昨日の夕方、地元(三重県)の「いなべFM」のパーソナリティーは、
横山佳織さんでテーマ「5月の楽しみ」でした。
「横山佳織さん、こんにちは」
カオリンのラジオに耳を傾けていると、
なにげない日々がドラマチックに感じられるから凄いよ。
5月になって、気持ちが追いつけない感じです。
意識は、まだ、3月です。(笑)
テーマ「5月の楽しみ」だけど、今年も約30%が過ぎましたね。
まだ、まだ、これからと思いつつ、
楽しみに向けて夢中になりたいと思っています。
「カオリン、またね」
ビタミン・トム
「言葉」に関心を寄せるようになったのは、成人式の日でした。
中学時代のクラスメートと再会して、彼と6時間ほど話しました。
その時、彼が「『いい天気ですね』って、無駄な会話だよね」と話したのです。
挨拶の時、「いい天気ですね」と話しませんか?
その時、僕は、答えが見つかりませんでした。
そのことが、ず~っと心に残ってい、課題になりました。
7年後、図書館の本を読み漁っていた頃、偶然だけど、答えを見つけました。
サミュエル・I・ハヤカワ著『思考と行動における言語』(岩波書店1985年)の
p91「社会的結びつきの言語」として述べられていました。
人と人の「心の歩み寄りに大切」な役割をしているのです。
「いい天気ですね」
「そうですね」
意味のない会話のようだけど、その積み重ねの同調から、
心の歩み寄りがあります。
DNAの螺旋階段(らせんかいだん)を上るように、
人と人の意識の相互理解が深まる。
いつも思うのですが、母の社交性には驚かされます。
バス停でバスを待っている時、親しそうに話している人がいました。
あとで、母に「さっき話していた人は、知っている人なの?」と聞くと、
「知らない人。初めて会った人。でも、いろいろ教えてくれたわ」と。
子供の頃から、そのことも、とても不思議でした。
「いい天気ですね」は、無駄な会話のようだけど、
社会生活をする中で生まれた人の知恵が、ここにある。
子供の頃、近所の友だちと遊びながら、
顔の表情や仕草からの対人関係の距離感と、
コミュニケーション力が、自然に身についたと思う。
そこに、集団で遊んだり、学校の文化祭や体育祭の共同作業で学ぶ価値がある。
かたよった過度な受験勉強は人としての感情が未熟になり、
この社会性が育たなくなるのは、必然の結果として、人間性が危惧される。
これを書き出す時、著名人の「名言集」について考えていたけど、
「いい天気ですね」について、指先が語りだしてしまいました。
2019年11月3日
2021年3月17日