食べることって実はこんなに難しいんですね | アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

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こんにちは!

 

今日も本題の前に過去記事を貼っておきます。よかったら読んでみてください。

 

 

 

 

 

今日も子供の偏食についてのシリーズの続きです。

長くなってしまったので「偏食について」というテーマに記事をまとめてあります。

 

 

 

 

シリーズ最初の記事から読んでいただけるとわかりやすいと思います。

 

 

 

 

今日は 「子供の偏食の治し方」 の記事で書いた食べるために必要な7つの要素の3つ目の8つの感覚機能について詳しく説明します。

3 8つの(すべての)感覚機能  


視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、固有受容覚、前庭覚、内受容覚 すべてを動員するのは食べるという行為と〇〇〇〇というもう一つの行為の2つだけです。(後で触れます)


この8つの感覚は、大部分が脳の別々の領域で処理されます。


ということは、8つの感覚ひとつひとつが個々の感覚としてしっかり機能していなければならないだけでなく、8つの別々の感覚を個々につなぐ神経回路(8の8乗個の数という計算になります)がきちんと作られていないと、8つの感覚を統合した動作ができないということになります。ポーン


食べるという行為は8つの感覚すべてを動員して行う行為なため、一番難しい動作なのです。びっくりびっくりびっくり


何かを食べられるようになるために踏まなくてはならないステップは個人差がありますがだいたい20−32ステップくらいです。

 

でも自閉症スペクトラムの子供だと40−60ステップが必要なことが多いです。
 

食べる行為は感覚処理からはじまるので、感覚障害がある子供に偏食が多くなるわけです。
 

まず最初に食べ物を見ることができる(視覚)→スプーンなどを使って食べ物に(間接的に)触れる(個体受容感覚)→においをかぐことができる(嗅覚)→触ることができる(触覚)→味見をする(味覚)→食べる
 

味覚は化学物質の受容システムなので、味覚を処理して味を感じるまでには1−5秒かかります。(やけどするほど熱いとかすっぱいときを除く)


なので、食べ物を口に入れた瞬間に最初に反応するのは味覚ではなくて触覚になります。


もしも子供が食べ物を唇で触った後にオエっとなった場合、ゲローこれは味覚に反応しているのではなくて触覚に過敏に反応していることになります。唇は味覚を感じることはできません。


もしも子供が食べ物を舌の上に乗せた時にオエっとなった場合はゲロー、味覚過敏なのか触覚過敏なのか、それともたまたまオエッとなる場所が押されたのか 見極める必要があります。


新しい食べ物の味に慣れるには、まず舌先で触る→舐める→口の中に入れてから吐き出す→口の中にしばらく入れたままにしてから吐き出す→何度か噛んでから吐き出す→噛んでから飲み込む
というプロセスをたどります。


噛んでから吐き出すというプロセスは、食べ物は噛むたびに形、食感、味、におい、噛んだ時の音などが変わっていきます。


また、食べ物を噛む時にはどうしても頭が少し揺れるので、前庭感覚を使って自分の頭がまっすぐなのか傾いているのかを察知して体のバランスをとらないといけません。


食べ物を噛むたびに、次に噛む時に必要な力の加減が変わるので、個体受容感覚も必要です。


まだお腹が空いているから食べ続けたほうがいいのか、もうお腹がいっぱいなのか、(胃壁がどれだけ広がっているかを感知したり、血糖値がどれだけ上がっているかを完治したり)という内受容感覚も働かせています。


このように人間の持つ8つの感覚機能を全部総動員しないとできないのが食べるという行為なんです。 


そして、8つの感覚機能を総動員しないとできない人間のたった2つの行為のもう一つは。。。





生殖活動
デレデレデレデレデレデレ

なんだそうです。

続きます。

 

読んでいただいてありがとうございます。

 

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