日本人の金融リテラシーがOECD加盟諸外国との比較で低い、との結果が報告されていた。 これはちょっと意外でした。
一般的に、普通の人の、平均的な知能や知識レベルなどで日本は世界の中でもいい線行っている、と思っていたからです。
結果を見ると中でも、若い人の金融リテラシーが低い、という。 また教員や公務員が高く、収入が多い人は高い傾向にあるらしい。この辺りは、日本社会の階層化とか階級化などと同列に議論される内容かもしれません。
若い人の正解率が50%以下だ、というのを見て、いったいどんな質問なのかな?と思ってみてみました。
以下がその質問。
1)家計管理
「家計の行動に関する次の記述のうち、適切でないものはどれでしょうか。」
との質問で5択から正解を選ぶ。 普段の家計や節約を考えている人だったらたぶん間違えない、というような内容。
2)生活設計
「一般に「人生の3大費用」といえば、何を指すでしょうか。」
との質問で、4択から。
これは、国によって違うのでは?と思わないでもないが、よく考えればほぼ正解にたどり着くかも。
3)金融知識
「金利が上がっていくときに、資金の運用(預金等)、借入れについて適切な対応はどれでしょうか。」
との質問で5択から。
これは固定金利と変動金利の違いを知っていて、投資とローンのそれぞれにおいて最善の選択は何かを問うもの。 これはローンを借りたことがあったり、投資を考えたことがある人なら多分正解できる。
4)金融知識
「10万円の借入れがあり、借入金利は複利で年率20%です。返済をしないと、この金利では、何年で残高は倍になるでしょうか。」
との質問で5択から。
この質問は、計算すればすぐに答えが出るが、「72の法則」さえ知っていれば、計算するまでもない。
5)外部知見
「金融商品の契約についてトラブルが発生した際に利用する相談窓口や制度として、適切でないものはどれでしょうか。」
との質問で4択から。 これも常識の範囲かな、と思うんですが。
結局、自分自身が試して見て、2)の「人生の三大費用」だけはちょっと迷ったけれど、結果的には全問正解で100点(笑) ちょっと胸をなでおろしましたが、逆に言えば、この5問で日本人の平均が50点そこそこ、というのはちょっと意外でした。
クレジットカードを使ったり、ましてや分割払いやリボ払いを利用する人は、この辺の金融リテラシーを見直したほうが良さそうですね。
ますます複雑なサービスや制度が増えてきているこれからの時代、「便利さ」と引き換えにどんな経済活動を自分が行っているか、という自覚が求められているのだと思います。
<参考> 金融リテラシークイズ
(設問別や年代別の回答成績も見られます)
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