赤い糸、絡ませて。 -13ページ目

食卓


最近、ちまちまと没頭していることがあります。



それは、自作のレシピノート作り。


雑誌とかネットで見た料理とか

小耳に挟んだ母の味付けだとか

ばらばらに散っていたレシピを掻き集めてるのです。


雑誌のスクラップはあまり好きじゃないので、

自分なりに見やすいように書き写したり、まとめたり・・・


これが結構ハマる。



と言うのも。

わたしはずっと実家暮らしだった為か、

料理のレパートリーが多くない。

と言うか、かなり少ないと思う。

そりゃ、自分で作って食べる時も多いですが

そういう時は適当にちゃっちゃと作った創作料理なので、

あまり人様に食べさせたくは・・・ない。


嫁に行くのに、これではとてもマズイのではなかろうか。


そう思って、手始めにレシピノートを作り始めたわけです。



「毎日のことだし、

 料理だけはしっかり作れるようにしておかないとダメよ」


と、母の言葉もあり。

しばらく、母の下で修行を積もうとか思ってます。 



楽しみなことはたくさんあるけれど、

二人が住む家の食卓にはわたしが作った料理が並ぶのか、

と思うと、なんだかその日がとても楽しみに思える。


美味しい料理を作れるように、日々精進だ。





安全日って言ったって、ねぇ。


今朝のこと。

友達からとんでもない内容のメールが届いた。




「テツカは、妊娠したかも?って思ったときある??」




・・・。


はて。(`・ω・´)


なんでこんな事を朝っぱらから、と思いつつ

もしかして、と頭を過ぎった事もあり

すぐに返事のメールを打った。


間を空けずに返ってきたメールを読んで、

わたしの予想が的中した事が分かった。



やっちゃったんだと。

避妊せずにそのままで。

してしまってから、

本当に大丈夫なんだろうかと心配になったらしい。


聞いたところ、やってしまった理由は

俗に言う「安全日」だったから。

何やったって妊娠しないっていう、あれです。


彼女は「安全日」の定義を知人から聞いたらしく、

それを鵜呑みにしてしまい、行為に及んだのだそうだ。

すると、また別の知人から

「それは安全日じゃなくて危険日なんだよ」と言われる有様。


彼女の心配と不安は増すばかりで、

何が正しいのかを聞きたくて、わたしに打ち明けたのだと。



ああ、もう。

この子は何やってんだ。


・・・と思いながらも、

俗説は置いておいて、今の彼女の状況と

もしもの時の対応について、アドバイスを述べた。

わたしが思うに、たぶん彼女の妊娠の可能性は低いと思う。

生理の予定日もかなり近いし、恐らく。


そうしているうちに、

「どうしよう、妊娠してたらどうしよう」と慌てふためいていた彼女も

次の生理の予定日まで待つ、という事で落ち着いた。



の、ですが。



自分と同じ年代の女性の、

避妊と妊娠に関する知識の低さに愕然とした。


きちんと理解して知っておかなければいけない事なのに

あまりにも目先の情報に惑わされてる感を強く感じる。

この友達のように、

確証の無い俗説を鵜呑みにしてしまうのが本当に怖い。


これって、例えば

体位によっては妊娠しない、だとか

そんな少し考えればウソと分かる情報を

そうと気付かずに信じてる子が居るって事なんだろうか。


怖・・・。

危なすぎる。



今回の事もそう。


生理と排卵日の関係上、

安全日と言われる日がありそうだけど

わたしは実際、安全日なんて無いと思う。


いや、あるかも知れないんだけど(どっちだ)

