カツミ9700のレストア その56:補重 | 鉄道省半田鉄道局

鉄道省半田鉄道局

1/80鉄道模型(Jゲージ)工作記事を中心に、鉄道と身の回りの出来事を書いてゆきます。
​(平成26年11月8日Yahooで開設、令和元年6月22日こちらに移転しました)

ようやく、遅れていた梅雨に入りました。この週末は東京出張で、名古屋も東京もあいにくの雨。こっちは仕事メインなのでよいが、修学旅行の生徒さんにこの雨は気の毒でした。今は修学旅行もリュックではなくキャリーケースを転がしていくんですね、時代を感じます。自分は、父親の形見のクロス製キャリーケースをカラカラ引きずっています。

9700形は補重に取り掛かります。試運転するとテンダー前台車が浮き気味で脱線しやすい。ドローバーに接触用のスプリングが付いているため、これがテンダを押し上げてしまっていました。そこでテンダ天板裏の前端に、板状のウェイトを貼ります。□4パイプで枠を作って鉛を流し込みました。でもこんなオープンの方に、平らに流し込むのは難しいものです。余肉をせっせと削ってダイエットしました。

右がダイエット後の板ウェイト。ボイラーのウェイトは真ん中がオリジナルで52g。これでは足りないので、ジャンクにあった棒状ウェイトの径がおあつらえ向きなので、この後端を切り詰め、ギヤボックス部をえぐり、M2ナットを埋め込みました。このウェイトは102gありほぼ倍増。しかしボイラ前側にまだ空隙があります。

そこで、アルミパイプの中に突っ込み、10㎜ほど鉛を流し込んで延長しました。既存部分とは溶着しなので、周囲を半田付けして固定しました。さらに重量を増すことが出来ました。昔のTMS記事には「隙間は親の仇と思って鉛を流し込め」という記述がありますが、修理を考えるとそこまでできません。でももう少し空隙を見つけて補充し、D型機らしく強力機に仕立てたいと思います。

出張後は例によって国立公文書館へ出かけ、今回は弘前電気鉄道、博多湾鉄道汽船(未完)、小田急電鉄(一部)の貨車を調査しました。その成果は追って報告します。閉館後、東西線→千代田線と乗り継いで北千住へ向かい「フジモデル」へ向かいました。目的の反対勝手のブレーキシュウは売っていませんでした。しかしマダマダ魅力的な素材がありました。B6、ワフ21000、8620形Sキャブのエッチング板、蒸気用パーツを入手しました。閉店間際の来店でしたが、昨年10月の関東合運後に大挙来店したことも覚えていてくださいました。大変親切にしてくださり、良いお店です。

土曜日は朝から国立公文書館へ。乗換えの新橋駅でのC11。56人もの立候補ということで、話題が付きませんね。候補者看板を見てくればよかった。

ところで、皆さん、我々が主権者です。皆さん一人ひとりが首長、首相として考える立場なのです。棄権せずに必ず投票に行きましょう。低投票率=主権の放棄です。今のように「今だけ、金だけ、自分だけ」の腐った政治家の跳梁跋扈は国民の選択の結果です。

イメージ 4  イメージ 5  イメージ 6