昨日は、久し振りに映画を観てきました。

なぜかポッター。久し振りの映画がよりによってポッターかよ!


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いつも吸い込まれるように入って行く区役所通りには目もくれず、新宿ピカデリーへ。靖国通りを挟んだあちら側が遠く感じます。






「ピカデリーってなに?」という誰でも考える疑問。ググってみると


ロンドン中心部、ピカデリーサーカスとよばれる広場を中心とする繁華街。
ここから派生して、映画館等の名称に使われるようになったと思われます。



とのこと。ふ~ん( ̄▽ ̄)



さて、映画。
ハリーポッターを好きなわけではないのですが、話題作ではありますのでテレビでやることがあれば見ていました。ただ、全部を見ていたわけじゃなかったようです。


映画がはじまると、ハリー達はすでに大ピンチ。ダンブルドワ先生はすでにお亡くなりになっておりました。


どういうこっちゃ!ヽ(`Д´)ノ




ハリー、鬚はえちゃってるじゃん・・・。



どういうこっちゃ!ヽ(`Д´)ノ







もし、観ようと思っている方がいらっしゃれば、前作を見てからにしたほうがよろしいかと。






僕には思考パターンがあって、

①問題を単純化する。
②問題にまつわることを色々考える(複雑化)
③自分が何を考えているのか分からなくなる(笑)
④このままではいけないと気づく
⑤行動に移れるよう単純化する

大体、こんな感じ。単純化→複雑化→単純化の流れだ。理屈っぽい性格もあってこれはずっと変わらないだろう。

オプションで考えると、命題は『利益を出すこと』。複雑化の第1段階では、目標(金額ベースや投資金額に対する割合、期間)や、その方法を考えることになる。目標の設定なんてのはすぐに片付く。数字ベースに落とし込んでも、エクセルで計算すればあっという間だ。あとは、それを達成できる行動を粛々と続けるだけ、問題があれば修正する。言葉にすると実に簡単である。

方法を決めるには、次の複雑化の段階に進まなければならない。その対象を知らずして、方法は決められないからである。そのため、本やブログを読み漁ってきたが、はやりアイツがやってきた。



俺は何を調べているんだ
( ゚д゚)ポカーン




そもそもオプションという奴は、ちょっと複雑な野郎で、それは利益を上げるための方法が基本的に4つあることからきている。そう、ギリシャ文字のデルタ、ガンマ、セータ、ベガだ。

オプションの売りは危ない!だから、買いなさい。原資産が下がると思えばプット、上がると思えばコールを買うのです!

損益図を御覧なさい。オプションは上がるか下がるかだけではなく幅に賭けられるのです!

オプションの肝はボラティリティにあり!方向性が分かるなら原資産そのものに賭ければよい。ボラティリティの上下を利益にするのです!


などなど。

全部正しいかって言えば、




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    「その通り!」



ただ、それぞれがまったく別の考えをもとにしているので、混同すると本当に訳が分からなくなる。しっかりした考えをもたずに、ポジションをとっても捌ききれなくなってしまうのだ。幅に賭けたのに、ちょっとした変動にビビってデルタ調整などが良い例。まったく動かないなんて、はじめからそういう想定でポジション組んだのかよ?


どれも間違いじゃないなら、自分はどうすりゃいいの?

逆に考えれば答えはでる。



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  「近藤しないこと!」


オプションの取り組み方は色々あるが、それぞれの考えを混同しないことがとても重要だ。ここでつまずくと魑魅魍魎の世界へダイブすることになり、自分が何をしたいのか分からなって、



( ゚д゚)ポカーン

とすることになる。


そして、選択すること。行動に移る時は、自分が何をしようとしているのがを明確にしておくこと。理解の仕方が間違っているかもしれないが、行動するためには選択が必要で、そのためには現状の理解しか判断基準がないのだから仕方ない。間違っていたなら修正すればいいだけの話。



