カツミ9700のレストア その28:真空ブレーキ その2 | 鉄道省半田鉄道局

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1/80鉄道模型(Jゲージ)工作記事を中心に、鉄道と身の回りの出来事を書いてゆきます。
​(平成26年11月8日Yahooで開設、令和元年6月22日こちらに移転しました)

日曜日に予定されていた貨車研究会議ですが、メンバーの事情で急遽延期になってしまいました。しかし、脳みそが研究脳にシフトチェンジしているので、キリの付くところまでレポートをまとめました。西部(神戸~浜松)所属の有蓋車で、CP形という軸距7ftの小型有蓋車がありますが、明治7~13年製造にもかかわらず、明治26年トレビシック形式図では279~325,351~380,401~414と番号が大きいのは,改番されたと推測されます。その改番基準は、大きさ順でも古さの順でもなく、何なのか、さっぱり想像がつかないのです。

真空ブレーキシリンダーの保持は1.5板です。シリンダーの頭を旋盤でΦ4(実測Φ3.98程度)に削り,スパットドリルで開けた穴に差し込んで半田固定しました。

台枠後部に固定。ブレーキテコはレール面ギリギリになりそう。灰箱とも干渉しそうです。

鉄道史料44号掲載の「古典機関車の基礎ブレーキ略図」から9700形のブレーキ機構図です。これを見るとテコの支点は中央で切れて、左右独立しています。

今ではこの記事の原典の「鉄道大臣官房研究所:業務研究資料 5(7)」を、国立国会図書館デジタルコレクションで見ることができます。この写真(スキャン)では字が潰れていますが、原典ダウンロードは鮮明なので、これをお勧めします。残念なのは1917年の記事なので,鉄道創業時の1Bタンク機関車が不掲載なことですかね。

ということで、また工作モードにシフトチェンジします。

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