練習では裏面打法は使えるようになったけど、試合になると使うことができない
(私を含め)そんな方は、大勢いると思います。
なぜでしょうか?
最大の要因は、
裏面打法を途中から習得した
からだと思います。
特に私のような40歳前後の卓球経験者であれば、学生時代には裏面打法など考えたこともありませんでした。
20~30年前のペンホルダーといえば、ヒノキ単板のラケットに片面だけラバーを貼り、オールフォアに近いプレーで、バックはプッシュショートが王道でした。
(韓国のキムテクス選手が、理想的なプレーヤーでした。)
このように、途中から裏面打法を習得した場合には、練習である程度使えるようになっても、実戦ではミスが怖くて使えないのです。
なぜ、ミスが怖いのかというと、
フォアハンドのように打球した瞬間にどんなボールが飛んでいくのかイメージできない
ということが挙げられると思います。
フォアハンドであれば、打った瞬間に「これは入る」「ミスだ」と感じることが出来るのですが、裏面打法の場合は、ボールの行方を確認しないと判断できないのです。
そうなると、次の動作が遅れてしまうので、返球されると慌ててしまいミスが増えてしまうのです。
要するに、裏面打法の練習時間が絶対的に不足しているのです。
身もふたもない言い方ですが、そうなのです。
私は、卓球歴は30年以上で、社会人になって途中から裏面打法をプレーに取り入れて約15年になります。
それでも、フォアハンドと裏面バックハンドの自信の度合いを、敢えて数値にすると、
フォアハンドドライブ:100
裏面バックハンドドライブ:30
裏面チキータレシーブ:70
くらいだと思います。
裏面チキータレシーブは、ゆるいボールでも相手が嫌がるので、実戦でもとことん使っていたためか、ツッツキレシーブより自身があります
こればかりは、実戦でどんどん使って、自信を深めていくしかないですね。
(ミスをしても怖くない練習でいくら上達しても、実戦で使いこんでいかないと、本当の意味では習得したと言えないというのが私の持論です。)