昨日から吉祥寺で、上映されている「玄牝(げんぴん)」を見てきました。

愛知県にある産婦人科「吉村医院」を舞台にした
ドキュメンタリー映画。
スペインのサンセバスチャン国際映画祭で、
日本映画で12年ぶりの
国際批評家連盟賞 を受賞。
興奮 覚めやらぬ状態で、感想を少し。
ほんとうは、もう少し気持ちを寝かせた方がいいと思うのですが、
今、ブログを書くことにしました。
それくらい、衝撃を受けました。
出演されている女性が美しく、あまりにもいい顔をしているので、
映画館で何度か「
いい顔してる~」と声を出したくなりました。。。
それくらい、みな
ナチュラルな顔をされています。
大脳で考えていない顔というか。
大脳でいつも考えている人間って、どこか不自然なんですよね。
ああいう映像を見てしまうと、
僕も含めて「都会人って、アタマでっかちで、仮面かぶってるよね・・・」と思ってしまいます。
(玄牝のオススメカード)

そして、昔の整体が推奨しているまんまの
生活がそこにはありました。
生活を通して、どんどん健康で美しくなってしまう女性たち。
冒頭、「
お産の異常は、生活の異常。」と吉村先生が語るのですが、
これは、そのまま整体の世界では、「
カラダの異常は、生活の異常。」と言い換えることができます。
吉村先生の考えは、ジブリの宮崎駿監督に似ているな。と思いました。
いのちのために、いのちをかけよ/吉村 正

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美しい映像。
リアル。
中立。
対立。
たんたんと流れる生活。
3回出産シーンがあるのですが、出産シーンで
エクスタシーを感じている姿は必見かと。
モザイクなしで、お産は「気持ちいい」を、まんま見せてくれます。「不安はお産の大敵。妊娠したら、よく歩き、運動し、
自然の力に身をゆだねること。ゴロゴロ、パクパク、ビクビクしないこと。」
不安のないリラックスした出産を垣間見ることができます。
ちなみに、
ゴロゴロ = 運動不足
パクパク = 食べ過ぎ
ビクビク = 過度の不安
これは、出産に限らずですよね。
お母さんは赤ちゃんに
「会いたかったよ。生まれてきてくれてありがとう。」といいます。
こんなにも祝福されて生まれてくるのか・・・。
生まれてくる命だけでなく、生まれることなく
消えてゆく命とも向き合う吉村先生の葛藤。
「生と死」を半世紀に渡って見つめ続けた吉村先生の言葉は、
生命哲学そのもの。
徹底的な生命賛歌、女性性の肯定があります。
最後に吉村先生がカメラの前で<
本音>を語り、
涙を流すシーンがあるのですが、大泣きしてしまいました。
お産!このいのちの神秘―二万例のお産が教えてくれた真実/吉村 正

