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難易度2
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今回は「MIDIキーボードの選び方」について書いてみます。
MIDIキーボードとは、パソコンに接続して、
DTMに、MIDIデータを入力するための機材です。
いわゆる「打ち込み」に使う機材ですね。
最近では、マウスだけで打ち込んでいる人も多いですが、
MIDIキーボードは鍵盤が付いているので
マウスよりも速く打ち込めむことができます。
もちろん、鍵盤を演奏できれば一番良いのですが、
演奏できなくても大丈夫です。
DTMには、大きく分けて2つの打ち込み方法があります。
1つは、鍵盤を演奏しながら録音する「リアルタイムレコーディング」
もう1つは、マウスや鍵盤で入力していく「ステップレコーディング」です。
演奏が苦手な人は、MIDIキーボードを使って
「ステップレコーディング」をすると良いでしょう。
特に、和音(コード)を打ち込む時には、
マウスよりも、鍵盤を使ったほうが
かなり速く入力できます。
あるいは、少しだけ演奏できるならば
DTMのテンポを落として
「リアルタイムレコーディング」で打ち込んでも良いですね。
あとから、間違えたところだけ直すこともできます。
■MIDIキーボードの種類
MIDIキーボードは、パソコンに接続して使いますが、
接続方法には、USB、MIDIケーブル、ワイヤレスなどの方法があります。
主流は、USBで接続するタイプです。
そして、音源内蔵タイプと
内蔵していないタイプがあります。
音源内蔵タイプは、パソコンにつながなくても
MIDIキーボードだけで音を鳴らすことができるので、
すぐに弾きたい時に便利です。
音源(シンセ)として使うこともできます。
内蔵していないタイプは、パソコンにつないで
パソコン内のソフトシンセで音を鳴らすことになります。
MIDIキーボードと言えば、多くの場合はこちらのタイプです。
音源内蔵タイプは高価なので
特にこだわりがない限りは、
「音源を内蔵していないタイプ」を選ぶことになるでしょう。
■鍵盤の数
MIDIキーボードには、
ミニ鍵盤と呼ばれる、鍵盤1つずつのサイズが小さなタイプと、
標準サイズの鍵盤タイプがあります。
音の確認程度ならば、ミニ鍵盤で良いのですが、
やや弾きづらいです。
通常は、標準サイズを選んだほうが良いでしょう。
標準サイズは、32~88鍵があります。
主に、置き場所の都合で選ぶことになると思いますが、
32鍵だと、両手で演奏するには、
やや狭いです。
両手で弾くならば、少なくとも49鍵、
できれば61鍵か76鍵が望ましいですね。
ピアノに慣れている人は
88鍵をオススメします。
88鍵は、鍵盤の数が多いということもありますが、
ピアノタッチという「ピアノの鍵盤を弾いているような感触」に近い構造のタイプが多いです。
通常のMIDIキーボードは、鍵盤の裏にバネが付いていて、
鍵盤を押すと、バネの力で元に戻ります。
ですが、ピアノタッチは、
ピアノと同じく「重り」によって元に戻るため
ピアノの感触に近いです。
■コントローラー
MIDIキーボードというと、鍵盤がメインですが、
その他のコントローラーが付いている製品もあります。
DTMに打ち込む時には、「ピッチベンド」と「モジュレーション」をよく使うので、
少なくとも、「ピッチベンド」と「モジュレーション」のコントローラーは
付属しているものを選びたいですね。
通常は、鍵盤の左側に、
スティックやホイールの形で付いています。
その他にも、ツマミ(ネジのように回すコントローラー)、
フェーダー(上下や左右にスライドさせるコントローラー)、
パッド(ドラム入力しやすい、叩くためのパッド)、
再生、停止などのボタン、
が付いているMIDIキーボードもあります。
ツマミやフェーダーは、
自分の好きなように設定もできます。
たとえば、1つ目のツマミには「カットオフ周波数」、
2つ目のツマミには「レゾナンス」という命令を割り当てておけば、
リアルタイムで、「ウニョウニョ」と音が変化していくような
サウンドを演奏することもできます。
以上のような特徴を考えて
MIDIキーボードを選んでみてください。
シンプルなMIDIキーボードでも十分ですが、
いろんなコントローラーが付いていれば
DTMへ打ち込む時に便利ですからね。
ちなみに、もしすでに
電子ピアノやポータブルキーボードなどを持っていれば
それをMIDIキーボードとして使える可能性もあります。
本体にUSB端子があれば、使える可能性が高いので
説明書で確認してみてください。
なお、MIDIキーボードには
簡易的なDTMソフトが
おまけで付属しているものも有ります。
DTMソフトを持っていなければ、
まずは付属のソフトを使っても良いでしょう。
それでは、また次回
お会いしましょう(^◇^)ノ
■情報提供:
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