色々調べ、実際にポジションを組んでみて、僕はベガを選択した。この判断が正しいかどうかなんてことを考えること事態が間違いだ。あくまで利益を上げることが目的で、例え利益を上げられなかったとしても、それはベガを選択したことは原因ではない。むしろ、これは好みの問題である。




さて、次の段階。

結局のところ利益を上げるには、2通りしか方法はない。

①安く買って、高く売る
②高く売って、安く買い戻す

素直にいけば、高い安いはプレミアムのことなのだが、ここではIVと捉える。これは結果としてプレミアムの値段にも直結する(他の価格に作用する要素を排除した場合)。



①IVは限月、ストライクプライスでそれぞれ独立していることがポイント。スマイルカーブを眺め、高い場所、安い場所を把握する。歪みを捉えられれば、優位性は増す。


②ベガをトレードするといっても、オプションはデリバティブなので、原資産の動きとは切り離すことはできない。したがって、原資産の動きをざっくりと予想する。これも優位性を増す行動。


株価上昇・IV上昇
株価上昇・IV下降
株価下降・IV上昇
株価下降・IV下降
株価横横・IV上昇
株価横横・IV下降

それぞれのパターンの定石を身に付ける。
ブラックスワン対策は絶対に怠らない。


さぁ、一歩前へ





設定時の基本は、ニュートラル。原資産の変動でポジションデルタは変化する可能性が高い。
損益図をもとにした売買ではないので、極力デルタの影響は排除したい。

その場合の対応である。


①定期的に調整する
方向性は一方通行ではなく、反転も押し目もある。ザラ場で調整し、1日終わってみれば、調整しなければ良かったということは多い。1日1回など頻度を決めて調整を行う。

②デルタが一定の数値を超えたら調整する
まず、考えられるのがデルタ±0.1を越える時。これはミニ先を扱うのと同じである。売り方は動かないことに賭けているわけであるから(動いたとしてももどってくる)、頻繁に調整するのは行動が首尾一貫していない。


③方向性の思惑を元に調整する
デルタが振れても、それは一時的なもの(押し目)であると考えるならば調整は不要。さらに逆行すると考えるならドテンもある。



テクニカルと合わせて考えるといいのかもしれない。
理論価格モデルは、正規分布をそのモデルの一部に採用している。

正規分布曲線は「中央値」と「標準偏差」で表現できる。

±1標準偏差=全出現数の68.3%(約3分の2)を含む
±2標準偏差=全出現数の65.4%(約20分の19)を含む
±3標準偏差=全出現数の99.7%(約370分の369)を含む


中央値=原資産価格
標準偏差=ボラティリティ


※中央値は厳密には金融商品のタイプで異なる。株式の場合、将来価格になる。

ざっくりいきたいので、ここでは先物で考える。


日経先物が10000、ボラティリティが20%とすると、これは1年後の1標準偏差の価格変化をしめしている。つまり、1年の間、先物価格が焼く68%の期間で8000~12000の間にあることを予想している。先物が20000になることはありえないのか?これは、3標準偏差の外の出来事、99.7%に含まれない出来事だが、起こりえる。あくまで確率論での話であり、現実は異なる。

では、原資産の価格が正規に分布しているという前提は正しいのだろうか?これは、以下のことを考えれば問題があることが良く分かる。株価100のものが300になることはありえるが、同じ動き200がマイナス方向に働くことはありえるか?株価-100.これはありえない。正規分布の想定にはあきらかな欠陥がある。

原資産価格は連続した価格変動をするので、ボラティリティも同様。利率で考えると連続複利となり、対数分布となる。つまり、上昇再度に歪みが生じる。


◆BSモデルの前提

①原資産価格の変化はランダムである
②原資産価格の変化率は正規分布である
③原資産価格の変化率は連続複利による計算を前提として、満期の原資産価格は対数分布になる
④対数分布の中央値は原資産の将来価格に相当する


◆ボラティリティの示唆する内容
年間の標準偏差として原資産の年間の価格変動について示唆している。1年は扱うオプションの残存日数より多いため、より少ない日数において示唆する内容をしりたい。

