12月の思い出
こんにちは! 皆さん。12月になると、コートの冷たい空気とお酒や香水の匂いが、飲食店の入り口から一気に流れ込んできますよね。この独特の香りを感じると、「今年もいよいよラストスパートだな」と思います。昔の12月は、本当に「戦場」でした。紙の予約台帳は真っ黒、電話は鳴りっぱなし、17時スタートの忘年会と2回転目のお客様でフロアはパンパン。10連勤や終電逃しも当たり前で、「これを乗り切って一人前」と自分に言い聞かせながら、アドレナリンだけで走っていた記憶があります。業界には「12月で1年分の利益を作る」「12月を落としたら1年が苦しい」という合言葉もありました。ボーナス後で財布の紐がゆるみ、大人数の忘年会が集中するからこそ成り立ったモデルです。でも今振り返ると、たった1ヶ月に命運を賭ける、かなりリスキーなやり方でもあったと思います。ここ数年で、その前提は大きく変わりました。リモートワークの普及で会社全員が集まる機会は減り、強制的な飲み会は敬遠され、気の合う少人数で静かに集まるスタイルが増えました。12月に予約が一点集中するのではなく、11月〜1月に分散していくお店も多いです。それでも、12月だけの空気はたしかに残っています。「今年もお疲れさまでした」「来年もよろしくお願いします」と自然に言い合える時間です。いつもより少し良いワインを開けて、1年の物語を一緒に振り返るような時間です。売上だけでは測れない、静かな特別さだと感じます。もし今、「前ほど12月が盛り上がらなくて不安だ」と感じている方がいたら、「12月で結果を出し切る」から「12月で1年を丁寧に締めくくる」へ、そっと発想をずらしてみてもいいかもしれません。そのほうが、お客様にとってもスタッフにとっても、少しやさしい年末になると感じています。今日の気づきの“裏側”は、Noteのほうで書いてみました。よかったらのぞいてみてください👇#956 12月の思い出 |菅野 大輔 (ワインテイスター/食クリエーター:かんの だいすけ)こんにちは! 皆さん。 12月に入ると、飲食店の入り口が開くたびに、外の冷気と一緒に独特の匂いが入ってくるのを感じませんか? あれは、コートについた冬の匂いと、少し高揚した街の空気、それにお酒と香水の匂いが混ざった、この時期だけの特別な香りだと僕は思っています。 今日は「12月の思い出」というテーマで、飲食店にとっての12月の“特別感”について書いてみた…note.com