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僕は君を守ります。第二話③

二人は、顔を見合わせてから、「マリの分も私たちが頑張ります。」「よし、明日から3日間だけだが前お世話になったCDショップに行って来い。」社長は社長室を後にした。
「マリの分も頑張らないとね。」ナナが寂しげに呟いた。ナナはマリに謝らなければならない事があった。私を助けてくれた時にマリの大切にしていたネックレスが壊れたからだ。「マリのネックレスどうしよう。」ため息をつきながらミミに言った。「マリが大切にしてたネックレスだしね。」「マリ悲しむだろうね。マリの意識が戻ったら謝りに行くよ。」「私も一緒に行くよ、一緒に謝ろう。」「ありがと」二人はどうしてもマリのことが頭から離れなかった。
CDの販売も終わって、1週間が過ぎた。私たちは毎日マリの入院している病院に通っていた。いつもより早く事務所に向かったナナの携帯電話が鳴った。「ナナ、マリの意識が戻ったみたいだよ。」ナナは直ぐに病院に向かった。だけど、マリと会うのが少し怖かった。病院に付くと社長とミミが居た。「ナナおはよう。今マリのお母さんとマリが大切な話をするからしばらく入らないで欲しいんだって。」どんな話をするのだろうと思ったが、マリにネックレスのことをどのように話せばいいか分からなくてずっと考えていた。
「お母さん、ユウ君のことちゃんと話して。」お母さんは語り出した。『マリが大切にしてるネックレスはね、ユウ君の腕の骨で作ったダイヤモンドを使ってるの、マリが東京に行く前から寿命がもう1年切って居たから無理を言って、作って貰ったみたいなんだ。マリが事故った日にユウ君は息を引き取ったの。』と麻里にユウ君が亡くなったことを言った。「私実はユウ君に会ったの、私死んでしまったのかなと思った時に、ユウ君がお前は死ぬのはまだ早いって言って、俺はいつもお前の側に居るよって言ってくれたおかげで私は生きてるのだと思う。」お母さんは頷いて聞いていた。「ユウ君から貰ったネックレスがユウ君の一部だったのね、私元気になったら沖縄に帰ってユウ君にありがとうって言いたい。」「そうね、事務所の方達が待ってるから通すね。」

僕は君を守ります。第2話②

ここは何処だろう、万里は見たこともない場所に居ました。じっと自分の身に起こった出来事を考えて、自分は死んだのかなと思いました。どうしたらいいか分からず途方に暮れていると、遠くから私の名前を呼ぶ聞き慣れた声が聞こえたのです。私は声がする方に向かいました。するとそこには、ユウ君が居たのです。「ユウ君なんでこんなとこに居るの?」と、マリはユウ君に聞きました。「マリお前はこんなとこに来るんじゃない、まだ早いよ戻るんだ。」と、マリにきつく言いました。「私、死んでしまったの、ユウ君こそなんでここに居るの?死んじゃったの?寂しかったよ。」マリは泣きながらユウ君に言いました。「俺はもう死んでしまったが、お前はまだ死んでいないから今ならまだ間に合う、早く戻るんだ。」泣いているマリを厳しく押し返しました。「私、ユウ君とずっと一緒に居れるなら死んでもいい。」マリはユウ君から離れようとしない。「俺はいつもお前の側にいるんだぞ?俺があげたネックレスのダイヤモンド、俺の骨で出来ているんだ。だから、お前は戻れ、俺との約束を忘れるなよ。」と言い残してユウ君は消えていった。万里はしばらくの間ずっとその場に立っていたが、戻ることにした。まだ生きたい、まだユウ君との約束を果たせてないから私は…。
ナナとミミはずっと手術が終わるのを待っていた。1分がまるで1時間のように長い時間が過ぎていった。ナナはずっと泣いている、ミミはしゃがみ込んだまま動こうとしない、気が付くと朝日が上っていた。もう10時間は経っただろうか、ご家族も沖縄から到着したがまだ手術は終わらない。それからしばらくしたら、手術が終わり医師が出てきた。「マリは生きてるよね?」泣きながらナナが医師に問いかけた。「まだ危ない状態なのでなんとも言えませんが一命は取り留めました。」その言葉を聞いたとたん、ミミの目からも涙が流れた。 病室にはまだ入れないが無事手術が終わってほっとしているナナとミミに社長室に来るようにと電話があっり、二人は事務所に向かった。 社長室に入ると、段ボール箱が積まれているのが見えた。「万里の様子はどうだ?」「病室にはまだ入れないので直接マリの様子は見てません。手術は上手く行ったので…。」「そうか、麻里がこんな状態の中悪いんだが、第2段のCDが完成した。前みたいにノルマとかはないんだが、CDショップに行って直接売って来てくれ。」

僕は君を守ります。第二話①

次の日、私はいつもより早くに起きて部屋の掃除をしていた。今日はミミとナナが家に来るから綺麗にしとくためだった。少し今日ナナとミミが家に来たのは、私たちのグループの名前を考えるためだった。前もって各自が一つ名前を考えて来ることになっていたので、私は、みんなの名前の頭文字を取ってマ☆ナ☆ミにしようと考えていた。ちょっと遅めの朝食を食べていたら、インターフォンが鳴った。出てみると、ミミとナナが居た。オハヨーと挨拶して、家の中に入った。「みんなグループ名考えた?」ナナが切り出した。みんな考えて来てるみたいで、順番ら言うね。」ナナは順番を言った後いきなり本題に入った。「私が考えたのは、しっかり者のマリを中心としたグループで三人組だから、トリプルとマリとガールズを合体させて、マ☆トリーズって名前を考えました。」次ミミお願いとナナは言った。「私が考えたのは、それぞれが自分の夢に向かって進む出発点で掛け替えのない仲間達であるから、ドリーム・ロード・フレンドと考えたの。」いよいよ締めにマリお願いと言った。「私は夢を叶えたい、約束を守りたい、そんな思いと忘れたくない思いと言うことで。プロミスと考えました。」私は、直前までみんなの頭文字を取ってマ☆ナ☆ミにしようと考えていたが、ユウ君のことを考えた瞬間約束と思ったので、プロミスと言ったのだった。「どれが良いかな?」ナナが言った。私は何でも良かった。なぜか頭からユウ君のことがずっと離れなかった。結局事務所に言ってマネージャーに相談することにした。エレベーターで下に降りて直ぐ近くの事務所に向かおうとした。『キキー』車の急ブレーキの音がした。「ナナ危ない!」『ズッゴン』ナナをかばったマリが車とぶつかって、倒れた。
『ピーポーピーポー』マリは救急車に乗せられて病院に着き、緊急手術が始まった。ナナとミミが無事を祈って待っているとこに、事務所の社長もやって来た。ナナは社長に状況を説明した。全員がマリの無事を祈っていた。