こんにちは。
薬を売らない薬剤師、国際中医師の藤巻祥乃(よしの)です。
気温が少しずつ上がり
春らしくなってきましたね。
このように陽気が高まってくると
「やたらお腹が空いて過食になる」
「目が渇いてショボショボする」
「お腹にガスが溜まりやすい」
「便秘がちになる」という声が
まわりからよく聞こえてきます。
花粉もたくさん飛ぶようになり
目が渇くだけでなく、
充血するという方も増えます。
特に気にならないという方は
そのままでいいのですが、
もしこんな症状を感じて
何だか不快という方は、
今の外側からの影響を知っていると
暖かい春を楽しく過ごすことができます♪
春はポカポカした陽気を感じるように
自然界の陽気が高まってきます。
外側の陽気とは、読んで字のごとく
暖かい陽の氣のことです。
私たち人も自然界の一部なので、
外の陽気とともに、体内の陽気も高まり
心身の働きも活発になります。
また暖かいものは、上に昇るという
自然界の法則があるので、
しっかりと呼吸をして体内の気を
下に降ろして循環させないと
外側の陽気に持ち上げられて
上半身に停滞しやすくなります。
そうすると、先程、書いたような
過食、目や口の渇き、
目の充血、頭痛、のぼせ、
ガスが溜まりやすい、便秘などの
症状が春は起こりやすくなります。
春に陽気がよくなってくると
外側からこのような影響を
受ける事を知って生活すれば、
不快な症状にならずに
健やかに暮らすことができます。
その2つの大切なポイントは、
「春は時間に余裕を持って
ゆったりと過ごす」と
「意識的に巡りをよくする」です。
体内の気は、しっかりと呼吸をしたり
気持ちが伸び伸びしていると
気のめぐりが良くなります。
しかし、普段の生活で
やらなくてはいけないこと
ばかりになって気忙しいと
呼吸が浅くなったり
無意識で体に力が入って
体内の気のめぐりが悪くなります。
気は陽のものなので、
めぐりが悪くなると
上半身や頭で停滞し
イライラしたり、不安になったりして
かえって集中できなくなります。
春は、外側の陽気の影響で
この状態がいつも以上に
起こりやすくなって
先程書いた他の不調も
出やすくなります。
そのため、遠回りと
感じるかもしれませんが
少し忙しさから離れて
自分の好きなことを気持ち良く
伸び伸びやる時間をつくると
心と身体が調って「気」も満ちるので
気づいたら効率よく進められたと
なるかもしれません。
以前の私もスケジュールが
立て込んでいる時に
事務処理をして、夕飯を作って・・・など
やるべきことばかりを考えていると
心も身体もキュッとなり、
肩こりや背中のコリを感じたり
ひどいと頭痛まで発展したこともありました。
今は、そんな時は呼吸を大切にする
ヨガをして伸び伸びと身体を動かしたり
読みたかった本を読んだりすると
心がふわっと柔らかくなったり
読んだ本にたまたまヒントが
書かれていたりして
その後の作業が嘘のように
進むことを体感しています。
こう考えると、自分の心や身体を
グッと緊張させているのは誰でもない
自分だったと気づきますね(笑)
やっぱり心身一如ですね！
また食べ物でも気の流れを
良くする事ができます。
柑橘類、酢の物などの酸味のものや
セロリ、パクチー、春菊などの香り野菜、
春に旬のアサリなどもおすすめです♪
暖かくなって何だかイライラする、
目が渇いたり充血する、
やたらお腹が空いて過食になる
お腹にガスが溜まるなどの
何だか不快な症状が出ていたら、
ぜひ、こんなことを思いだして
生活に取り入れてみてください。
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