カツミ9700のレストア その46:ブレースの取付、フロントデッキのデティール | 鉄道省半田鉄道局

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​(平成26年11月8日Yahooで開設、令和元年6月22日こちらに移転しました)

いよいよゴールデンウィークも最終日。9700形も終盤になってきました。

フロントデッキの取付改良が決まったので、ブレースを取り付けます。ブレースは製品転用ですが、ボイラ取付部はフラットバーを大きいボルトで止めてあります。そこでt0.3に1.5㎜ピッチでリベットを3個打ち出し、これをポンチマークとして真ん中をΦ0.8穴、上下をΦ0.4を開け、ブレース受けとしました。上下の大きな六角ボルト頭は、アドラーズネストのボルトを差し込みました。

フロントトデッキは台枠前の張り出し部分に、下からM2超低頭ネジで止めます。端バリ後部に左右にリブを立ててあり、張り出し部分の先を差し込んで、回り止めにしてあります。

2種類のデッキとも、左右にジャッキを取り付けます。珊瑚のロストで1個160円。ややオーバースケールですが、殺風景な非空制機関車には賑やかしになります。取付位置はブレースの内側または外側の2種類あるようですが、外側としました。

「皿回し」状のヘッドライトステップは、製品のジャッキみたいな棒をドリルレースで細くしようとしたら変身してしまったので、Φ3棒から旋盤で引き出すことにしました。高さは4.5㎜、根元の径はΦ1程度で、見た目でしあげます。旋盤で仕上げ切らないので、根元の太い部分で切り落としてドリルレースにかけてダイヤモンドヤスリで仕上げました。

旋盤で挽いたものは自連用デッキに取り付けました。頂部は□に削っています。カウキャッチャー用は製品の突起をドリルレースで細くしたものですが、旋盤の方が出来栄えは上です。さあ、真空ブレーキホースをどうするか。

C10の登場時や、大正末期の空制改造済み古典機関車形式写真を見ると、明治から大正中期までの向かって左に立ち上がった真空ホースと異なり、前梁の左右に太い真空ホースが2本取り付けられています。考えると、自連改造に関係あるのではと考えています。自連用デッキにはこのタイプにします。参考例はないか考え「あ、靖国のC56があるじゃん」 そうそう、こんなイメージでしょう。配管やホースの太さとか、測って来ればよかったなあ。まあ、イメージで作ってもよいでしょうね。やはり保存機関車は貴重な資料ですね。また靖国参拝するか。

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