26日は仕事も一段落つき、振替休日を含めて27日から3連休です。まあ、定年後の継続雇用で自分の得意な仕事をマイペースでいるので、差支えも無いのですが。
トビーC11-2次形も、3次形同様、点検蓋をくり抜き、貼り付けました。3次形で工作して慣れてしまったようです。位置も3次形ではわずかに高かったのですが、2次形ではスケール通りの位置に設定できました。凝ったように見えますが、実はランボードの前端位置がやや寸足らずになっているのです。煙突~ボイラ前端の距離も、トビーは8㎜、中村精密は9.5㎜で差異があるのを修正し忘れてしまったのです。構造上、中村精密を縮めることができないので、そのままとします。
さて、次はC10ですが、トビーのオリジナルはこんな感じです。
宮古うみねこ線時代のC108です。接近して撮影出来たのはありがたいです。これの構造がどうなっているか、調べたいものです。アレレ?ステップがVの字配置だぞ???C108は戦前からVの字配置だったようです。国鉄設計図集ではハの字、川車C1019落成写真はㇵの字。汽車C101落成写真はVの字。C104、C1014、C1015(以上汽車製)はVの字、C1017、C1023、C1019(落成後)(以上川車製)は外寄りで鉛直、とバラバラでした。こりゃ番号決めないと、ステップ決まらないわ。上記から考えると、汽車製はVの字で落成から最後までそのまま。川車製はㇵの字で落成したものの、上段が内側ではランボードに上がりにくい(重見式給水加熱器への排気管があるから?)ので、下段と同じ外寄りに付け替えた、ということがあったのかも。じゃあ、C11は何でㇵの字配置で良いんだ、という説明がつかないのですが・・・。
構造も勉強します。これは鉄道史料116号に掲載されたC10設計図です。台枠の前端に照号3という明らかに鋳物構造の部材が取り付けられています。これはC11も同様の様です。台枠にリーマーボルトで強固に取り付けられていると推測します。部品欄が掲載されていないので、品名もわかりません。字が潰れててもいいから、載せて欲しかった。
さて、その照号3(前台枠?)ですが、デッキ上部に少し飛び出しています。これはレール面から1520÷2+390=1150㎜。一方デッキ上面(網目板含まず)は1105㎜なので、差45㎜です。模型では0.5と見ればよいかな。
ボイラ下部に接続する照号9ブレースは、照号3の角穴内にピンで結ばれています。台枠板厚中心幅が800㎜なのでブレース中心間隔は800㎜です。おお、ここでも1/80スケールのメリットが。上部の突起は担いばねの受けですな。照号3と一体に鋳造されているのでしょうか。
これはランボード図面です。写真でもわかりますが、中央部には段付きのカバー照号1があるようです。担いばね突起を避ける切欠きの寸法が記載してあり、110、355、110なので、隙間分を加えると突起部の幅は100で、内間隔は365㎜かなと推測します。点検蓋は幅475×950㎜となっています。ランボード外縁から115㎜ですが、模型では幅広なので、車体中心から寸法を出した方が良さそうです。
ばね機構の先輪部分。動輪部分では台枠板厚中心にイコライザが来ていますが先端で内側に寄って、デッキ部では担いばねは中心から230㎜。これは模型的には3㎜だな。担いばねはスパン14㎜弱で、鉄道模型社エッチング板に付いていたドロップパーツが使えるのですが、内外両方からばねが見えるため、考えどころです。
以上の情報を基に、模型化を考えましょう。