親がどこまで手を出し口を出すのか問題 その2 | アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

子どもの気持ちに寄り添いながら
親も子どももハッピーになれる目からウロコの考え方や
発達障害特有の生きづらさを改善するためのシンプルなエクササイズ
お子さんが驚くほど変わる接し方や親の心の持ち方など
私が知る限りの情報をお伝えします

こんにちは!

 

今日もこちらの記事の続きです。

親がどこまで手を出し口を出すのか問題

子どもにとって絶対に譲れない一番大切なものは何だと思いますか?

マジっすか? 自分で自分に爆弾を仕掛けている?!

子どもにムカつく本当の理由

 

発達に凸凹のあるお子さんが叱られたり 嫌な思いをしないように、

失敗をしないように サポートしてあげなくては!という

親心から スタートしたことなんですが
 

気が付くと 何でもかんでも先回りして お膳立てをしてしまい 

子どもが自分で学ぶ機会を奪っているケースがとても多いです。
 
例えば 朝 なかなか起きない子どもを 何度も何度も起こし、

やっと起きたと思ったら 着替えもしないで ぼーっとしているので 

「早く服を着なさい!」と何度も声をかける。

 

「ご飯を早く食べなさい」「歯磨きはしたの?」

「顔は洗った?」「ハンカチは?」

「今日は体操服を持って行くんじゃないの?」

「水筒は持ったの?」 

「ほら、テレビ消して!」

「ほら、早くしないと 遅れちゃうよ!」

「何度言ったらわかるの?!!! 早くしなさい!」
 
そうやって 子どもが家を出るまで 

ずーーーーーーーっと叱咤激励を続け、

親は 

「毎日毎日 同じことを何べん言われればわかるの? 私だって朝は忙しいのに!!」

とイライラし、

子どもは

「もう いちいち うるっさいなー!!」

とムカムカし 

 

朝から険悪なムードで 

「行ってきます」も言わずにプリプリ怒りながら家をでる。
 
これ、私と息子でした。(笑)
 
発達凸凹キッズの場合 

発達ピラミッドの底辺が整っていないから 

まだ楽に そういうことをできる状態ではないことが多いです。 

 

私たちが思うよりもずっとたくさんのエネルギーを使わないと できないので 

その時のコンディションによって できたりできなかったりします。
 

そして 発達凸凹キッズは 

とても周囲の人の気持ちに敏感です。

 

だから どれだけ隠しても 

親の感じる イライラ感 不安感 焦燥感 は

子どもにそのまま伝わり 伝染します。
 
それだけでも 脳がサバイバルモードに入るに充分ですが、 

そこにプラスして 親とバトルになったり 

険悪なムードになることで 

さらに サバイバルモードが加速します。
 
そうすると サバイバル脳が 脳全体をハイジャックするので 

思考脳に血流が行かなくなり、学習が困難な状態になります。
 
プラス 親にせっつかれて 

バトルしながら支度をして 家を出たのに 

学校に遅れてしまった場合 

 

子どもの中では 

親にムカついている気持ちが圧倒的に強いので 

自分の行動(又は不行動)が原因で 遅刻したのだ 

という 原因と結果の間に 親が絡んできてしまい 

 

自分の行動と それが呼び起こす結果とを うまく関連付けられません。 
 
ということは 

一生懸命に いろいろと声かけしても 

子どもはほとんど学んでいない ということになります。 

 

というよりも 

親子関係は悪くなり 

子どもは何も学んでいない という悲しい要素の方が大きくなります。
 
もちろん その子その子で 状況は違うし、

年齢相応に 適度なサポートは必要ですが 

基本的には 命の危険や健康を害すること 

他人に危害(迷惑とは違うよ。ここ結構大事。)を及ぼすこと以外のことは 

 

あえて子どもに失敗させて そこから学ばせてあげるほうが 効果的なことが多いです。
 
そして ここが一番大切で 親にとっての大きな難所です。

 

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