ボラティリティの重要な特性は時間の平方根に比例している点である。

〇1日のボラティリティの概算方穂
1年365日であるが、マーケットが休みの日は価格変化をしないので、営業日ベースで256日と考える。256の平方根は16であり、年次ボラティリティを16で割ればの近似の日次ボラティリティが得られる。

日経先物が10000、ボラティリティが20%とすれば、20%÷16=1.25%で、1日の1標準偏差の価格変化は125となる。3日に2日は125以下の変化、20日のうち19日は250円の変化という感じ。
◆先物が急落時

コールはさほど売り叩かれない
→BSモデル的には、コールのIVが上昇
→割高なコールを売る

この行動が意味するところは、高いIVの売りである。つまり、相場が落ち着けばコールのIVは下がるだろうということを予測している。

この時のリスクパラメーターは

D -
G -
T +
V -

先物自体はその後、さらなる下落を見せるか反転し上昇となるかはわからない。ベガ売りで利益を得たとしても、デルタで損失をだしたのでは意味がなく、デルタヘッジを次に考えることになる。デルタニュートラルに調整するには、デルタ+の要素を合成しなければならない。

・先物の買い
・コールの買い
・プットの売り

取りうる行動は上記3つ


◆コール売り + 先物買い  = カバードコール

取り組みやすそうな印象。



◆コール売り + プット売り = ショートストラングル

デルタニュートラルは可能だが、他の値はベクトルを同じくして増大する。先物が下がったところで膠着し、IVが下がる状況ではこれが一番良いだろう。ATMとの距離感が問題かな。ガンマの値が気になるところ。


◆コール売り + コール買い = レシオ or  バック

○株価上昇・IV上昇と読むなら → プットバックスプレッド
○株価上昇・IV下降と読むなら → コールレシオスプレッド
○株価下降・IV上昇と読むなら → コールバックスプレッド
○株価下降・IV下降と読むなら → プットレシオスプレッド




たまには真面目な投稿を(・∀・)

最近ネットばかりで本を読んでいなかったのでひさしぶりに書店へ。買う本は決まっていたので、店員さんに書名を伝えて探してもらった。しかし、本が見つかるまでが遅い、遅すぎる!やっと見つかったかと思うと、口からでるのは「もう少々お待ちください」だ。胸には研修中の札が。時間に余裕があったわけではないのだが、あまりの遅さに途中からは「がんばれ!」の思いが僕の胸に広がった(笑)


さて、読んだ本はコチラ



残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法
橘玲

幻冬舎 2010-09-28
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大好きな橘玲さんの新作です。ちょっと大きな書店に行けば、新旧問わずかなりの自己啓発本が並んでいます。何かを変えたいと思う人が多い一方、変えられない人が多いことを証明しちゃってますよねコレ。まぁ僕もそのうちのひとりなわけではありますが。

この本の内容ですが、言ってしまえば努力は報われないというような身も蓋もない話が永遠と続き、最後には1つの可能性を示してくれています。

ここ15年でインターネットは社会を大きく変えました。「好き」をお金に換えることができる可能性は大きくなっているのは確かだと思っています。ネット証券の出現で、証拠金が大きく下がったのもそのひとつ。アフィリエイトやせどりもそう。可能性を上げれば、枚挙に暇がない。




『ヒトの遺伝子は金銭の多寡によって幸福感が決まるようにはプログラムされていない。ひとが幸福を感じるのは愛情空間や友情空間でみんなから認知されるときだけだ。』は、本書の中の一文ですが、ちょっと考えさせられましたね。


ではまた。



◆行動遺伝学の主張

適正に欠けた能力は学習や訓練にでは向上しない。つまり、「やればできること」はあるかもしれないけど、「やってもできないこと」の方がずっと多い。

◆ガートナー(アメリカ、認知心理学者、教育学の大家)

