ランナーの知らない脚(あし)の話 | まぼろし工房_ランニング

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市民ランナー達と作った靴下、まぼろし工房の “ラクちんソックス” のブログです。シューズが発生するグラグラを抑えることで、効率よく走れるだけでなく、怪我や故障を防ぎます。いくつもの特許を取得した、世界で一つの靴下です。

数回連続で、ロッカー構造のシューズのリスクについて書きました。

 

 

ロッカー構造のシューズはダメって意味じゃなくて、僕はヒールコンタクトの走り方が好きです。綺麗なヒールコンタクトは、「うまいなぁ!」って思います。

 

 

 

  フロント接地じゃないから速く走れない?

 

 

「速く走るならフロント接地」のように言われますが、

 

彼は2時間40分で走りますし、↓

 

 

この足の持ち主の彼女は、踵接地でロンドンマラソン2連覇、シドニー4連覇しています↓

 

どれだけのタイムを目指しているか?にもよりますが、「フロント接地でないと速く走れない」とは思えません。

 

 

  市民ランナーに踵接地を勧めたいワケ

 

プロのトレーナーも、あまり知らない脚の話をします。

 

 

 

太ももの骨の事を大腿骨(だいたいこつ)といいます。

 

 

大腿骨は真っ直ぐではなく、Lの字で骨盤と接合します。

 

画像に記した赤い線でなす角を頚体角(けいたいかく)と言います。

 

 

頚体角(けいたいかく)は、幼児期で145度、成人で126~128度、高齢者で120度と年齢とともに正常変形をおこします。

 

10代の後半には↓こんなスタイルだった女性が、

 

 

 

 

30年ぶりに会ったら↓こんなスタイルになっていた・・・

 

 

 

そんな経験はないでしょうか?僕はあります。

 

子供の頃にX脚だった脚が、大人になったら治っているのは骨の正常変形です。

 

 

頚体角(けいたいかく)だけでなく、人の体の骨は年齢とともに形を変えます。

 

 

 

ですから、20代では効率の良い走り方が、40代にも正しいとは限りません。

 

個人差もありますが、歳とともに骨の形が変わってくると、フロント接地では走りにくくなります。

 

一日でも長く走るなら、ヒールコンタクトで上手に走るテクニックは身につけておいて損はないと思います。

 

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