痛みは目で見える
ランニングの腰痛を、メディカル・トレーナー目線で解説してみます。
ランニングの腰痛
・走っていると腰が痛くなる
・特に左のお尻の外側と、前ももが痛くなる
そんなお悩みで、動画を送っていただきました。
痛みは動きの中に必ずある
A 右の着地 OK
綺麗に踏めてますね 背骨のねじれもなく、
腰もほぼ水平です。
(右が2cm下がるのは正常)
足と足の隙間も正常
足首の倒れ込み、アーチの低下も起こしていません。
B プッシュ 地面を後ろに押して、加速するフェーズです。
まっすぐに体を前に押し出しています
体が右に傾きますが、2.5度までは正常です。
踵もまっすぐ上に上がってます。
腰の回転も出ていません。OKです。
C フライ 両足が地面から離れているフェーズです。
「腰が痛い原因は背骨とか骨盤の歪みが原因」とか言われることがあるけど、
フライが真っ直ぐに飛べていれば
それは違う気もします(主観です)
前足の進入角度もOK。
理想的なフライです。
腰痛の原因は筋肉の硬さ?本当?
D 左の着地(頭が一番低くなるところ)
エラーが発生しました。
ベルトのラインが水平より2.5cm以上傾きました。
お尻が外に出ました。
足首が倒れ込みました。
腰の関節角度が限界値に近づきました。
レントゲンを撮っても異常はなくても、
異常が出る前に、こういうことが起きています。
腰が潰されると、体が腰を守る為に、
天然のコルセットを作ります。
いわゆる、腰が固くなる現象です。
「腰痛の原因は、筋肉の硬さが原因」と言われることが多いのですが、
それを引き起こしてるのは
ここだと思うよ。(主観です)
E フライ
背骨が雑巾しぼりの状態です。
そんな訳で、
本日、遊びに来てもらったときに、足首を確認したところ、
左足だけ、
足首に動かない角度があったので、
そこだけ、正常に動くように治しておきました。
明日のチャレンジ富士、健闘を祈ります