安全日=避妊しなくて良い日、じゃないと思うのだ。


避妊具だって付けてても出来る時だってあるのだし。

それを言ったら友達に物凄く驚かれたけれど。

そうなんだよ、絶対じゃないのよ。


周囲のデキ婚の人達は、

ちゃんと避妊してたのに・・・と言う人ばかりなのが実状。



子供への性教育はしっかりしようと、改めて思った今日です。






母について


わたしの結婚の報告に、

隣県にある祖母と祖父の家へ母と行った。


目的地に向かう車の中で、母と二人、

持て余した時間を埋めるように、色々と話した。


母と二人になる時は、大抵Tさんの話題が出る。

今は、結婚についての話がよく出るようになった。



母が父と結婚した時の話も聞いた。

以前から断片的に聞いていたけれど、

その時想像していた以上に、母はとても苦労したらしい。


義母(わたしにとっては祖母)がとても厳しい人で

何に関してもあれこれと小言や嫌味を言われ、

長男の嫁と言う立場で父の家に入った母は、ただ耐えるしかなく。

既に結婚して家を出ていた義姉からも、小言の電話は鳴り。

相当辛かっただろう、と思う。


恐らく一番環境が荒んでいた時に、母の父親が



「そんなにも辛いなら、帰って来い。

 けれど、子供をその家に置いてくる覚悟はあるか?」



と、言ったのだそうだ。



母は、帰らなかった。


そうして次男が生まれ、

義父が亡くなり、義母が亡くなり、

母を取り巻く環境が落ち着き始めた頃、わたしが生まれた。


それからも、勿論たくさんの問題が起こった。

けれど、それがどんな状況だろうと

母はわたし達には、一切愚痴を溢す事がなかった。


今、母は父の介護をして過ごしている。

数年前に父は病気で倒れ、一命は取り留めたものの

片腕と片足に障害が残ってしまった。

少しずつ回復してはいるが、まだまだ手助けが必要な状態だ。



言葉は悪いが、

母は、父と父を取り巻く環境に振り回され続けている。

結婚した時からずっと、今も。

けれど、母はずっと父に寄り添っている。

何があろうとも変わらずに。


わたしは母と父が喧嘩をしているところを見た事がない。



Tさんがわたしの両親へ挨拶に来た時、

母が言った言葉は忘れない。


「これから先、色々あるだろうけれど

 相手への思いやりの気持ちがあれば、乗り越えられる」



思いやりがあれば。



まさに、母の人生を表す言葉だと思った。



こんなにも尊敬出来る人が、すぐ傍に居た。

それにようやく気付けたのは

わたしが母と同じ立場に立とうとしているからだろうか。


母のようになりたい。

そう、強く思う。




まさか!な事。


彼はあまり嘘が得意ではない。


仮に、何らかの理由で嘘をついたとしたなら

それに罪悪感を感じて落ち込むような人。


心根の真っ直ぐな正直者なのか

とても頭の堅い、頑固者なのか。



ある時、いきなりTさん「ごめん。本当にごめん」と謝られた事があった。


わたしには何の心当たりも無かったので、びっくり。

どうやら、彼はわたしに「隠し事」があったらしい。


と言うより、

わたしに話す必要が無いと思っていたから

結果的にそれが「隠し事」になっていただけで。


それは最近の事ではなく、わたしと付き合い始めてすぐの頃。

そんな1年以上前の話を、

いきなり自分から蒸し返したのには理由があった。



この日の前日に、彼と電話で話していた内容。

男女の物事の考え方の違い、か何かについて話していた時に


「わたしは嫌だ。それは許せない」

「許されると考える男の人が理解出来ない」


と、猛烈に批判したある事柄があった。


その場ではTさんはふむふむと相槌を打っていたものの

前述の彼の中の<隠すつもりのなかった「隠し事」>が、

今まさに、わたしが痛烈な言葉を浴びせた事柄と見事に被り。


彼にとっては許される範囲内だったことが

わたしにとってはタブーになっていたのだと知り、

Tさん「しまった」と思ったのだそうだ。


その電話を切ってから、翌日わたしと会うまでずっと

申し訳ない気持ちで一杯だったのだと。

わたしが許せないと言ったことをしてしまっていた事と、

それを結果的にずっと隠してしまっていたという事。


それで、言わなきゃ分からないのに、全て白状して頭を下げた。


聞いて、ショックだったのは確か。

まさか!と思った。

けれどそんな風に平謝りされては、怒る気にもならない。

と言うか、怒りを感じる隙を与えず「ゴメンナサイ」だし。

もう、許す許さないを通り越して

馬鹿正直に白状したTさんが何だか愛おしくも思えた。


「ごめん、ごめん。テツカだけだよ」


罪悪感で憔悴しきっている彼の頭をよしよしと撫でて、

「いいよ、許すよ。でも、もうしないで」と、約束。



それにしても、改めて男女の考え方のズレを感じた。


それがやっちゃいけないことだったって

わたしが口に出すまで分からなかったとは、盲点。

うーん。

よく考えると落ち込みそうなので、これにて完結。



どんな隠し事だったかは、内緒です。




「娘さんを僕にください」


両親への挨拶、と聞くと

タイトルのような言葉を浮かべてしまいます。


でも、これってすごく失礼にあたる言葉なのだそう。

「ください」という言葉は「娘を物扱いしている」とも受け取れるので

それで怒り心頭する父親も居るとか居ないとか。


「だから言っちゃ駄目なんだよ」

わたしの両親への挨拶を無事終えたTさんが教えてくれた。




プロポーズを受けた日から、ぴったり一週間後。

Tさんがわたしの家へ来た。


これまで何度も迎えに来てもらっていたけれど

実際に家へ上がってもらうのは、この日が初めてだ。

来てもらったのは勿論、両親への挨拶と結婚の申込の為。

普段は滅多に見ることの出来ないスーツ姿の彼に、勝手に顔が緩む。


先に和室へ上がってもらってから、後に両親が席に着いた。


「ご挨拶が遅くなり、大変申し訳ありませんでした」


自己紹介と共に、そう言って深々と頭を下げた彼。

母も「いえ、こちらこそ・・・」と、三つ指を付いて頭を下げた。


母も父も、会ったことは無かったものの

Tさんの存在は知っていたし

彼がどんな人物なのかは、よくわたしから話していたので

結婚に関して、特に問題も反対の言葉もなく。


彼がいつにも増して聞き取り易い流暢な口調で、両親と話している姿に

彼の中の成熟した大人の姿を見たような気がした。


やっぱり彼には叶いそうにない。



挨拶が一段落つき、日も落ちた時間だったので

そのままTさんには夕飯を食べていってもらう事にした。

と言っても、お互い気を遣わせるのも宜しくないので

両親は退室して、わたしと彼の二人で食卓を囲む。


「緊張した?してたやろ?」と聞いたところ

「いや、全然」と一蹴されたので、ちょっと面白くない。←悪


けれど、これで正式に結婚の許しを得たわけだ。


実のところ、「破談になる事はまずない」と決め込んで

式場は二人で既に決めてしまっていたわたし達。

礼儀を重んじるなら、本当はタブーな事です。

これも隠す事も無いだろうと、母に言っていたのですが。


これで堂々と口に出せます。



晴れて、彼と婚約。

この日から挙式まで、お互いに婚約者だ。


挙式は今年の11月になります。

その辺りは結婚式のオンシーズンなので

早いうちに成約しないと埋まってしまうらしく。

挨拶前に式場を決めたのも、こういう経緯から。



それにしても、

婚約者。フィアンセ。許婚。

ドラマや小説の世界でしか聞いた事がない。

すごー。


なんだか、変なところでテンションが上がってきた。

単純テツカです。