「多重知能(MI=Multiple Intelligences)の理論」

ガートナーによれば知能は身長や体重のように単純な検査で計測可能なものではなく、こころは様々なモジュールが組み合わさってできていて、それぞれが互いに影響しあっている。ガートナーは、人間に固有の8つの知能と1つの候補をあげている。


①言語的知能:言葉への感受性(詩人、小説家)。目標を達成する際に言語を用いる能力(政治家)。
②論理数学的知力;問題を論理的に分析したり、数学的に処理する能力(科学者、コンサルタント)。
③音楽的知力:音楽的パターンを取り扱う能力(音楽家)。
④身体運動的知力:問題解決のために身体を使う能力(運動選手、外科医、技術者)。
⑤空間的知力:広い空間のパターンを認識して操作する能力(パイロット、建築家)。
⑥博物的知力:世界を分類して理解する能力(博物学者)。
⑦対人的知力:他人の意図や欲求を理解する能力(セールスマン、教師、俳優、宗教家)。
⑧内政的知力:自分自身を理解し、自分の生活を効果的に統制する能力。
⑨実存的知力;宗教的、神秘的体験を位置づける能力(宗教家、芸術家)暫定的に提案された。


◆市場経済のルール

「働いてお金を稼がないと生きていけない!」

市場は色々な知能を平等に扱うわけではない

例)
身体運動的知能や音楽的知力は、ずば抜けていないと評価されない。逆に、言語的知能や、論理数学的知能は、他人よりちょっと秀でているだけで、労働市場で高く評価される。


◆自己啓発

自己啓発の思想では、自分が変われば世界は変わる。
(人的資本を高めろ=労働市場で高く評価される知能を努力によって高めろ)

ならば、問題は1つ。はたして自分は変われるのか?


大脳生理学的には、感覚野は幼児期に成熟し、記憶や自律神経に関わる大脳辺縁系は思春期までに、意思や感情をつかさどる全頭全皮質も16~18歳で完成する。


ひとの性格はそのほとんどが無意識の感情や仕草、表情や行動によって構成される。無意識を意識することは原理的に不可能で、意識できないものを変えることもまた同じ。したがって、自分が変われば世界も変わるが、そう簡単に変われないのが現実ではなかろうか。

人的資本を高める素地がある人は高めればよい。ないと考えるならば、マニュアル化された仕事(本書ではマックジョブ)に従事し、好きを趣味にするか、好きを高めてそれを収益化する方法を探るという選択肢もある。


ヴァチカン美術館前からトレヴィの泉にタクシーで移動。

「20ユーロだ」

「メーター持ってないの?」

「おぁ~メーター希望か!ちょっと他のタクシーに聞いてやる」


はぁ、やれやれだぜヽ(;´Д`)ノ



ローマ観光をどう楽しむかのポイントの1つは映画ローマの休日の撮影場所をどれだけ回るかなのだそうだ。まぁ、トレヴィの泉は定番ですな。やはり、すごい人の数でした。




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街中にこんな場所があるなんて、なんて素敵な街なんや(・∀・)



僕が行きたかったは、コロッセオ、ヴァチカン美術館、トレヴィの泉、スペイン広場。まぁ定番コースですね。これで一応一通りまわったことになる。

さぁ残りはまた買い物ということで、スペイン広場へ行くことに。地図を見ると歩けない距離ではない。町並みを見るのも旅の楽しみですからね。


歩き始めると、さっそく現在地が分らなくなる。とりあえず足を進めると白い建物が見える。


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あれ、なんでこんなとこ出ちゃうんだ!午前中にきたとこじゃないか!


徒歩はあきらめて、ヴァチカン美術館に行く時にタクシー乗った場所で再度乗車。とほほヽ(;´Д`)ノ




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スペイン広場前のヴァルカチャ(小舟)の噴水


ここでは鳩ビジネスではなく、薔薇ビジネスが盛んだw

事業概要を説明しよう。
ターゲットはカップル。まず、薔薇を女性にプレゼントだよばりの雰囲気で手渡す。受け取ったところで、男性にお金を請求するのだ。非常に手の込んだビジネスである。このビジネスは主に移民系の人々によって行われる。薔薇ビジネスは、雨が降りだすと、傘ビジネスへと華麗な転身がなされるのだ!!!


