知的資産経営の基礎:知的資産とは(2) | わに通信

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さて、「知的資産」にはどのようなものがあるのでしょうか。
それを把握するために、いくつかの軸にて分類しつつご紹介します。

「知的資産」は”知的活動”に起因するものですから、その内容について保護されうる(=権利)ものと考えられます。
そこでまず、権利としての確立度合に着目して分類してみます。

■知的財産権:権利として確立されており、取引可能なもの。
例)特許権、実用新案権、著作権、等
■知的財産:権利に準じるのもで、法律で保護されているもの。
例)ブランド、企業秘密、ノウハウ、等
■(狭義の)知的資産:”権利”として分化されていないが”強み”として認識されるもの。
例)人材、組織力、経営理念、人材育成体制、営業ネットワーク、スキル、等

知的財産権や知的財産は、価値判断がしやすく、企業と切り離して取引することも可能です。その反面、価値判断がしやすいことから、対抗手段や模倣といった対策も取られやすいものでもあります。
そういう意味で、これらは、比較的「資産」としての価値が低下しやすい部類に入るかと思われます。

それに対して(狭義の)知的資産は、そもそも、なににどんな価値があるのかを判断するのが難しく、実は価値があるにも関わらず、企業自身がその価値に気がつかないということも起こり得る「資産」です。
ただ、その価値判断の難しいこと、企業と切り離して入手したり模倣等の手段を講じにくいことから、対抗手段が取り難いという面があります。
そのため、比較的その”強み”の価値(=「資産」としての価値)は長持ちしやすいと考えられます。

この、”企業の外部から価値を理解しにくい”という属性は、後で説明する”競争戦略への活用”という観点で重要となってきます。


次に、別の切り口として、”知的活動”の主体、すなわち”何に起因するのか”に着目して分類してみます。

●人的資産:特定の個人に起因する資産。
例)個人の知識、経験、ノウハウ、スキル、対応力、等
●構造資産:組織に起因する資産。人的資産のうち企業内で共有された資産ともいえます。
例)経営理念、企業文化、データベース、ナレッジ、人材育成体制、特許権、等
●関係資産:企業の対外的な関係に起因する資産。
例)顧客関係、取引関係、対外交渉力、資金調達力、等

人的資産は、その特定個人がいなくなると、その企業から失われてしまいます。そのため最も損失リスクが高いものといえます。
関係資産は、自社以外の利害関係者との関係があることから、なにかのきっかけで消失してしまうリスクがあります。そういう意味で中程度の損失リスクと考えられます。
その点、構造資産は企業内に定着したものであり、適切に維持できれば損失リスクは低いと思われます。

こうした観点は、「知的資産」をどのように維持すべきかを考えるための判断基準にもなります。


大雑把ではありますが、「知的資産」にどのようなものがあり、どんな特徴があるか、ご理解いただけたでしょうか。

さて、この「知的資産」ですが、実はこれらは各々の単体だけで価値が測れるものではありません。
というのは、それらを組み合わせ、適切に機能させることで、はじめて期待される価値を生み出すことができるからなのです。

例えば、素晴らしい経営理念があったとしても、それを体現した企業文化や組織が無ければ価値はありません。
また、とても価値の高い特許権があっても、それを活かして商品化できるような人材やスキルがなければ、宝の持ち腐れとなります。
さらには、必要な「有形資産」と結びつかないと、実際の利益を得ることはできません。

このように、保有する「知的資産」を有効に活用し利益の源泉としていくことが重要となってきます。
これを行うことが、「知的資産経営」です。


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