この世の再建復興に、よく働けよ、力を注げ。
後に生まれてまた会うように、離れずまとまれ、一つとなれよ。
同じ運命、定めの者よ。
乗り遅るなよ、船は出ん。
一人の遅れもなきように、神は祈りて、出発待たる。
今ようやくに、錨(いかり)を上げて、船の出発、船出の時よ。
神の国から人の国へと、下ろす荷物を 恵みを乗せて、広き海原、進みてゆけよ。
旅の安全、平穏祈りて、神は導き、誘(いざな)わん。
進路の行く手に虹を見よ。
暗き嵐の荒れる日も、必ず神は守り救わん。
愛しき子らの生還を、それのみ願いて、神から人へ、祈りを下ろさん、手紙を届けん。
必ず読めよ、伝えてゆけよ。
行く先々の港にて、神を求める人を乗せ、増やしてゆけよ、種人を。
旅の伴侶は多きほど、豊かに栄え、実りも増さん。
神の情けも厚からん。
船に働く人の和を、さらに強めて、高めてゆけよ。
一人の勝手も、旅には禁物。
船出の後にも気を緩(ゆる)めるな。
永き航路を乗り越えて、元気な姿で戻り来(こ)よ。
全ての人の笑顔を待たん。
明るく輝く光の下で、一人一人がいきいきと、船を動かす役を担(にな)い、進路正しく、進まんことを。
朝日に光る甲板に、錦の旗をはためかせ、徴(しるし)とされよ、統一の。
神の願いを表す旗よ。
色鮮やかに、輝けよ。
祈りを込めて唱和せよ。
命の賛歌を。
喜びを。
謳(うた)えよ、讃(たた)えよ、祝(いわ)えよ、唱(とな)えよ。
あまねく響けよ、伝われよ。
さにて。
~神誥記 :今日の話題社: 新装版 (2007/02)ひふみ ともこ より~
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