アカギ 31巻 / 福本伸行 |
もちろん、たとえばスポーツの漫画で、ある一試合がコミック5冊にもわたってかかれるということは散見されており、当然この「アカギ」も、一晩の勝負が長くかかれることは納得します。
しかし、それにしても、この一晩が連載上で軽く15年以上かかってまだ終わっていないということもすごいと思いますが、特に驚いているのはこの最後の半荘の最後の南4局の展開の遅さです。
配牌だけでコミック2冊かかりました。
連載にして一年くらいかかったと思います。
配牌で一回分牌をもってくるだけでものすごい心理描写がなされ、周囲のオーディエンスの考えや感情が描写され、それだけで連載一回分を費やしてきました。
配牌終了後は今度は、一人が一枚ツモる度に(つまり一枚牌を引く度に)一喜一憂して、やはりそれだけで連載1回分使っているのですからすごいです。
この間の連載など、さらにスローでした。
アカギがカンを宣言してカンドラをめくったところで終わりました。
つまり1回のツモ分も、その回は終わりませんでした。
せめてリンシャン牌を引くところまで進めて欲しかった。。
と、ここまではその展開の遅さに対する苛立ちを書いてしまいましたが、実際にはこの展開は見事だと思います。
一回の進捗が少ないとはいえ、それはなんとなくダラダラ書かれているわけではなく、ものすごい心理描写が、読んでいる者の心を揺さぶるようなリアルさで書かれており、退屈な気分にはまずならないと思います。
自分を含めて、多くの読者がこの展開の遅さに対して苛立ちを覚えていると思いますが、それはむしろ、続きが気になって気になってしょうがないから苛立っているのであって、つまらないから苛立っているのではないと思います。
自分も、一年に一回くらいしか発売されないコミックの新刊を待つのがさすがに我慢できなくなり、ここ3回くらいは本誌を購入しています。ただこのアカギの続きを読むためだけに。。
漫画雑誌も安くはなく、一か月に570円という出費は痛いのですが、アカギの続きを読まずに見送るのは精神衛生上、非常にまずいと判断しています。
まあ出版社側からすれば、自分のように本誌を買ってしまう読者が増えるのは思うつぼなわけですが。。
最後は100%間違いなくアカギが勝つことはわかっている(この勝負に負ければ死ぬのですが、彼が50代になった後のストーリーがすでに別の連載で書かれてきたため、この勝負では死ななかったことが証明されています)のですが、最後はどうなるのか、鷲巣氏からの直撃なのか、自摸上がりなのか、役はどうなるのか、何巡目まで引っ張るのか。。考えれば考えるほど、続きが気になります。
自分の予想では・・
まず素直な展開になることはあり得ないでしょうから、アカギの4ソウ自摸で終了ということはないと思われます。
また、役も最初の清一色ではないと考えられます。役の面では、すでに3カンツが3福露で確定しているので、とにかく自摸か鷲巣氏からの直撃で上がれば何でもいいという今の状況であれば清一色はいりませんから、きっと手持ちの索子はくずしてくるでしょう。
今だとオールガラス牌で待ちがまるわかりなので、おそらく黒牌を一枚抱えて、鷲巣氏から直撃で致命傷にするのではないでしょうか。
問題は、実質聴牌している鷲巣氏が上がり牌の東(山にあと2枚残っている)を引く前にアカギが手変わりする余裕があるか、というところですが、鷲巣氏側もこのまま淡々と「東」を引くのを待ち続けるという流れになるとは思えません。
おそらくは「東」はカラになり、鷲巣氏ももう一度手変わりさせる必要がでてくるのではないかと思われます。
もっとも鷲巣氏側はもっと楽で、差し込みでもなんでもとにかく上がればいいので、大三元気配の手ではありますが、中のみでも何でも、とにかく早い手に変えてくる。。と言いたいところですが、鷲巣氏の性格から、役満以外では上がらないつもりでしょうし、味方が白・発・中を差し込めば確定しますから、役は大三元でおそらく動かないでしょう。
問題は待ちをどうするかで、普通に考えれば浮いている1万・9万・1ピン・9ピンに2・3・7.8をつけて順子に伸ばすという打ち方になると思いますが、そんな単純な流れになるとも思えず。。
しかし、現実的に今浮いている牌でコウツを作れる牌はもう東以外にありませんから、東がカラになるとすると、やはり一番速いのは順子を2つ作っての小三元・チャンタですね。。点数的には大差をつけている鷲巣氏なので、小三元どころか平和のみ1000点でも上がれば勝ちですから、スピードのみにかけてくるかも知れません。ただ、それだと最速でもあと4巡必要なので、そこまで引っ張るだろうか?という疑問もあります。
ううむ、続きが気になります。。














