英語講師について

予備校選びで気になるのはやっぱり講師陣だと思います。特に地方民の私は関東圏の人気講師等が全く分からずめちゃくちゃググった記憶があります。

河合Wikiにもたくさん情報は載っていますが、せっかくなので私が受けた講師陣の感想を書いていこうと思います。良いところ悪いところありますが私はどの先生も本当に凄い方々だと思っているし、授業も1度も切りませんでした。また、あくまでも超主観的個人の感想なので、必ず他の方の意見感想も参考にしてください。

 

 

英語

英語表現(英作文対策)二本柳 啓文 先生

いつも真っ黒の服を着て来る先生です。多くの校舎で英語解釈を担当しているそうですが、今年の池袋では表現を担当されていました。イカつめの服装に反して声が高めです。

👍良いところ:基本解に加えてかなり多くの別解を教えてくださいます。時々、英単語の語源の話もなさっていました。単語の微妙なニュアンスの違いの話もしてくださいます(collegeとuniversityとinstitute  など)。質問にすごく丁寧に対応してくださいます、英作文ってどうしても「この書き方はOK?」って疑問が出ると思うんですが、「この書き方だとこういうニュアンスになってしまうからダメ」などと理由をつけて添削してくださいました。

👎悪いところ:早慶だと英作文が必要な学部は少ないからなのか、特に完成シリーズ(9月〜)だと授業切る人が多かった印象です。英語の喋り方がリズムをつけた独特なものなので、そこも好き嫌いが分かれそうです。慣れてくると気にならないと思います。

 

英語文法/早慶大英語(長文)村上 正 先生

いつも特茶を飲んでいる先生です。予備校講師仲間でLINEを交換している友達が全然いないそうです(2人とかだったかな)。解説力のわりには過小評価されている印象があります。

👍良いところ:文法の授業がすごく良かったです。河合塾では英語のサブテキストがあり、そこに文法系はまとめられているのですが、村上先生は別でオリジナルの文法のプリントを作って授業で使われていました。このプリントがすごく良くまとまっていて、授業内でなさる解説を書き込んでいくとかなりの文法問題をカバーできると思います(私は文法問題が大の苦手で、現役時に社学大問1はほぼ勘、過去問でも本番でも3/10程しか取れなかったのですが今年の本番は8/10取れ、中央法等でもかなり役立ちました)。完成シリーズからの早慶大英語もオーソドックスな授業です。ほとんどの授業を時間内に終わらせてくださいます。

👎悪いところ:1限だったのもありますが声の抑揚があまり無くて眠くなります。早慶大英語では大事そうなところをピックアップし重点的に解説するものだったので、分からないところをサラッと終わらされてしまうことがありました(質問に行けば良いんですが)。

 

英語解釈(精読)丹羽 裕子 先生

めちゃくちゃ早口の先生です、可愛いです。授業がボリューミーすぎて受けた後はぐったりします。情報量が多く復習も一苦労ですがその分力になります。

👍良いところ:英語の知識がかなり豊富な先生だと思います。先生の解説を受けた長文では、「読めるけどいまいち何が言いたいのか分からない文だったな、、理解がふわっとしてるな、、」ということがスッキリ解消されます。英語だけど現代文的要素がある感じで、現代文得意だとより授業の吸収が早い印象です。時々挟まる文法の解説も、その辺の文法書には載っていないような細かいところを教えてくださいます。質問対応が1番手厚かったです。1人1人に手厚いうえ、質問可能時間帯を設定なさるのでめちゃくちゃ並びますが、、。

先生が自著を使った+αの課題を希望者に課してくださいますが、慶文志望ならやるべきだと思います、質の高い和訳添削を毎週受けられます。

👎悪いところ:和訳が出る学部(慶應文、早稲田商、中央法など)を志望する人は丹羽先生の授業はぴったりだと思います(特に慶文)が、他学部の人にとっては少しオーバーかもしれません。解釈の授業ですが文構造などを精読していくものではなく、いかに文脈に沿った正確な訳を作れるかといった授業なので、ある程度の文構造が取れない基礎が不足した人には厳しいと思います(文構造を解説なさる時は、2種類の文構造が取れるけどどっちだ?となる場合に文脈、流れや知識と絡めて取っていくことが多かったです)。前述したように情報量が多く早口なので1度集中が切れるとついていけなくなります。授業はかなり延長するので講習等で取る場合は注意です。

 

英語長文 高橋 克美 先生

髪の毛の長い品の良い先生です。多分めちゃくちゃ頭が良い。いつもしいたけのマンガを載せているので「しいたけ」って呼ばれてました。

👍良いところ:すごくオーソドックスでクセのない授業です。1文1文ものすごく丁寧に解説してくださいます。授業プリントはびっしりと文字で埋まっていてパッと見は読む気が失せますが、情報量が多く授業では解説していない事まで載っています(逆にプリントに無くて授業でしか仰らない事もある)。質問対応は個人的にどの先生より好きでした。質問して答えていただいたときに「そういう意味の質問じゃないんだけど、、」と思いつつ反論できないことってあると思いますが、高橋先生はこちらの拙い質問でも正確に意図を読み取り適切な答えをくださいます。

👎悪いところ:声がすごく眠くなります。丁寧な解説のため授業がかなり遅れ、丸々1講分ずれることもありました(補講は出さずに駆け足で終わりましたが)。1限だからなのか、眠くなるからなのか、オーソドックスゆえに目新しい感じが無いからなのか、切る人が多かったです。

 

 

レギュラー授業の英語講師陣はこんな感じでした。見返して他に何かあれば都度追記していきます。書き切れてないことがたくさんあるので、「この先生気になってるんだけどもっと知りたい!」ということがあればお答えします。

 

 

自語り

私は英弱すぎて現役の時は英語で落ちました。社学は英語日本史がどちらも半分以下だったので話にもならないんですが、法は国語、日本史で7〜8割取っていました。しかし英語が驚異の3割!で余裕で落ちました。ここまでの英弱から早稲田合格まで持ち上げてくださったのは間違いなくこの4人の先生方のおかげです。本当にありがとうございました。