わにです。
なんと、携帯ネタまだ続きます。
実は、妻の携帯のアドレス帳、私が登録してます。というか、登録方法を覚える気ゼロのようです。
プライバシーとか、秘密とか関係ありません。
妻は、アドレス登録や変更をしたくなったら、メモを渡してきます。
登録されてない人からのメールは、メールボックスから無くなってしまったらそれっきりです。
小学校からの友達だろうが、関係ありません。
「なんか用あったら、向こうから連絡してくるでしょ」
・・・まあ、その通りですね。
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『知的資産経営の基礎』シリーズの続きです。
まだご覧になってない方は、以下の記事もお読みいただければと思います。
知的資産経営の基礎:はじめに
知的資産経営の基礎:知的資産とは(1)
(2)
知的資産経営の基礎:知的資産経営とは(1)
前回、「知的資産経営」の第一歩は、「知的資産」の”棚卸し”だと述べました。
しかし、実はそれだけでは不十分です。
”棚卸し”で見えてくるのは、あくまでも表面上に見えている事実にもとづく「知的資産」なのです。
「知的資産」は、実のところ、表面上に見えている事実よりも、その源泉、つまり生み出された背景やそれを支える考え方などのほうが重要です。
先の例でいくと、独自の品質チェックの仕組みは「知的資産」ですが、なぜその仕組みが出来上がったのか、そしてそれはどうやって維持されているのかをキチンと把握する必要があります。
その仕組みが、実はある従業員のアイディアで生まれ、その従業員の努力で維持されていたとします。仮に、その従業員を別の業務に異動させてしまうと、とたんにその仕組みが機能しなくなります。
「知的資産」というと、つい仕組みや権利などを思い浮かべがちですが、特定個人が有する知識、アイディア、行動力、さらには存在そのものといったものも、立派な「知的資産」となりえます。
このように、この従業員の有する「知的資産」が、それが表面上に見えていた品質チェックの仕組みという「知的資産」を生み出しているという関係性があり、その関係性をキチンと把握することが重要なのです。
結局のところ、「知的資産」は単独で成立していくものではありません。そしてそれらは密接に繋がっています。この繋がりをキチンと把握しないと、せっかくの「知的資産」を有効に活用するどころか、消失させてしまうことすら起こり得るのです。
この源泉を辿る作業が、「知的資産」の”見える化”です。
「知的資産」をより深く分析し源泉を辿ることで、各「知的資産」の繋がりを見出すこと、そして各々の「知的資産」が生み出される様をストーリーとして組み立てること。こうすることによって、自社の「知的資産」をダイナミックかつリアルに理解することができます。
この”ストーリーとして”、という部分も重要です。
単なる繋がりとしてみるのではなく、”何故”それらが繋がっているのかを把握することで、それらの「因果関係」を理解できるからです。逆にいうと、ストーリーとして見えないのであれば、それらの「知的資産」には繋がりが無いということです。
この「知的資産」の”見える化”が、「知的資産経営」の第二ステップとなります。
そして、「知的資産経営」のなかで最も重要なステップでもあります。
現在経済産業省で「知的資産経営報告書」の作成を推進していますが、これは「知的資産」の”見える化”した成果を報告書という形にまとめたものになります。
つまり、「知的資産経営」の基本設計書のようなものです。
この基本設計書が十分に出来上がっていないとすると、それをもとに「経営」することがいかに危ういものとなるかは想像できると思います。
こう考えると、この第二ステップがいかに重要かをご理解いただけるのではないでしょうか。
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