この後、雨が降り傘を購入するはめになったが、5ユーロ。意外と良心的である。さすがに薔薇は売りつけにこなかったので薔薇の値段は不明(・∀・)





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噴水のすぐ上がスペイン広場の有名な坂。坂からこの噴水を見下ろす感じ。

ローマの休日だと、ここでジェラートを食べたんだっけ?



ということで買い物~

Aさんの買い物スイッチが入った。結局、財布、ネクタイ3本、ボールペン、カードケース、靴べら、カフス、スカーフ、香水などなど。各種ブランドの袋をたくさん抱えた僕らは、どの店でもカモがきたぞ!ばりに良い対応をしてもらえた。3度入ったカルティエは、また日本人が買いにきたぞというので、ショップに入った瞬間、最奥の席に案内される始末。Aさん、景気の良い中国からの観光客といい勝負でしたよ!

さて、僕は誰へのプレゼントか分らないが、プッチのボディークリームを購入。容器がかわいい。



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帰り、ヒースロー航空でもお土産を追加。成田でバス待ち中に撮影
たくさん詰め込まれたブランドの袋も、こうみると単なる紙袋だ(笑)



またまたタイムリミットで買い物終了。昨日のレストランの並びの店に入った。

ワインをグラスで注文。うまし!
パスタにも飽きたので、肉料理を注文。うまし!
最後のごはんなので、悔いの残らぬよう、ピザも注文。さすがに食べきれなかった(笑)

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周りの人の注文を見ると、いや~こっちの人はたくさん食べる。注文する量が半端ない。十分2人前はあるようなピザを1人一人前注文している。そりゃ太るわけだ。



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最後は、ドルチェ。パンナコッタとエスプレッソを注文した。

2人で70ユーロちょい。ごちそうさまでした。



ホテルに戻り。起床は4時だ。寝る前にしっかりと荷造りをと思ったがいつのまにか寝てしまった。起きて荷造り、7時半の飛行機だが、タックスリファンドの手続きなどがあったので、早めに空港に向かう。フロントでタクシーを呼んでもらい一路フィウチミーノ空港へ。タクシー60ユーロ。

トランジットで品物を手荷物としている場合は、ヒースロー空港でタックスりファウンドの手続きをしてくれとのことで、時間があまってしまったのでラウンジへ。ヒースロー空港のラウンジが立派すぎたのでちょっとさみしかった。ただ、タバコが吸えたのはグッド!





ヒースロー空港到着。手荷物検査でAさんが止められた!ペットボトルとか機内に持ち込めないでしょ。その流れで香水とボディークリームが引っ掛かった。所有権を放棄して捨ててくれというのだ。う~ん、こりゃ困ったぞ。ごねていると預入の荷物として機内に持ち込まなければOKとのことで、僕のパソコンを入れていたバックにそれらをぶちこみ預入。しかし受け付けてもらえない、なんと、2キロを超えない荷物は受け付けられないと言う。しかたないので、飛行機で読もうと思っていた本と、Aさんには服まで脱いでもらってなんとか2キロ以上にして事なきを得た。


帰りはトランジット3時間。さぁ買い物の残りです。Aさん買いすぎでしょ。。。ワイン3本、お菓子など15箱ぐらい。荷物持ちの僕の指がとれちゃいそうですよ!


ブリティッシュエアウェイズの飛行機で成田へ。11時間の旅でしたが、映画見たり寝たりしてたらあっという間。成田からバスで新宿へ。Aさんは荷物を置いてそのまま日焼けサロンへ直行。その後、会社へ行き、夜は集合して飲みにいくぞ!と言うのだ(・∀・)


さすがっす!




