望んでいた離婚をした私は、未だ反省を出来ずにいた。
どちらかというと、「諦め」の状態に近かった。
「ここを出ても行くところはない」
当時、妻子がある身でありながら、付き合っていた女性とも終ったと思っていた。そりゃあ、そうだろう。誰が好き好んで犯罪者と付き合いたいと思うだろうか?
「私の一度しかない人生も終わった…」
そう考えていた。
ある日、「〇〇、面会だ」と言われ、行くとなんとそこには気丈に振る舞う彼女がいた。
姿をみた途端、人目も憚らず、互いに号泣していた。
彼女は見捨てなかったのだ。後に聞いた話では、「私が支えなければ」そう思ったという。
初めて自分の馬鹿さ加減に嫌気がさしていた。それからというもの、彼女は献身的で、一週間に一度のペースで面会にきてくれた。特に嬉しかったのは、本の差し入れと、煙草だった。それと、生活を切り詰めながら、確保してくれた現金。留置場では、まだ、煙草が吸えた。房の外にでられる「毎日15分の運動間」に吸うことができた。それが楽しみだった。
束縛される中でも、唯一の存在した自由だった。
警官ともいろんな話をした。「あなたはここに来るべき人じゃない」散々言われた。
房ではすることがない、というより「やるな」と言われている状況で、できることと言えば「トレーニング」「読書」しかなかった。
読んだ本は、小説と、飯田史彦先生の「生きがいシリーズ」
これは、私が営業マンだった時、「親を説得するため」の手段に使うため、部長が紹介してくれた「スピリチュアル」の入門編とも言える本で、彼女から差し入れてもらったものだった。
反省の薄かった私が、「今こそ読まなければ」と義務感にかられた本だった。
皮肉にも、これが私の運命を左右することになることになるとは、思いもよらなかった。
どちらかというと、「諦め」の状態に近かった。
「ここを出ても行くところはない」
当時、妻子がある身でありながら、付き合っていた女性とも終ったと思っていた。そりゃあ、そうだろう。誰が好き好んで犯罪者と付き合いたいと思うだろうか?
「私の一度しかない人生も終わった…」
そう考えていた。
ある日、「〇〇、面会だ」と言われ、行くとなんとそこには気丈に振る舞う彼女がいた。
姿をみた途端、人目も憚らず、互いに号泣していた。
彼女は見捨てなかったのだ。後に聞いた話では、「私が支えなければ」そう思ったという。
初めて自分の馬鹿さ加減に嫌気がさしていた。それからというもの、彼女は献身的で、一週間に一度のペースで面会にきてくれた。特に嬉しかったのは、本の差し入れと、煙草だった。それと、生活を切り詰めながら、確保してくれた現金。留置場では、まだ、煙草が吸えた。房の外にでられる「毎日15分の運動間」に吸うことができた。それが楽しみだった。
束縛される中でも、唯一の存在した自由だった。
警官ともいろんな話をした。「あなたはここに来るべき人じゃない」散々言われた。
房ではすることがない、というより「やるな」と言われている状況で、できることと言えば「トレーニング」「読書」しかなかった。
読んだ本は、小説と、飯田史彦先生の「生きがいシリーズ」
これは、私が営業マンだった時、「親を説得するため」の手段に使うため、部長が紹介してくれた「スピリチュアル」の入門編とも言える本で、彼女から差し入れてもらったものだった。
反省の薄かった私が、「今こそ読まなければ」と義務感にかられた本だった。
皮肉にも、これが私の運命を左右することになることになるとは、思いもよらなかった。