赤い糸、絡ませて。 -28ページ目

彼女がその目で見たもの


ある人の事について今回、書いています。




その人の事情を考慮して、

今後、この記事を伏せるかも知れませんので。



そこのところは、御了承下さい。






***










彼女は。



特定の一人だけに、

その身を預けることが出来ない人だった。


複数の人達と、平行して関係を繋ぐ人だった。






はっきり言おう。



わたしはそういう 股掛け行為 を、理解出来ない。






決して、潔癖なだけが理由ではないと思う。


不倫や浮気やセフレ関係でさえも、

その背景によっては、納得してしまうのだし。



けれどこれだけは、どうしても。

どんな事情が絡もうが、理解の余地を残せない。







だから、

その関係を続けていた彼女のことを、好ましく思える筈がなくって。






だから、

こう思ってしまうんだと思う。





そんな彼女が。



彼に、


近付いたことが

魅了したことが

あっさりと切り捨てたことが



許せなくて。





それでも、


キレイな想い出が残り

今も彼の中に彼女が息衝いてることが



悔しくて。







同じ女として、

決して認めたくは無い人種だったからこそ。


わたしは彼の昔話に対して、

異様なまでに反応してしまうのかも知れない。



嫉妬と呼べば、それで終わること。


ただ、彼女の事情を知っているわたしは

純粋に妬むことは出来ず、時々そこに、同情が絡む。


だから、やりきれないすっきりしない気持ちになる。









けれど、ひとつ前の記事を書きながら考えた。






わたしが、彼女と同じ立場だったら?






過去に、その身にを受けていたならば。






わたしはきっと、

男性を信じることが出来なくなるでしょう。


Tさんと出会う前の男性不信など、比べ物にならないくらいに。



男性への恐怖心が消えたとしても、

いくら愛されても

心はずっと満たされないままでしょう。



満たされたくて、

満たしてくれる誰かを求めて、

ヒトへヒトへ、渡り歩くのかも知れない。


一人じゃ駄目なら、二人。三人。四人。









・・・ね?





彼女は、

複数居るオトコ達の中で、

彼が一番、と言っていたのだそうだ。


時折聞いてしまう昔話でも

その頃の二人は、妬いてしまうくらい、とても仲睦まじくて。


別れを告げた後も、

彼女は長いこと、彼を手放さなかった。




本当に勝手な憶測になるけれど


彼女はきっと、何か、を彼の中に見たのだと思う。

他の男性には見えなかった、何かを。




奪われ、失って

探して、迷って

見つけて、手に入れて

愛して、愛して


でも、手放した。彼女は。





とてもとても、女らしくて。

でも寂しさを包んでくれる誰か、をいつも探していた。


そんなヒトだったんだろうか。




そう思った。







今なら、彼と同じ事を言える気がする。




「幸せに、平和に、暮らせてると良いな。」って。







護身




ごめんね。



って、思った。






来週から開始となった、次の仕事についてなのですが。


職種の括りとしてはサービス業であり、

予想はしていたけれど、

シフト勤務ゆえに、夜の勤務も確定。


要は終電間際までの勤務。

毎日では無いけれど、少なくもないはず。





それを耳に入れたTさんが。



「帰りが遅過ぎる。危ない」、と。



確かに。

安全ではない。

心配するのは当然。


けれど、予想以上の反対姿勢を見せた彼。

そればかりか、


「他の仕事を探しなさい」、とまで。




働くこととなる店舗があるのは、大阪の繁華街

名の通り、賑やかな街です。

素行が良い人達が集まるとは、言い難い。


けれど裏路地に入るわけでもないし、

終電間際でも、人通りがぱたりと止むわけでもない。


さみしい暗い路地をたった一人、歩く可能性はかなり低い。




「大丈夫だから」



安易に、そう答えるわたしに。






「何を以って、大丈夫って言い切れるの?






