今待ち望まれておられることは、人が一人でも多く、神の心を思い出し、自らの心に神を甦らせること。
神は望んでおられる。
全ての人の魂が、わずかなりとも神を求め、救いを神に求め、神が取り戻されることを。
地上において残されし、神のみ心を知る者たちは、神のみ役を果たさねばならぬ。
そのために下ろされし魂たちが神の元に集まり、神の御心を知り、神の声を人に伝えてゆくことを。
神は待っておられる。
人が神の声に 心に光に目覚め、人の心を、人の心に神の心を取り戻してくれることを。
人は迷い迷妄から醒め、人の行を行じ、神の行を行じるように仕組まれている。
神が仕組まれたお仕組みに従え。
心素直に、心清く、心正しく、神に心を向けよ。
神に心を向け、神を求め、神を思い、神に光を求め見出せ。
人は人の力では、行ほどのこともできぬ。
人知で動く者は人知に滅びる。人知に動かされる者は、人知で物を作る。
人知で作られし物質は人の心を亡(ほろ)ぼす。
人の心を亡ぼし者は、人の心を失い、やがては人の魂を汚し、失う。
神は人を救うために、人の魂を救うために、数々のお仕組み、数々の現象をもって示されてきた。
人の魂が目覚め、人の魂が気付き、人が人たるための心を取り戻し、人が人の心の中に神を戻されることを望みつつ、多くのことを地上に起こしてこられた。
それらの中から気づきを得よ。神のご意図を知れ。
神に下座し、自らを戒め、自らを浄め高めよ。
神は人一人一人に告げられる。神の御心を、神の願いを、神の望まれる神の行を。
人間心で働くなかれ。
人間心で語るなかれ。
人間心で動くなかれ。
人間は人間の心を神の心に高め、浄めてゆかねばならぬ。
神は、次なる時の訪れを人に知らしめる。
神のご意図を人に伝えよ。神は既に人の中に自らの声を伝えるための魂を多く下ろされた。
それを気付きし者が人の中に 神の心を取り戻す助けを行じていくことを神は望んでおられる。
人よ、人の中の魂よ、気付けよ、目覚めよ、求めよ。
人は人の心の中に、一旦は失い、一旦は汚した神の居場所を再び浄め、心を戻し、神のおはした場所に神が戻られることを祈らねばならぬ。
そなたの賜りし行を行え。
人間心で行じても、神は喜ばれぬ。
神の心に素直に従え。
神は神の心を持つ者をお使いになる。
神と共に歩もうと願う者をお導きになる。
人が我で、自分の心のままに、自己の利害得失のためにのみ動く限り、神は力をくださらぬ。
しかと命じよ 神のことばを自らの魂に。
魂の曇りを消し、汚れを祓い、神に求めよ、自らの進むべき道を。
そなたが賜る神のことばを人に伝え、人に聞かせよ。
おろそかにせず、必ずや人々に伝えゆけよ。
人は神のみ力で生まれ変わる。
人が神の御心に適うならば、魂は高められ、さらに高いみ役を賜る。
我と慢心、それらを捨てよ。
人から離れ、物から離れ、神の元に立ち返れ。
人から離れるという意味は、そなたの心を、人の心の営みに明け暮らしているのではなく、神の御心に近づけよという ことなり。
神の御心に近づかんと日々の行を行え。
我々がそなたに望む日々の行とは、神の声を聞き、それを書きとめ、人に伝え広めてゆくことなり。
神は人に光を与える。人に力を与える。
力と光で人は行を行じる。
力と光で人が行を行うとき、それは一つの霊行として高まる。
日々の行、人としての行、神としての行、一つ一つを心を込めて行えよ。
神は一つの道を示した。
神の示されし道を歩め。
神の導かれし方に進め。
神の賜りし行を積め。
日々の行を人として、神の子として、いずれも怠ることなく、神と共に行え。
~神から人へ〈上〉 :今日の話題社: 新版 (2003/09)ひふみ ともこ より~
http://www4.tokai.or.jp/kmh/index.html