13時頃渋谷で解散し、僕も家へ向かう。あ~~疲れた。でも楽しかった!


23時渋谷集合、急いでタクシーで歌舞伎町へ。


セリュックスからのディアレスト、ダブル!
日本食に飢えていた僕は、さらにつるとんたんで、うどんを食べて撤収。
もうダブルからの記憶はほとんどありませんがね!グラスをかなり割っちゃったのだけは記憶にあります。


さーせんw



こうして、僕の旅は歌舞伎町からはじまり歌舞伎町で終わりを迎えたのであった。



グラッチェ!完

16:30ごろローマ:テルミニ駅到着。

ホテルは駅からすぐそばだ。スーツケースを引きずりながら移動していると不思議な出来事が起こった。
地図を片手にした白人男性に話しかけられた。「コロッセオに行くにはどうしたらいい?」と聞いてくるのだ。すると、別の小柄なおじさんが近づいてきた。そして、身分証明書のようなものを見せて警察を名乗り、パスポートの提示がを求めてきた。制服ではなく私服なのだ。

あやしいぞ!


僕はパスポートを見せず、もう一度、身分証明書を見せてくれと言ってみた。


そんなことをしている間に、今度は白人男性が立ち去ろうとする。自称警察官は、君たちは行って良いと言い立ち去ろうとする白人男性を追って行った。なんなんだいったい!!!


ガイドブックには偽警察が出没することがあると書いてあったので僕は自称警察官を疑ってかかったのだが、白人男性の方がよく考えてみると怪しいのか?道が分らない時、スーツケースを引きずるアジア人に道を尋ねるだろうか。旅行者相手の詐欺師に狙われたところを、私服警察に助けられたと考えるのが順当なような気がしてきた。幸い被害はゼロだし、考えてもしょうがないのでホテルへ。


もう夕方、これから観光も厳しいので、Aさんのお土産探しに付き合うことに。ということで、スペイン広場へ。このあたりはブランドショップが乱立するお買い物地帯。


荷物を置き、再度テルミニ駅へ。タクシーを拾うためだ。イタリアは流しのタクシーは居らず、タクシー乗り場で捕まえるしかない。


さっそく、あんちゃんが近付いてくる。

「どこへいきたいの?」

「スペイン広場」

「OK,さぁ行こう。20ユーロね☆」


この手の話はまずぼったくり。メーターがあるので、事前に金額など提示するのはおかしいのだ。スルーして別のタクシーへ。8ユーロぐらいでスペイン広場に到着。

もう薄暗いのに、人がたくさんいる。さすが、超有名観光地だ。

さぁ買い物買い物。僕の買わなければならないお土産は少ないのだが、Aさんの量が半端ない。

ヴィトン、グッチ、アルマーニ、カルティエ、ブルガリ、エルメス、シャネル、フェラガモなど有名ブランドのショップをひとまわり。

密集しているので移動には時間がからない。Aさん、人のお土産そっちのけで自分の物ばかり買ってしまう。ぜんぜん、お土産買えてないじゃないですか!




8時には店は閉まってしまう。買い物は切り上げ食事。残念ながら、買物は完了しなかった。。。さて、夕食。スペイン広場のそばのレストランに入ってみた。カルボナーラ、海老のリゾット、牛モツの煮込みを注文。メニューを見てもよくわからないので注文が大変だ。



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カルボナーラ。せっかくだから、色々なものをちょこちょこ食べたかったのだが、一品一品の量が多い!




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牛モツの煮込み。ガイドブックを指さしながら注文。Trippaトリッパというらしい。胃袋のようだ。

ドルチェも注文し。おなかいっぱいでホテルへ戻る。ローマ初日終了。






ローマ2日目。翌日朝7時の飛行機なので、実質最終日だ。
この日は観光がメイン。まずはコロッセオだ。電車でも行けたのだが、時間がもったいないのでタクシーで移動。昼だと初乗りが2.8ユーロ。近場の移動ばかりだったので10ユーロ以内でほとんど済んでしまう。安い!



