。だって頑張ったじゃない。
それしか言えない自分に、気付く。






一番、後悔していることがある。
自分が留学しないことを、声高に語ったときがあった。
留学生の前で言うべき話題じゃなかった。
酔ってたから、では済まされないミスだった。



許さないにしても、
それでも彼女は、私と話してくれる。


距離が開いても、
それでも友達でいてくれる。



彼女たちは、誰が言おうと何をしようと何をしなかろうと、


間違いなく、
最高だ。






それだけは、世界で唯一の、絶対だ。