ハムドゥ リッラー

(おかげ様で)
(それはよかった)

直訳は「神に感謝を」「賛美は神にささぐべきもの」だ。はしょらないと「アル・ハムドゥ リッラー」となる。
(リッラーは、前置詞の「リ」と「アッラー」がくっついたもの)


とってもよく使う。
例えばこんな感じ(↓エジプト方言で、正式なアラビア語とは異なる)。

「イッザイヤク?(元気?)」
「クワイエス(元気です)、ハムドゥ リッラー(おかげさまで)」
ハムドゥ リッラー(それはよかった)」 

「元気です」を省略し「ハムドゥ リッラー」だけで返事をする事も多い。

少々記憶がおぼろげだが、「ハムドゥ リッラー」は、イスラム教徒限定ということではなく、確かキリスト教徒も使っていたと思う。
(エジプトには紀元後40年にはキリスト教が伝播していて、今も人口の10%は古代キリスト教の流れをくむコプト教徒)

信仰を持っていないことで少々肩身の狭い自分ではあったが、「ハムドゥ リッラー」という言葉を誰かと交わすと、何か大きな存在にともに感謝する小さな自分達を感じ、静かな幸福感に満たされた。
不思議なもので、それまで特に意識せずに使っていた日本語の「おかげ様で・・・」も、その後は感情を込めて口にだすようになった。

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10月からNHK教育テレビ・ラジオで始まっている「アラビア語会話」は、今ちょうど挨拶や基本的な会話だ。テレビは、NHK教育の月曜深夜0:30~1:00(実際には日付がかわっているので火曜日)に放映されている。

中越地震の影響でなくなるかもしれないが、今日の夜は「これは何?」など疑問詞を使った質問の方法だ。すでに3回分が終わってしまっているが、これまでは挨拶や自己紹介だけなので、今からテキストを購入して始めても十分ついていけるだろう。
興味ある人は、ランキング確定を待っている間に是非ちょろっと♪

NHK教育「アラビア語会話」
帰国から数ヵ月たったある日、TVでカイロを大地震が襲ったことを知った。

震度5弱、規模は昨日新潟を襲った地震よりも弱いが、死者400人以上の大惨事となった。犠牲者の大部分は、崩れた建物の下敷きになったようだ。

5階建ての建物などでも、基本はレンガ造りだ。
しかも屋上には鉄筋が突き出していて、必要がでてくると、そこにさらにレンガを積んで、建て増しをしてゆくという風景があちこちで見られた。素人目にも、「耐震設計」とかなさそうだった。

まっさきに心配になったのは、ほとんどホームステイのような形で面倒を見てくれた大家さん老夫婦&ファミリーのこと。

マダム・サミーラは逃げることができたんだろうか?
ムッシュ・サーデクは怪我していないだろうか?
小さなハイサン(サーデク夫妻の孫)は無事か?

何度目かでやっと電話がつながり、
ムッシュ・サーデクがでた。
ほっとして、声が涙で詰まった。

「クッル クワイエス。ハムドリッラー!」

アッラーに感謝!みんな無事だった。
怪我をしたり家が壊れたりはあったみたいだけど、
一族全員、命に別状はないようだ。

「ところでアティコ・・・お前に電話があった」
「・・・私に?」
「ああ。地震の後、日本大使館から電話があった」
「ワッラー(ええっ)!?」

そういえば、大使館に在留届はだしたけど、帰国届けを出してくるのをすっかり忘れていた。

「アティコは無事かと聞いてきた」
「私が日本に帰国したことを伝えてくれた?」
「アティコは旅にでていると言っておいた」
「は?」

そういえば、自分はカイロから直接日本には行かず、せっかくなので他の国を回ってから・・・と思って、陸路でヨルダン、シリアを通ってトルコに向かったのだ。

「そして言っておいた。アティコは戻ってくると約束したと。だから、またこのうちに必ず帰ってくると」
「そっ、それはもちろんいつか・・・インシャーアッラー」
「で、その日本人女性はいつ戻ってくる予定になっているのかをすごく知りたがっていた。すぐ戻ってくるはずだと答えておいた」
「・・・」

ちょっと頑固者だけど、愛情と正義感にあふれ、自分のことを「娘」と呼んでかわいがってくれたムッシュ・サーデクは、既にかなりの年齢だった。多少耳も遠くなっており、同じ事を繰り返し話す。日本大使館の女性とは、スムーズに会話が成立しなかったかもしれない。

ニュースでは、「在留邦人の安否は現在確認中」と流れていた。

・・・もしかして自分
連絡のつかない在留邦人だった?
私がやったこと

1)ズボンをはいた
 (タイツだけだった)
2)スキー帽をかぶった
 (怪我防止)
3)玄関を開けた
 (古いドアでヤバイので)
4)フリースを着た
 (風邪気味なので)
5)友人からもらったはにわ(写真)の置物を、クッションの上に避難させた

・・・その後、NHKを見ながら、アメブロ記事チェックしちゃってました。
即効、記事アップしてる人もいるんだろうな。(あっ、自分か)
被害、あまりないことを祈るのみ・・・

おおっと、また揺れ始めた!
 