コロッセオに到着すると、すぐにローマ時代の鎧を身にまとったおじさんが、「ピクチャー、ピクチャー」と言いながら寄ってくる。まちがいなく一緒に写真撮ったら金払えって言うだろ(笑)少々びびっているので丁重にお断りし、コロッセオ内部へ。12ユーロ、音声ガイド(電話のようなもの)もレンタル。



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コロッセオ2Fから撮影


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コンスタンティヌス帝の凱旋門。


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このあと、真実の口を見たかったのだが、軽く迷子で遺跡群の中歩き回る。

歩き疲れたので露天でジェラートを購入4ユーロ。観光地価格だろうな。


諦めてタクシー乗り場を探していると・・・。
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こんな建物にでくわした。適当に歩いてこんな建築物と出会えるなんて素敵☆
あとで調べてみるとヴィットリエ・エヌマエーレ2世記念堂というとこだったらしい。1861年にイタリアを統一した王様に捧げられた北欧風の白大理石の建物。当時はローマの雰囲気に合わないと大非難を浴びたのだとか(笑)


次は、ヴァチカン美術館へ移動

とりあえず、ヴァチカン美術館前のカフェでお茶。ラザニアと、お決まりのカプチーノ!


さて、ヴァチカン美術館だが、その規模、所蔵品の重要度などイタリア屈指、ヨーロッパ芸術の総本山だ。迷路のように入り組んだヴァチカン宮殿のほぼすべてが展示室になっており、その総延長は7キロに及ぶのだとか。

おし!ヨーロッパの芸術を感じてやろうじゃないかと、いきり立って内部に入ったら、警備員に止められた。

「ここは出口専用だから入り口へ回ってください」


と、いきなり外にだされた(爆)



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ラオコーン像
1506年、ネオ帝の宮殿跡で発掘。古代彫刻の最高傑作




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謎。きれいだったから撮影(笑)




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中庭。見学に疲れたらこちらで休憩。


一番感動したのは、天井画だった。これはすごい!
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ミケランジェロ・ブォナロッティ 天井画
ユリウス2世の命により、生涯初のフレスコ画に着手。題材は旧約聖書の創世記からとられ、天地創造から人類再生にいたる壮大な物語が書き取られている。

このあたりもかなりビデオを回したので後で見るのが楽しみだ。



ヴァチカン美術館は大満足でした。



さて、続いてお決まりのコース。トレヴィの泉へ。



続く
ようやくミラノに到着。現地時間22:30、新宿を出てから24時間だ!

空港はかなり人が少なく寂しい感じ。実家にあったイタリアの旅行ガイド(2004年のもの)によると、22:30まで市内行きのバスが出ているらしい。荷物の受け取りなんかをしてたら時間が過ぎてしまい、こりゃタクシー使うしかないかなと。

自分が旅行の手配をしていたら絶対こんなプランは選びませんよ(・∀・)

とりあえず、外に出てみるとバスが一台止まっている。もしかしてと、近づいてみると制服を着たおじさんが「セントラルステーション!」と行先を教えてくれた。運行時間を延長しているみたい、古いガイドブックはダメだね。(7.5ユーロ)


バスでミラノ中央駅まで1時間弱。もう外は真っ暗で景色はよく見えないのが残念だ。市街地に入るといたるところに路上駐車された車が目につく。ミラノ中央駅はなかなか立派なものだったが、雰囲気を楽しめる体力もなく、タクシーに乗ってホテルへ。長時間の移動で疲れきっていたため、すぐに就寝。


翌朝8時過ぎに起床。あいにくの雨、ヽ(;´Д`)ノ
ホテルで典型的なアメリカンブレックファーストをいただく。まぁ、可もなく不可もなくといったところ。

ホテルで傘を借り、出発。ホテル近くのトゥラディ駅からドゥオモ駅へ。


地上に出てみると、目の前にイタリア最大級のゴシック建築、ドゥオモが!
おぉ~すげ~なんて感動していると鳩に餌をあげているあんちゃんが寄ってきた。

そいつに無理やり餌を渡され、鳩まみれにされたあげく、彼は僕に金を払えと言いだした。そんなもん払うかとつっぱねると、仲間が集まってきてしまった。


うわぁ~めんどくせ~


「これはビジネスだ、50ユーロ払え」と言っている。

一握りの鳩の餌で6000円

恐るべし鳩ビジネス!!



