実験!食べることがどれだけ複雑なことかやってみましょう | アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

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こんにちは!

 

今日も本題の前に過去記事を貼っておきます。よかったら読んでみてください。

 

 

 

 

今日も子供の偏食についてのシリーズの続きです。

長くなってしまったので「偏食について」というテーマに記事をまとめてあります。

 

 

 

 

シリーズ最初の記事から読んでいただけるとわかりやすいと思います。

 

 

 

 

口腔を動かす能力

 

赤ちゃんは生後4−6ヶ月に大きな発達の転機を迎えます。

 

ー原始反射がなくなる(統合される)ため、自分で学習した方法でたべるようになります。

 

ー解剖学的な変化

 

 赤ちゃん特有の丸い顔から、あごの骨が下と前方に向かって成長します。そのために、最初は舌でいっぱいになっていた口内が広がって、空間ができます。

 

 空間ができるので、舌をうまく動かして口蓋(口内の天井みたいなところですね)に食べ物を押し付けて潰し、その後舌を動かして食べ物を口の奥に動かしてから飲み込むか、舌を使って食べ物を奥歯の上に動かして、噛み砕くかどちらかの方法で食べるようになります。

 

食べ物を噛み切って口に入れて、噛んでから飲み込む過程をじっくりと観察してみたことはありますか?

 

一緒にやってみましょう! 

 

実験その1

 

1.まずは 鏡とクラッカーとかクッキーくらいの硬さの食べ物を用意します。

2.普通の一口サイズを噛み切って口に入れてください。

3.3−4回噛んだら(まだ結構大きなかけらのままです)それを舌の真ん中に集めてください。

4.そして舌の真ん中からそのまま飲み込んでください。

 

すごく難しかったはずです。

 

では、同じ要領でもう一口噛んで、3−4回噛んでからかけらを舌の真ん中に集めてください。 

 

今度は口をしっかり閉じて、食べ物がどろどろになるまで口の中でグジュグジュこねくりまわして液体にしてみてください。

 

その時顔がどう動くか 鏡でチェックしてみてください。そしてそれを舌の真ん中に集めてから飲み込んでみてください。

 

こうすれば舌の真ん中にある食べ物もうまく飲み込めますね。 

 

鏡でチェックしたような動きをお子さんが食べる時にしている場合、こうやって噛むことをしないまま食べようとしていることになります。

 

 

実験その2

 

1.先ほどと同じように一口噛み切って、3−4回噛んでから舌の真ん中に食べ物を集めてください。

2.鏡を見ながら、今度は舌を使って食べ物を口蓋に押し付けて潰してから飲み込んで見てください。

 

この動きをお子さんがしている場合も、噛むことがうまくできないので舌と口蓋を使って食べていることになります。

 

 

実験その3

 

1.先ほどと同じように一口噛み切ってください。

2.鏡を見ながら、今度は奥歯でなく前歯だけを使って噛み砕いてください。

 

口をすぼめてチューする時の口になっていますね。ちゅー 

 

口がうまく閉められないと、噛んでいるうちに食べ物が口からこぼれ出てしまいます。

 

もしお子さんの口から突然食べ物がこぼれ出てしまうようなら、奥歯を使わずに前歯で噛んでいることになります。

 

 

次回は正しく食べるために私達が無意識に舌や口をどうやって動かしているかについて説明しますね。

 

こうやってあらためて考えてみると、本当に食べるって複雑な行為なんだなーってびっくりしました。

 

みなさんはどう感じましたか?

 

 

読んでいただいてありがとうございます。

 

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