 
§追記:tomono-blog記事で知ったのですが、新潟LIVEカメラの映像が、17:50台で止まっている・・・。
階段を上ってドアを開けると、そこは建物の上だった。座っても寝てもいい大きさのマットレスが置かれ、日よけのパラソルもある。

シャルムルシェイクの低層ホテルは、屋上にあがれるようになっているところが多い。ここはその部屋の宿泊客専用だが、誰でも上がれるところもある。入り組んだ階段状になっているところなどもあり、やはり角っこなどには大きなクッションやカーペットなどが置かれていて、ごろごろビールを飲みながらくつろぐツーリストも多い。

・・・えっと、もちろん夜の話だ。
日中こんなところにいたら、干物になってしまう。

周囲は砂漠なので、夜になると急速に気温が下がり、心地よい海風が吹いてくる。部屋の中にいるよりも、建物の上にあがって、海や内陸の赤茶けた砂漠を眺め涼んでいるほうが、気持ちよいのだ。

遠くからアラブ風の音楽が静かに聞こえてくるが、うるさくはない。
海しか楽しむものはない場所だが、ヨーロッパ人観光客向けに落ち着いたリゾートとして開発されたここは、島旅が好きな人なんかにはいいところだと思う。

結局、初日は自分、この屋上で空を眺めて寝てしまった・・・。
気持ちよかったなあ。
ガイドブックには「北アフリカの街、カサバのような客室棟は、迷路のような作りでエキゾチック」とあったが、確かに面白い。基本は一層で、白壁の建物の緑と青の扉を開け中に進むと、降りる階段と昇る階段。下には部屋があり、さほど広くはないが、ベッドとソファにテーブルがあり、緑を基調としたベッドカバーやカーテン、クッションが白壁にはえていた。

アーチ状にくぼんでいるところに電話が置かれていたり、内装もアラブ風だ。物価が高いシャルムルシェイクのナアマ・ベイ海岸沿いのホテルとしては、シングルUS$38はかなり安いほうなのだが(格安ホテルはほとんどなく、あっても内陸)、それにしては満足できる。

§写真は部屋から入り口の扉を写したもの 

>続く
Kanabesh Village
ナアマベイの南側、海岸沿い

シングル US$38
ダブル  US$54
トリプル US$75
(料金は2001年夏のオフシーズン)

シャルムルシェイクは、シナイ半島の最南端にある高級リゾートで、ダイビングスポットとしても有名。ヨーロッパからは直行便も飛んでいて、イタリア人やスペイン人、ドイツ人などダイビング好きな人達が長期のバカンスにやってくる場所。

10年以上前に訪れた時にも、既にシェラトンなど欧米系のホテルチェーンが勢ぞろいしていたが、三年前に訪れたらさらにホテルゾーン拡大。沖から眺めると、さらにナアマベイの北側に開発エリアは延びていた。

私が三年前に訪れた時に宿泊したのは、ナアマベイ南側にある「カナベシュ・ビレッジ」だ。このエリアには、凝ったデザインの低層ホテルが、いくつか海岸沿いに並んでいる。

カナベシュも、敷地はさほど広くないが、凝ったアラブ風の作りで、プールの真ん中にはバーがある。水中にある椅子に座ってビールやカクテルなどが飲めるのが嬉しかった。子供が騒いでいるということもなく、他の大きなホテルに比べると、割と静かに過ごせるところかもしれない。ダイビングセンターもある。

>続く
ゴッゴルとは?

ここ数日、ネット巡回中にやたら見かける「ゴッゴル」という単語が気になっていたのだが、遅ればせながらtomono-blogの「ゴッゴルで1位になる方法」を読み、その奇怪な正体をやっと理解した。すっきり♪
SEOは苦手&好きくないのだが、第一回なんで記念に参加。
ゴッゴルTBの嵐が吹き荒れるのでは??と心配したが、ちゃんとルールで、TBは参加サイト間のみとのこと。よろしければTBどうぞ。こっちへのリンクは不要です。
(あ、でもアメブロはPR低すぎだな。こっちのゴッゴル記事にTBしたほうが効果あるかも)

§「第 1 回 SEO コンテスト」参加中
§「ゴッゴル・レース」(あそびをせんとやうまれけむ)、「アメーバブログの「ゴッゴル」エログでナンパ攻略」(栗ヲタ★)にトラックバック中
はやいっすね。
もう一ヶ月です。

ボーゲンさんちぃさんが記事を何本か書き始めた先月21日に、自分もアメブロ仲間になりました。


思えばあの日深夜、やらなきゃいけない仕事の量に押しつぶされそうになっていた自分は、ほとんど逃避行動のように、こことかこことかここをうろうろしてました。

で、勢いでアカウントをとってみた。
めっちゃ、はまってるし(^_^)。
なぜか今月末発売の某雑誌に、アメブロ利用者の一人ってことでショートレビュー書いてるし(^_^;。