財布から1ユーロだし、これを受け取るか警察にいくか選べってぶち切れながら言ったら、1ユーロ取って彼らは去って行った。

解説しよう(・∀・)

これは社会学者ロバート・B・チャルディーニの言う、もっとも強力な返報性(互酬性)の掟「何かをしてもらったら返さなくてはいけない」という人間社会に普遍的な規則習慣を応用したビジネスである。先に、エサを渡し巻かせる。ビジネスと言われればエサが完全な0円ではないことは理解でき、エサ自体はすでに使用してしまっているので(強引にではあるが)、その代価を払わなければならないという心理にさせる。承諾誘導(心理的なテクニックを用いてYESと答えさせる技術)である!



まぁ先制パンチを食らってよかったね。以後いろいろと注意深くなるでしょw


気を取り直し、有名なアーケード街とショッピング街であろう辺りを散策。この日は日曜日で開いていない店が多い。


適当すぎる荷造りで明日着る物のがないと言いだす先輩Aさんのため、デパートをぐるっとひとまわりし、H&Mやディーゼルをのぞき、荷物が多くなってきたところで、一度ホテルへ戻る。


さて、次はどこへ行こうか。ノープランすぎるぞこれはw
ガイドブックを見て、歩いていけそうなブレラ絵画館に決定。


ブレラ美術館へ途中、小腹が減ってきたので、地元の人が行きそうなカフェでピザを食べる。


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十分2人前の大きさで、5ユーロ、激安!カプチーノも1.5ユーロとかだ。


ブレラ絵画館は、キリスト教絵画が中心。芸術に造詣がないものの、なかなかのものであった。
ラファエロの「聖母の婚礼」など。


行き当たりばったり、その場その場でガイドブックを見て行先を決めていく。
今度は、近くのスカラ座へ。


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ノリでオペラ鑑賞してみようと思ったが、すでに最終公演がはじまっていたようだ。
カルメン上映中でした。


その後、あてもなく街を歩き回り、目に付いたレストランで一杯飲んで撤収。翌日に備え早めに就寝したいとこだが、パソコンをネットに接続し、今更ながらイタリアについて調査(笑)

インターネットは、24時間で12ユーロ、しかも遅い!





翌朝、8時過ぎに起床し、カーテンを開けてみる。


うん、雨だ!


くそ、また雨かよw


この日は早くもローマへの移動日。13時15分発の電車なのであまり時間がない。


昨日、鳩ビジネスに巻き込まれその場を後にしたドゥオモだが、実は屋上に上がれて町が一望できる。さらに、天気の良い日にはアルプスが見えるのだとか。おし、行ってみよう。

また地下鉄で移動し、鳩ビジネスに注意をしながらドゥオモに潜入。



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屋根の上からさらに上の様子。さすがに完成に500年かかっただけあって細部までの作りこみがすごい。





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町並み。天気に恵まれ、アルプスなんて見えるはずもなく。




このあと昨日閉まっていたヴィトンでお買い物。
円が強いからかなり安い。

さらに、空港で12%の税金が戻ってくるのだ!


ホテルをチェックアウトしミラノ中央駅へ。早めに着いたのでカフェでお茶。日本ではブラックコーヒーしかのまないのだが、またカプチーノ!さすが本場、どこで飲んでもうまいのだ。しかも200円ぐらい。


ユーロスターはグレードアップをしていたらしく一等席。広々していて乗り心地が良い。
と、いうことで、爆睡。3時間半でローマに到着だ。


イタリア旅行記 ミラノ編 完