彼が、怒った。




怒鳴ったわけではなくて

言葉が乱れたわけではないけれど


確かに、怒っていた。





「行くのは構わん。でも、確実に俺の胃に穴が空くから」


「あかん。絶対あかん」




「女の子って、なんでそんなにも考え方が甘いんやろう」




もううんざり、とでも言いたげに

女性というもの、まで否定し始めたTさん。


それには、少しわたしも むっ とした。





心配してくれてるのは分かる。

心配なのは分かる。


けれど、仕事は仕事で。

危ないから、の一言で突っ撥ねる事は出来ない。




閉店まで飲食店で働く人

居酒屋店で働く人

残業で遅くまで会社に居残る人


街で働く人たち。



それは男性ばっかりじゃ、ないよね?





そんな風にして、


「大丈夫」

「大丈夫じゃない」


の押し問答を何度か続けて。




彼から放たれた、とある言葉を聞いて。





しまった、と思った。




それは、

わたしも以前に彼から聞いて、知っていた事で。


いや、その前に。

無断で彼の過去を覘いたとき に、知ってしまった事。






彼は、同じ事を言っていた子がどうなったかを知っている。







「付き合ってる者の身になって下さい」



ほんの少し、裏返った声で彼は吐き捨てた。





自分がとても酷い事をした、とようやく気付いたその瞬間




「大丈夫」と安易に答えた、無責任さ。

彼の心配を、少しでも煩わしいと感じてしまった、最低さ。



あまりにも申し訳無くて。

自分の考えの甘さに。


涙がせり上がってくるのを感じた。



けれど、涙は堪える。

流してしまえば、きっとまた彼が責任を感じるから。




「大丈夫」

「本当に、気を付けるから」

「何も、起こったりしないから」



何度も何度もそう言って。

怖い顔をしたままの、彼の肩に額を乗せる。








黙り込んでいたTさんが、ぽつり。




「俺の誕生日プレゼント、スタンガンでいいから」




直前まで、誕生日の話をしていたんだよね。

何が欲しい?って、わたしが聞いていた。




「それをテツカに渡すから、持つんやで。 わかった?」




遠回しだけど、彼の許可が下りた言葉だった。






その日の夜。


仕事関係のメールを交わしているわたしに、

「テツカの意欲を削いでごめんな。応援するって言ったのに」と。



ごめん、なんて言わないで。

傷付けたのはわたしなのに。



ごめんなさい。

でも、認めてくれてありがとう。






防犯グッズや護身具を鞄に入れること。


遅番勤務になった日は、

必ず帰宅を告げるメールをTさんに送ること。



今回の事で、そう決めた。



自分で護らなくちゃいけない。

わたし自身の為、彼の為に。




こう考えると、

やっぱりTさんが言ったように、


女の子は少し、考えが甘いのかも知れないね。


誰しもに起こりえる事だから。

わたしは大丈夫、なんて言ってるのが一番危ない。





みなさんも、気をつけて下さいね。


夏場は特に危険です。








日頃の行いが悪いから。



月曜は飲み会でした。



わたしと同級生、Tさんと彼の会社の先輩方。


平たく言えば合コン





んー。


合コンと飲み会の違いは何だろうか?


と、今更気になってきましたテツカです。





それで、

やっぱり緊張するものだなと。



自分の恋人を、友達に紹介する行為、ってやつは。

その逆もまた同じく。






話は逸れますが、

最近、長かった髪を切ったわたしです。


肩甲骨辺り迄の長さだったのを、顎下までバッサリ。


大胆にイメチェンなり。

予定以上に短く切られてしまったものの、

周囲からは好評価で安心してます。



それで、

この飲み会の席で久しぶり顔を合わせた同級生には、

「え?Tさんと何かあったの?」と、本人を目前にして勘繰られ。


その言葉に、

Tさん、あわあわ。



俺じゃないよ、

……いや、もしや俺の所為なのか?Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)



的な。


そんな理由は無いのですが、

敢えてそこは言葉を濁しておきました。





飲み会中盤。




Tさんが何やらゴソゴソ。

そして衝撃の一言。




「・・・・・・・・指輪が無い」




えっ。




ペアリングですけど?