さて、エジプト以外のネタなのでついでに台風話。
各地の大惨事映像、どきどきしながら見ています。アメブロガーはみんな無事なんだろうか?うちは15階建て公団団地の15階、南西角部屋なので(エジプトだったら最悪条件の部屋)、風当たりが半端じゃないんです。築年数も古く、風圧でサッシから雨水が吹き上がっちゃうほどなので、幅広のテープでびっちり目張りしました。

目張り作業を終えた後、ふと不安になって友人にメール。

「・・・もしガス漏れとかで死んでも、自殺じゃないから誤解しないでね」

まだ死にません。
だって、世の中にはまだ食べたことのない美味しい物、見たことのない感動的な風景がいっぱいあるんだから・・・。ということで、生さば寿司食ってました。うまいっす♪

写真は自分の作業デスクです。ここでブログ更新してます。さっきまで雨と風がすごかったんだけど、今はぴたりと無風状態になりました。これはこれで不気味だなあ・・・。

さて、たまにはとりとめのない記事を書くのもいいもんだ。
仕事に戻ろっと(夜型生活のフリーランス)。
「何持っていくべき?」

周囲に聞きまくったが、カイロ生活経験がある人はおらず、いい答えが得られない。

実はハワイすら行ったことがない自分。途方に暮れていると、ある年間渡航経験者がアドバイスしてくれた。

「いくら荷物を詰め込んでも、足りないものは後から後からでてくる。だったら、最初から必要最低限の荷物しか持って行かないほうが精神衛生上いい」

・・・ということで、現地で買えない日本語─アラビア語の辞書や参考書以外は、着替え少々&歯ブラシ&アーミーナイフ&ロープ・・・と身軽な荷物で出発した。

結果的にそれは正解だった。
日本と現地では気候が全く異なる(イラク派遣の自衛隊の人達は日本仕様の装備で大変だったろうな)。生活用品も、現地で買ったほうがはるかに安い。もちろん日本のように物があふれているわけではないので、見つからないものもあるが、長期間のキャンプ生活も経験しているので、なきゃないで何とでもなることは十分理解していた。ご飯は鍋に水と米を入れて火にかければ炊けるし、ロープ一本あれば洗濯物は干せるしね。

ところで一個だけ日本から持ってきたかったものがある。

包丁だ

切れない!
二度買ったのだが、どっちもだめ!
(モロヘイヤ用包丁じゃなくって、普通の形の包丁)

他人の家の包丁も確かめたが、切れない。
砥石も見つからない。
どうもそれが当たり前みたいだ。

眉間にシワを寄せて野菜を切っていると
「アティコは力がないなあ」と言われたが違う!
日本では力がなくったってりんごの皮はするするむけるんだぁ!

探せばヨーロッパ製の“切れる”包丁が見つかったのかもしれないが、次にエジプトに住むことがあったら、絶対に包丁は持参しようと固く誓った。


§写真はカイロで見かけたオッドアイの猫。すごくキレイな目だった(拡大写真)


旅装備じゃないんですが、「アジアを旅する(予定)」「トラバ企画@私の旅で絶対必要なアイテムを紹介してみよう」にトラックバックしてみました。 

旅行だったら・・・やっぱ、アーミーナイフかな?ないと何かと困るのは・・・。(エジプト生活でも持参したアーミーナイフは、切れない包丁に替わって非常に役に立った)
写真はエジプトで3年前に買ってきたもの。

さあ、何に使うものだと思う?

(1)羊を吊るして肉を切り落とすのに使う
(2)野菜を削ぎ切りにする
(3)スープを作るため葉っぱをみじん切りにする

答えは一番最後(大抵、こういうのって3番目だな)。スープとは「エジプトの味噌汁」とも言われるモロヘイヤスープで、モロヘイヤをみじん切りにするのにこの特殊な形の包丁が用いられる。

使い方はこうだ。

お盆状のものに、洗ったモロヘイヤの葉を敷き詰める。包丁の左右の取っ手を両手で握って、右へ左へと揺らしながらみじん切りにしてゆく(タンタンたたくのではない)。モロヘイヤはすぐにねばねばしてくる。鶏をぐつぐつ煮て作ったスープにこのモロヘイヤをいれ、ニンニクやカルダモン、塩や胡椒、バターなどで味付けをする。刻みモロヘイヤをたっぷり入れるので、どろりとした暗い緑色のスープになり、お世辞にも見た目は美しくないのだが栄養素は満点! 岩海苔の味噌汁に近いような、ちょっと海産物系の香りもして、とてもおいしい。モロヘイヤスープとアエーシ(丸く平べったいパン)、そして焼いたチキンという組合せは、「ご飯に味噌汁、焼き魚」的な定番メニューだ。

今度、久しぶりにモロヘイヤスープを作ろうかな。

モロヘイヤスープのレシピ

aminaさんのところには珍しいイフタールのお話が♪