半田SL保存会の当番日 | 鉄道省半田鉄道局

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1/80鉄道模型(Jゲージ)工作記事を中心に、鉄道と身の回りの出来事を書いてゆきます。
​(平成26年11月8日Yahooで開設、令和元年6月22日こちらに移転しました)

9月15日は、所属する半田市C11保存会の当番日で、JR半田駅前のSL資料館に9:30~16:00過ぎまで詰めていました。

今日は、会長SG氏が1960年代末期に撮られたSL写真を山のように見せていただきました。その中に武豊線のC11の写真が出てきました。

その中でビックリしたのがC11272のキャブの写真。ナンバープレートが本来のサイドタンクではなく、キャブにあります。日車製C11の最初の2輌、C1122,C1123が間違ってキャブにナンバーを貼って出場したのは有名な話ですが、こんな戦時型の番号でもこんな機関車があったのですね。

今日は3連休のためか来観客も少なく、正午から2時まで細部写真と寸法測定を行いました。会員なので機関車に上れますが転落しないように細心の注意を払いました。

リヤタンクは上部に拡大されています。段差から1020㎜の高さになっていました。

C11265の模型のネタです。左が当局手持ちの中村精密C11。右が今日、SG会長から提供された同じ中村精密のC11です。あれ?箱が偉く違う。何が違うんだろう。

手前がSG会長提供、奥が手持ち品。提供品はコンプレッサ配管が這い、キャブ天窓も実車にやや近いです。手持ち品はイイカゲン。

煙突も提供品が長く、手持ち品は短い、砂撒き管元栓の有無など、提供品の方が改良製品であることがわかりました。

提供品はデフ点検窓付き、先輪もスポーク車輪で、C11265に近いので、提供品を改造することにします。しかし、それにしてもあっさりしすぎです。実車をつぶさに観察すると、サイドタンク~キャブの下部は左右とも大変複雑。うーん、大変そう。

SG会長から提供されたもう一両。DE10ですが、これはもう、衣浦臨海鉄道のKE65にせよ、ということですな。C11265は当局としても特異な存在になるので、いっそ13㎜にしてみようかと思ったのですが、これも、となると13㎜化は厳しいかな。半田SL資料館に遠い将来、武豊線再現レイアウトを作ったときに13㎜では市販線路が無い分、労力が半端ないだろうから、やはり、16.5㎜かな。

なお、半田市C11保存会では、随時新会員を募集しています。最近、若い方の入会が増えました。第一、第三日曜日が開館日ですので、是非一度ご来館ください。会費は取っていませんが、年2回の当番日+年1回の清掃日参加が条件です。実物の機関車に接すると模型に役立ち、貴重な資料も閲覧できますので、お勧めです。

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