まあ、会の終了間際に無事に見つかったのですが。

テーブルとはかけ離れた場所で、店員さんが拾得。

どうやって落としたのか、今でも謎。


指輪が無くなった以上に、

友達がとても心配していたことが気掛かりで。

見つかったことに、ほっと胸を撫で下ろす。


そして。



「謝って。ほんま謝って。

 ウチにじゃなくて、友達に謝って」



二人してご迷惑をお掛けしました、と頭を下げた。




多分、本当に紛失してしまっていたとしても

わたしの怒りはそっちに向かっていたと思う。


執着しているようで、あまり執着していない。ペアリング。

そりゃ無くなれば、悲しいことは当然なんですが。



後日、そんなTさんを初見した友達には

おっちょこちょいやね、のレッテルを貼られましたとさ。


そんな可愛いものですかね。






解散した後、Tさんがテンション低め。



「テツカに恥かかせたなぁ」(←指輪の一件)

「自慢出来る彼氏像になられへんかった」



と、一人反省会。

反省していたようですし、

彼も恥をかいたわけですし、

(わたし自身は彼が言うほど気にしていない)

先輩♂に、彼のテツカバカっぷりを露呈したとある話を暴露されたり

(聞いてるわたしは)


やたらツイてなかったっぽいTさん


少しは灸を据えられたかな、と思います。(←鬼)





反省会も一段落、

そろそろフォローに入ろうかと思った矢先。



「やっぱりあかん

「テツカの為ならん




「こんな男とは早く別れ・・・・・・」




ドリャー o(>д<)=◯)`ν°)・;'.、





それが余計なんだな。






ひとまず、吐露。




愛しい、ってどんなのだったっけ。





自分を大事にしないことが許せない。

明らかに体調がおかしいのに、病院に行こうとしないし。


次の日倒れたらどうする?

そういう想像、貴方は出来ませんか?


倒れてから、それじゃ遅いのに。

もう手遅れなんだってのに。


わたしは、そうなったを身近に嫌になるくらい見てきた。

だから、心配する。

連絡が途絶える度、肝を冷やす。


自分の体調管理も満足に出来ない人じゃ、

嫁に行こうにも行けないよ。


行きたくないよ。

もう赤い灯の車は見たくないから。





メールをよく読み逃す。

大事なものでも、何でも。

気付かなかった、なんて正当な理由にはならない。


彼へのメールが一向に増えないのも、

これが一因になってのるかなと思う。





何だかんだで、昔の彼女を忘れられてない。

写真も携帯も貰ったものも、指輪も、結局捨てられず。

言わなければ知らないままなのに、どうして全てを言いたがるのか。


思い出に浸るなとは言わない。

でも、一人で浸れ。

その思い出は共有出来ないから。





将来のこと、考えてくれてるのかどうか分からない。





わたしの言ったこと、結局守ってない。


昔の話はもう止めようね、って言ったことと

冗談でもそれは許せない、って言った話題のこと。


「わかった」と言ってくれていたのに

度々その話を持ち出しては、

わたしが不機嫌になり、それに気が付いて謝って。


その繰り返し。








どうしようか。

どうしようか。


どうにも腹の虫が治まらない。









でもね。

やっぱりね。





本当に辛い時以外は、

体調が悪かろうが会ってくれて



メール不精なのに、

わたしが新しい職場や、面接に行く時には

必ずと言っていいくらい「頑張れ」「どうだった」ってメールをくれて




昔の子の思い出は仕方無いけれど

だからと言って心配になるような行動なんてないし



先のこと、意識していないわけではなさそうだし



約束を破っても、

「ごめんね」って何度も何度も謝って。







ああ、やっぱり。



貴方が愛しいことに変わりはないんだな。






装飾

彩りが欲しくて観葉植物を置いたり、
寂しいから猫を飼ったり、


そんな感覚と一緒だったのかなと思う。




貴方も、

愛おしむ存在、が只欲しかっただけ
空いたままの空席を埋めたかっただけ、で。


見栄と意地と
孤独と偶然が。


たまたま、重なっただけで。




永久に青く、葉を茂らせる事など出来ない鉢植えの木は、
いつ主人に「枯れた」と見限られるのだろう。


愛でる為だけに飼われた猫は、
主人が愛でることに飽きた時には、どうなるのだろう。



貴方にわたしは、










ふと思う。

天の川は、誰かが流した泪なんだろうか。


もしそうなら、
今のわたしはその流れに足を取られているのかも。