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抜粋
『自力でする自然のお産では、驚くほど幸せな気持ちになり、
赤ちゃんが心底かわいくてたまらない、
もっとどんどん産みたいという不思議な想いに浸りながら、
わが子をひしと抱きしめ、真実のお産の悦びに我を忘れることができる。』
賛否両論ある吉村医院ですが、
これをリアル映像で見ることができて僕は幸せです。
昔は当たり前だったこのようなお産が、今では
贅沢なお産になっているのですね。
抜粋
『お産の時、女性が自由に思うがままにしていると、
古い脳が興奮して新しい脳が働かない状態になるので、
本当に生き生きとして、自分でも思いがけない行動をとってしまうことがあります。
こんな人がいました。陣痛の最後、もう生まれるというときになって、
急にパアンと布団の上に立ち上がり、あれよという間に産んでしまった。
仁王立ちになって、上から生まれた赤ちゃんを見下ろして
「ああ女の子だ」と言いました。
目つきが獣のようでした。
それから布団の上にしゃがみこんで、赤ちゃんを抱いていましたが、
しばらくして「この子、性別はどっちですか」って聞いたんです。
「ほんの十分前に、自分で女の子だっていったじゃないですか」と言うと、
「え、そうですかあ」なんてやっている。忘れちゃうんです。』僕が最初に学んだ野口整体でも、<野生>がキーポイント。
獣のパワーですね。
現代人は、頭(不安・恐れ・こだわり)が体を縛ってしまうから、
人間が元々持っている力を取り戻そうというのが考えのベースです。
ココロを揺さぶられる映画。
自分にとって「本当に大切なこと」ってなんだろうと考えさせられる映画。
女性が「男性にも見て欲しい」と願うだろう映画。
そして、母への感謝の念がひしひしを湧いてくる映画でした。
ありがとう、と。
(参考に)
■Q&A
「妊婦さんへのインタビューはもちろん、
どうして吉村先生のプライベートまで撮ることができたのか」という質問に対して。
→河瀨監督の回答
「まず私は話をして、相手の話をとことん聞いて、“友達”になります。
カメラで撮影し、作られた映画は時にはその人の人生を傷つけてしまう可能性があります。
そういうことを、私はフィクション(劇映画)でもノンフィクションでもしたくない。
ですので、信頼関係を作ってから、カメラを回すことを心がけました。
また、『玄牝』を自然分娩を紹介するだけの映画にはしたくなかったので、
「吉村正」という1人の人間を撮りたいと思っていました。
そのために仮に映画が完成しなくてもかまわないと覚悟をしていたのですが、
それに先生は応えてくださったんです。
また、自然分娩という出産があるということを知らない人も多いと思うので、
こういう形があることをまず知ってもらえたら。
ただ、自然分娩だけが出産ではありません。
『玄牝』のように、お子さんやだんなさんの立ち会いが叶わなかったからといって気に病まないで欲しい。
「今」がこの先、未来に続いているので、まさに「今」を大事にして欲しい。
毎日育児で大変だと思うけれど、子どもと向き合うこの貴重な時間を楽しんでください。
そしてよかったら、周りの大切な人に『玄牝』を薦めていただけたらと思います」
■ツイッターでオススメして下さった、藤沢久美さんの感想はこちら。
女性視点で知的にかつ美しく書かれてあります。
「奇跡を紡いだ映画」藤沢久美オフィシャルサイト
http://kumifujisawa.jp/blog/diary/235/
■実際に吉村助産院で息子を出産された方の感想。
口コミ「本物のお産がここにある。」
http://www.qlife.jp/kuchikomi_590384_33736
conafe blog。:玄牝(げんぴん)*生まれてきてくれて,ありがとう
http://blog.livedoor.jp/carameltea2/archives/65425596.html
■超映画批評『玄牝 -げんぴん-』70点(100点満点中)
河瀬直美が自然派出産医院を描くドキュメンタリー
医療出産派と自然出産派の議論は、永遠にかみ合わないのが常。
後者は前者を理解はできるが、前者は後者を理解できない(したがらない)。
だいたいそんな感じだ。我が国の周産期死亡率の低さを見て満足しているような人々には、
ここに出てくる人たちの悩みや目指すものはまず見えてこないだろう。
http://movie.maeda-y.com/movie/01532.htm
■映画「玄牝(げんぴん)」オフィシャルサイト
http://www.genpin.net/index.html【劇場情報】全国の公開情報はこちら!
http://genpin.net/theater.html東京では、1月15日~28日は吉祥寺でのみ上映されています。
■玄牝とは、老子著『道徳経』の言葉。
「大河の源流にある谷神は、とめどなく生命を生み出しながらも絶えることはない。
谷神同様、女性(器)もまた、万物を生み出す源であり、その働きは尽きることがない。」
老子はこれを玄牝“神秘なる母性”と呼んでいる。
■吉村医院|お産の家の公式ホームページ
しあわせなお産をしよう
http://www.ubushiro.jp/■エチカの鏡 2010年2月7日放送「今ドキのお産SP」
【今なぜ妊婦殺到?江戸時代式お産に完全密着!!感激出産シーンに涙&驚きセレブ医院】
http://topicsnow.blog72.fc2.com/blog-entry-228.html■吉村正講演会レポート 平成15年6月22日
お産の家 明日香医院-人びとの輪-
http://www.bh-asuka.jp/hito/yoshimura_1.html■日本の自然分娩に欧州では賛否!
『玄牝 -げんぴん-』河瀬直美監督に独占インタビュー!
http://www.cinematoday.jp/page/N0027166
■Twitterから映画の評価が分かる
玄牝に関するレビュー - coco
http://coco.to/movie/662
「幸せなお産」が日本を変える (講談社プラスアルファ新書)/吉村 正

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編集後記
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ちょっと大人な話を、吉村先生の本からの抜粋しますね。
『おもしろい人がおりました。
ちっともお乳が出ないと言って困っていたのですが、
私が「深刻に考えずに、楽しんだらどうですか」と言ったら気持ちが楽になって、
お乳が急に出るようになった。
後で「先生は体験ができなくて、わからんだろうから教えてあげる」と、ヒソヒソ声でこう言いました。
「今まで、お乳は赤ちゃんに栄養をあげるためだと思っていたけれど、
赤ちゃんがチュウチュウ吸うと、セックスのときと同じような気持ちよさを感じちゃってたまらん。
お乳をあげるのが待ち遠しい」って。
母乳哺育というのは、本来はそうした母と子の性的な関係なのです。』自分の体から、体液やモノを出す行為は、本来
気持ちがいい。
汗やおしっこ、うんち、母乳、オナラ、息など。
整体的な見方だと、その最大級が「お産」と言われていました。
この「母乳恍惚」経験に関して、ツイッターでお世話になっている
魅力美人磨き講座の Harumiさんが、ちょうど書いてくださっていました。
女性がこういう発言をしてくれると助かります(笑)
〇〇の事、ちょっと大人な話|魅力美人磨き講座
http://ameblo.jp/harumistyle/entry-10768967915.htmlharumi on Twitter
http://twitter.com/#!/harumi003(このブログを読んだ、僕の母の体験談)
「出産は、痛いだけだった。言葉にならない。死ぬか生きるかでいい思い出はなかった。
強いて言えば赤ん坊が出てきたら、あの陣痛がピタリとなくなる。嘘のように。
それは、不思議です。男は失神するそうです。」
(余談)
映画に出てくるスクワットをしたら、太ももがツリそうになりました。
運動不足で去年の12月からカラダがにぶってます


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