子供の頃、外国の映画で、

       頭部だけが、生きている物語を見た記憶があります。

     ここから、『フランケンシュタイン』という小説を連想します。

 

         大林宣彦監督の映画で、男の子と、女の子が、

         神社の境内の階段で一緒に転がり落ちた瞬間に、

       心が入れ替わる映画「転校生」(1982年)がありました。

 

    

 

               2020年3月25日

        

        先端科学を利用して、脳の移植は可能だろうか?

     20代後半、これをテーマに、なんとなく考えた頃がありました。

 

     数日前から、ぼちぼちと、ダンボール箱から本を集めていました。

     あちらこちらの箱に分散しているので、気が向いた時に……

 

      

 

      メアリ・シェリー著『フランケンシュタイン』は、

     天才科学者フランケンシュタインが人造人間を創造する物語です。

     人間は、遺伝子操作で創られたという話を思いだしたりします。

     現在の科学は、クローン技術で、それが可能になりました。

     倫理的、宗教的な問題が、この技術開発を制限しています。

 

     先日、ハーバード大学大学院医学部教授デビッド・シンクレアの

  『ライフスパン 老いなき世界』で、「遺伝子は老化しない」と知りました。

    それは、クローンの生物は、老化した状態で誕生しないからです。

      ここで、「生命とは何か?」を考えることにもなります。

 

 

 

                

 

      矢作徹(やはぎとおる1953年生まれ)医学博士著

       防衛大学、東京大学、および信州大学卒業。

    『クローン人間はこうして造る』(リーベル出版1997年)

 

    p100  クローン人間が人類にもたらす可能性

    p101  クローン人間が人類に及ぼしうる影響

    p109  クローン人間が造られたらこんなに危険だ

    p126  遺伝子操作はクローニングより恐ろしい  

 

 

 

      ロバート・A・ハイライン著『悪徳なんかこわくない』は、

      大富豪の老人が、若い肉体に脳移植するSF小説です。

     「現代の、未来の先端化科学は、脳移植は可能だろうか?」と、

      科学の方向性を考える視点になります。

      ここに、「倫理観と宗教観、哲学的に人間とは?」が問われます。

 

 

 

              2021年2月5日

 

              2020年8月15日

 

                 

 

         川村浩(かわむらひろし1954年生まれ)著

         東京大学医学部医学科卒、脳生理学、医学博士

         『脳はとりかえられるか』(共立出版1988年) 

 

      p1  脳への移植はどのようにして可能になったか

             脳の細胞の不思議

      p60  心は体から離れて存在するか

             クローン人間の心

      p88  移植の実験はどこまですすんでいるか

      p112  ヒトへの応用はどこまで可能か   

 

 

    水谷弘(みずたにひろし1931年生まれ)著 東京大学医学部卒。

           『脳死と生命』(草思社1988年)

 

     p61  脳死は人間の死か 脳死は死 高度な大脳の判断

     p67  脳死を死としなければならない理由

     p116  生命も商品価値として見られる現代

     p152  植物人間の自己決定権を考える

 

 

   博物学者の南方熊楠と、物理学者のアインシュタインの二人の「脳」は、

   ホルマリン漬けにされて保存されています。

   未来の科学で蘇生されるのだろうか?

 

 

     

 

 

              2022年7月30日

 

              2018年12月5日

            

        

 

                友井総合研究所  

              www.tomoisoken.com  

                   

                  

 

                  「黄昏のビギン」 作詞/永 六輔  作曲/中村八大   

        人生がドラマチックに感じられるSumireの歌声です。   

         ピアノを弾いている彼の雰囲気も、大好きです。