シューズを変えると走りも変わる│シューズの減り方 | まぼろし工房_ランニング

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市民ランナー達と作った靴下、まぼろし工房の “ラクちんソックス” のブログです。シューズが発生するグラグラを抑えることで、効率よく走れるだけでなく、怪我や故障を防ぎます。いくつもの特許を取得した、世界で一つの靴下です。

患者さんから、良いモノをもらいました。使用済みのシューズ、三足です。

 

ただの三足ではありません。

 

 

一人のランナーが、同じ期間に、同じ距離だけ・・・

三足のシューズを同時に使いまわして履いた、

そんな三足です。


さて、 削れ方は どうなってるでしょうか?!

 
 
 
まずは、adidas sequenc boost のヒール部分
 
非常に大きく削れてますね。
 
ジョギングシューズの場合、ヒールの外側が大きく削れるのは正常です。
 
<関連記事>ジョッグ・シューズの危険性    フラット着地
 
 
フラット着底で走っていても、もともとのヒールの形状によっては大きく削れます。
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次に asics GT2000のヒール部分
 
 
先のアディダス sequenc boost に比べて、それほど削れていませんね。
 
ヒールの形状だけでなく、使っている素材の硬さ、耐久性も違います。
 
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次に adidas  japan boost のヒール部分。
 
 
 
一人のランナーが、三足をローテーションで履いただけなのに、随分と違いが出るのが解るでしょうか?
 
拇指球付近も ・・・削れ方が違います。
 
細かい事かもしれませんが、
 
わずかな違いで、泣いたり、笑ったりするのが競技ですし、
 
わずかな違いで、故障したり、しなかったりするのが人の体です。
 
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気づいていない、もしくは、気づいていても、解らないから気にしないランナーさんが多いけど、
 
フォームは、シューズに大きく影響されています。
 
 
疲労骨折 疲労骨折
 
 
各シューズの内部にある構造、傾斜、アッパーの形などが・・・ おのおの違うからです。
 
素人が解らないのは仕方がないのですが、
 
プロのインソール屋さんや、装具技師さん、スポーツ用品屋さんも、
 
知らないフリをしている場合が多いようです。
 
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こちらは 僕が通勤に使っているシューズ。
 
 
 
アッパーが柔らかく、歩く時に、無理なく親指を立てられるので気に入ってます。
 
ただし、内部に施されたプロネーション対策の踵の傾斜が、キツ過ぎて、歩いていると
 
いつも斜めの所を歩いているようで、一日中歩くと踵が痛くなってきます。
 
 
 
ですから、内部に ヒール・ウェッジを仕込んであります。
 
 
プロネーション対策シューズ対策・・・とでも言うのでしょうか?
 
走る時と、歩く時の歩幅は違います。 歩幅が違えば、ヒールの着底角度は変化します。
 
プロネーション対策が施されたランニングシューズで、
長い時間を歩くと、そういう不具合に合うことがあります。
 
シューズにもともとある角度を打ち消す為に、ヒール・ウェッジを入れました。
 
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それと同様に、ランニングや、ジョギングでも、自分の歩幅、速度、
 
その他に合ったシューズを選ぶ事はとても重要になります。
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そのように、シューズの内部には、凹凸がある事が珍しくないので、
 
社外のインソールを入れた場合や、
 
シューズ内部の構造とすり合わせていないインソールは・・・・
 
あぶないモノを多く見かけます。
 
例えば熱形成インソールのような、足の裏の形に合わせただけのモノ。
 
 
アーチを支える ・・・そんな 売り文句のモノ
 
 
病院や、専門ショップで作っても、
 
シューズ内部の凹凸や、外部(船底)の形まで考慮して作ったモノは少ないようです。
 
 
 
僕が、細か過ぎるのかもしれませんが・・・
 
細かい事の積み重ねが・・・全てです。
 
 
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そうそう、、、
 
シューズは一度使うと、元の形に戻るまで、24時間から、48時間かかると言われています。
 
休ませることなく、毎日つかうと 劣化を早めたり、乾燥する時間がなくなるので
 
 
数足を 使いまわす事を勧めています。
 

 

 

 

2017_08_24