こんにちは!
私たちがキレたり 凹んだり モヤモヤするのは 実は その時の 子どもの言動やら 周囲の状況やらが原因ではありません。
子どもの言動や 周囲の状況など 私たちが 「モヤモヤの原因」だと思い込んでいる出来事が たまたま 私たちの中にひそんでいる 起爆スイッチを押してしまっただけです。
そして そこに爆弾をしかけたのは 外ならぬ 私たち自身です。
でも自分を責める必要は全くないです。 私たちがそこに爆弾を仕掛けたのには ちゃんとした訳があり、それがなくては 生き延びられなかったからです。
と先日の記事で 書きましたが
今日は それについて もうちょっと詳しく説明しますね。 ちょっと長めです。
私がボランティアで日本語字幕を付けた(プロじゃないので そのあたりよろしく)「トラウマの英知」というドキュメンタリー映画を見てもらえるとよく分かると思いますが
(現在 ホームーページから US$7.99 又は 自分が出せるだけの価格でダウンロード可能です)
虐待やネグレクト 毒親などの 大きなトラウマが その後の人生を左右することは知られていますが、 トラウマとは 実は こういった辛い経験のことだけではなくて、どんな経験であれ 自分が痛みを感じた時に その痛みを分かち合う人がいなくて 一人で辛さや痛みに耐えなければならない時 それがトラウマとなり 私たちの人生に大きな影響を与えます。
だから ほとんどの人にトラウマは あるんです。
それが直接 生きにくさや ひいては 癌や慢性疾患などの身体的病気やメンタルヘルス問題 学習障害などの原因になっています。
そして トラウマは世代を超えて受け継がれていきます。
私たちは 小さいころの体験を元に いろいろな価値観や 自分はどういう人間で 自分を取り巻く世界とはどういうものなのか というイメージを 知らず知らずのうちに作り上げます。
例えば 小さいころに病気で入院して 親と離れて寂しかった という経験をし その経験に一人で耐えなければいけなかったとすると 子どもは 自分を守るために 「この辛い経験は 全部自分のせいだ。 自分が悪いんだ。」と思い込みます。
もし悪いのが親だったとしたら 親がいなくては生きていけない自分の人生はめちゃめちゃになってしまうので 子どもは 自分が悪いんだという思いを作り上げます。
そこから作り上げられるのは おそらく
「体が弱い自分はダメダメだ。」
「体が弱いと見放される」
「病弱で人の役に立たない自分は愛してもらえない」
「人に迷惑をかける自分には価値がない」
「自分は親に面倒を見てもらう価値がない人なんだ」
「自分は愛されていないんだ」
「自分の意思は尊重してもらえないんだ」
「誰も助けてはくれない」
「誰にも頼ってはいけないんだ」
「世界は危険だ」
「他人は 自分に痛みをあたえる」
「自分が一番つらい時に 人は自分を見捨てるんだ」
といった思い(重い 言霊だね。。。)になると思います。
特に 脳波がシータ波(催眠状態と同じ)の状態にある7歳くらいまでの経験は ダイレクトに潜在意識レベルでの思いとして刷り込まれるので 頭でどれだけ論理的な 違うことを信じていたとしても 処理速度が100万倍で24時間365日休まない潜在意識の思いには勝てません。
そして この記事でも説明したように こういった自分の潜在意識レベルでの思いを刺激するような出来事に遭遇すると 本能的に この潜在意識の中の地雷の起爆スイッチが入り キレてしまう バトルになる 傷つく イライラする モヤモヤする 凍りついて思考停止する などの反応をしてしまいます。
でも 人は自分のこういった地雷原にはなかなか気が付きません。 だから 本当は自分が仕込んだ地雷なのに 全部 人のせいにしようとします。
例をあげてみますと (必ずしもこういう思いが地雷だというわけではないです。人それぞれです)
「この子が言うことを聞かないから」→「自分の意見は誰にも聞き入れてもらえない」
「この子が反抗的だから」→「人に認めてもらえないと 自分に価値を感じられない」
「何度も同じことを言わせないで」→ これは その方法が効果がないということを何度やっても学んでいないのは 親の方だということです。まさに過去の私(笑)
「私だって疲れているのに誰も助けてくれない」→「頑張らなければ認めてもらえない。人に迷惑をかけてはいけない。わがままを言ったら愛してもらえない。人の役に立たない自分には価値がない。助けを求めたり 弱みを見せてはいけない。人は自分を助けてくれない。Noと言ったら受け入れてもらえない(これは めっちゃめちゃ多いです)」 などなどなど
なので 少しでも自分がモヤモヤしたり ネガティブな感情を持った時は 一度立ち止まって これはいったい自分のどういった思いが原因なのか? ということを探ってみる癖をつけて、その根本原因の思い込みをはずしていくことが とても大切です。
なぜかというと 前から何度も書いていますが
発達凸凹キッズは とても周囲の人の気持ちに敏感です。だから どれだけ隠しても 親の感じる イライラ感 不安感 焦燥感 は子どもにそのまま伝わり 伝染するからです。
ただでさえ 発達ピラミッドの底辺に凸凹があって 何もかもを生命の危機だとみなしてしまい サバイバルモードに入ってしまう傾向があるのに 親(先生やセラピストも同様)の気持ちがこういうネガティブなものだったとしたら サバイバルモードはさらに強化されてしまいます。
サバイバルモードに入ってしまうと 思考脳は停止しますので 論理的に考えたり 学習したりするのはとても困難になります。 生き延びることだけに集中するので 体のメンテナンス作業は停止されるため 健康にも影響があります。
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