C10,C11の製作 その105:フロントデッキ その8 C10デッキの構造 | 鉄道省半田鉄道局

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1/80鉄道模型(Jゲージ)工作記事を中心に、鉄道と身の回りの出来事を書いてゆきます。
​(平成26年11月8日Yahooで開設、令和元年6月22日こちらに移転しました)

日曜日の朝は涼しく、秋の気配が忍び寄ってきました。模型工作には良い季節になってきます。

さて、昨晩のC10の製造所とデッキステップ配置の関係ですが、その後手持ち書籍でC102,C103,C1011,C1012など続々とVの字配置を示す写真が見つかり、川車製がV字配置であることは、まず間違いないようです。

手持ちのふだるまやの№プレート、何と、C106とC1015の川車製しかありません。1両は汽車製なので、ナンバープレートが無い。切り落とし済みの改良製品では、C1017、C1023とか汽車製も入っていますが、絶版品ですね。トビーオリジナルに付いていたC1019は長年の仕掛中に紛失して残っていません。さあ、困った。F式は歩留まりが悪く、大変なのです。

担いばねについて、国立国会図書館デジタルライブラリで機関車便覧を検索し、C10の先台車は種別丙9とわかりました。ばねの板厚t13で幅100㎜、枚数は9枚です。中心からばね釣までの距離は535㎜が標準の様です。スパンはこの2倍になります。帯板を重ねて自作を考えています。

図面を一生懸命読んで、デッキ各部の寸法を出しました。ステップは川車製Vの字、汽車製上下、と決めてしまっています。

デッキ下板は、厚いランボードに合わせてt1です。C11では網目板を組立ての礎にして、傾斜部と前水平部は別部材としましたが、C10は網目板が左右分離なので不向き。それとC10の縁取り(実物は76㎜アングル)の下面角が、実物ではピン角ではなくRになっているので、これ幸い、t1板を曲げて傾斜部と前水平部を一体とし礎にしました。曲げ部分はPカッターで筋彫り後、中央部にスリットを設けて、曲げやすくしました。実はこの前に1個、スリットを入れ忘れ曲げてしまい、ダルな曲げになったので、没にしています。

写真手前はテスト曲げで、角のRが頃合い良くなるか確認したものです。

歩み板上面から台枠前部の飛び出しは図面上45㎜なので、t0.6板から台枠形状に切り出しました。先端はナイフエッジに削りました。左右の角穴は、ブレースが入る穴です。

ボイラー側のブレースのブラケットは鋳物製でごついものです。これも自作しないといけません。まだまだ面倒です。

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