神から人へ。
神から人へ、教えて残せよ、人のため。残して伝えよ、後のため。
残りし時を、惜しまず使えよ、人のため。
さにて本日何を問うや。
(数字、数霊についてお教え下さい)
神は人へ、文字とことばと数字を与え、心と体と知能を授け、さにて人が人として、他の動物植物と、異なるように育てんと、体の他をも養い鍛えて、丈夫な体と賢き知能を、さらに高めて、伸ばすを望みき。
なれば人は、他の動物植物よりも、賢く、清く、高くあらねば、神のご意図を外れなん。
そを先ず心得、忘るなかれよ。
次に人に望みしは、人の全てが心を養い、さらに人への思いやり、優しさ育てて人に与え、人の幸せ、富のため、心を捧げる奉仕の心。
なれどここにて あやまちありき。
人の欲望、独占欲は、人に与えることを好まず、かえりて人の持ちしものさえ、羨(うらや)みそねむの心強かり。
神はそのため多少の禊ぎと、困難与えて悟らせ気付かせ、己を禊ぎ 雲りを祓う、さなる機会を与えられき。
なれば人は、ひとえに感謝し、禊ぎを喜ぶ心を持つべし。
さにて、数字について教えなん。
時期は早かり、尚早(しょうそう)なれど、いずれ多くをさらに教えん。
数字というも、魂あり。
数霊(かずたま)、言霊、同じもの。
一つは物の順番表し、一つは物の名前や思いを表し伝える、音の配列。
数字は物の数や順番、さなる概念表すものなれ、そこにも神のご意図を秘めて、順番の中にも意味あれば、そを読み解くも、一つの学なり。
数に込められ、眠れる意味は、ときに人の運命や、これから起こることを伝えて、人への警鐘(けいしょう)、そもあるらん。
なれど多くの数霊は、ことばと同様、意味を持ち、数の内にも神のあり。
神の思いは数それぞれに、意味あり、意図あり、願いあり。
「ひふみ」、「いろは」も、数にて表し、数にて読み解く方(ほう)もあるらん。
なれどそもまた深遠なる、長き修行と、困難の道。
一つを知りても、尚分からず。
二つ知りても同じこと。
分かるというは、全てを分かり、分からぬものは、全てが分からぬ。
さなる厳しき教えにあれば、ここにて答えることも適わず。
先ずは慎み、教えを乞いて、謙虚に始めよ、一段めから。
さらなる教えを知りたくば、言霊同時に、学ぶべし。
神世の文字の頃からの、意味と形も一つの鍵なり。
一度始めし道ならば、終わるときまで、続けるべけれ。
中途にやめるは、よくなき行い。
心固めて、臨むべし。
それまで神は待ちておられん。
神の人へと望むこと、今は正しき教えを知りて、人に伝えてゆくことなれば、多くを求めて失敗すなよ。
人のこの世は短きものなれ、今あるみ役を充分果たせよ。
なれどさらにも望むなら、教えを乞いて、学ぶべし。
己の限界、囚われず、挑戦するも、望ましかるらん。
さにて、明日には別なることを、問いてゆかれよ。
伝えてゆかれよ。
~神誥記 :今日の話題社: 新装版 (2007/02)ひふみ ともこ より~
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