冬季五輪が行われています。
ただその規模はどれほどのものなのでしょうか?
「規模」といっても曖昧なわけですが、例えば、参加国数や観戦者の数などが目安になると思います。
現在世界最大のスポーツの大会はサッカーのワールドカップと言われています。
サッカーは世界で最も競技者人口が多いスポーツであり、世界中の国々で盛んに行われています。
次に規模が大きい大会は夏季五輪でおそらく参加国数は最も多いと思います。
では、冬季五輪はどうでしょうか?
冬季と言うだけあって、その競技は雪・氷がなければ競技を行うことが出来ません。
故に、参加する国も、雪・氷を利用した競技施設を用意できる国にほぼ限定されます。(例外もあるにはありますが・・・)
百数十各国が参加する夏季五輪に比べ、冬季五輪の参加国数は非常に少なく、北半球の、それも北方に位置する国々、あるいは山間部の国が大多数を占めます。
南半球からもオーストラリアやニュージーランドなども参加してはいますが、大半は北半球の国々です。
参加国数が少ない
これは、単に気候という一面を表しただけのことでしょうか?
確かに雪が降らないとスキーは出来ませんし、氷がないとスキーは出来ません。
しかし日本の選手団を見ると、決して北国出身者ばかりではないことがわかります。
例えば、女子フィギュアスケート日本代表の安藤美姫選手は愛知県出身です。同じくフィギュアの高橋大輔選手は岡山県出身です。
このことは一体何を意味するのでしょうか?
私はこう考えます。
冬季五輪は、雪・氷という条件がそろう国々が参加する大会である。
しかし視点を変えるとこのような仮説も考えられます。
冬季五輪は、比較的に経済的に豊かな国々が参加する大会である。
旧ソ連の遺産が残っていたり、ジャマイカ人がボブスレーをしたりするなど一部例外はあるかもしれませんが、この仮説はある意味当たっているのではないでしょうか?
最も単純な例がアメリカ選手団でしす。
人種のサラダボールとも称される多民族国家アメリカ
しかし、その選手団を見ると黒人の選手はほとんど見ることができません。
黒人にはウィンタースポーツは向いていない??
そんなことはありません。黒人初の金メダルリスト ジャニー・デービス選手の滑りは圧巻でした。
アメリカ社会では、貧困層の多くが黒人であるのは、一つの真実です。
このことは、冬季五輪の現状を示しているのではないでしょうか?
冬季五輪の競技はお金がかかる競技が多いと言われています。
道具がないと成立しない競技ばかりです。競技として劣っているなどと言うつまりは毛頭ありません。
しかし、ただ走ることからマラソン選手となり、金メダルを獲得するようなシンデレラストーリーは冬季五輪では聞いたことがありません。
スキーにしろスノボにしろある程度経済的に余裕がなければ出来ないように思えます。
お金がかからない、それこそボール一つあれば競技として成立するサッカーのようなスポーツが冬季五輪に必要かもしれません。雪合戦とかか・・・?
まぁ個人的な考察は置いときまして、女子フィギュアスケートには期待していいんですかね??