virt_flyのブログ -105ページ目

virt_flyのブログ

フライトシミュレーターソフトのFlightGearで仮想飛行を楽しむブログです。

フレームレート(fps)の比較
──────────────────────────────────────
                          ハード
aircraft  Scenery   場所  ───────────────────────
                HiBook Pro    Inspiron     G-Tune
──── ──── ──── ─────── ─────── ───────
Ju EF128  LFPO  滑走路       1         4      19~20
           郊外               10         31
           市街地               4       9~10
     ──── ──── ─────── ─────── ───────
      KSFO   滑走路     3~4      7~8     40~41
           郊外      6~7       12       57
           市街地        4         5       34
     ──── ──── ─────── ─────── ───────
      RJBB    滑走路     3~4       24         40 
           郊外         2       20         60
           市街地        2      7~8         49
──── ──── ──── ─────── ─────── ───────
F1M2    LFPO    滑走路        1        6~7       21
           郊外                5~6       27
           市街地               4~5      9~10
──────────────────────────────────────
注記)ーは、機体のコントロールが困難で、その地点での計測ができなかったことを示します。

中華タブレットではわずかに1、よくても4前後、ゲーミングノートはさすがの高得点
 先日は、「フレームレートは結果の確認であって、パソコンの描画能力を示すに過ぎない」なんて、長年非力なパソコンしかもたず、fpsは見ないようにしてきた者がよく言えたものです。
 でも、fpsが値がいくらかわかってしまえば、「おっ、そこそこでてる」とか「つらいね」と、まさに結果の確認でおわってしまうのも、確かな真実。

 ともあれ、fpsがパソコンの描画能力を示すものであると言った以上、この間話題にしてきたタブレット端末の能力がいかほどのものか、客観的に物語るfpsの値を示さないわけにいかないでしょう。他との比較をするときには、fpsも意味があることになります。

 無視を決め込んでいたfpsですが、この機会に少し考えてみることにしましょう。

 ところで、パソコンの描画能力がfpsの値を大きく左右することに間違いはないとしても、実はそれだけではありません。はじめに言ってたこととはさっそく違ってきました。
 実際は、飛ばす機体や場所によっても違ってくることは、みなさんご承知のことでしょう。加えて、すでに話題にした画面の解像度、あるいは視点などなどによっても異なってきます。

 専門家ではありませんから理屈ぽいことはいいませんが、比較するとなると、やはり条件を同じにしなければ確かなことは言えなくなります。同時に、違いを際立たせるには、複数の条件を設けることも大事です。

 fpsの比較に際しての条件は

1)比較対象とするハードやOS、FlightGearのバージョンです。OSとFlightGearとも同一とは言えませんが、ハードの一部位に思って、目をつぶってください。

○くだんの中華タブレットーChuwi HiBook Pro
 CPU     Intel Atom x5-Z8300 1.44GHz~1.84GHz
 memory   4GB
 grafic     Intel HD Grafic(Gen8)
 OS       Windows10
 disk     64GB
 FlightGear  3.0.0
○CPUが旧世代のCore2DuoでグラフィックはオンボードのノートーDell Inspiron
 CPU     Intel Core2 Duo CPU U9400 1.40GHz×2
 memory   3.9GB
 grafic     GeForce 105M
 OS       Ubuntu16.04 64bit
 disk     139.4GB
 FlightGear  2017.1.0
○3・4年前に購入したゲーム・ノートーMouse G-Tune NG-N-i300GA5
 CPU     Intel Core i7-3630QM CPU 1.40GHz×8
 memory   15.6GiB
 grafic     GeForce GT 650M
 OS       Ubuntu16.04 64bit
 disk     51.5GB
 FlightGear  2017.1.0

2)ついで複数設定の条件です。航空機、シーナリー、状況です。航空機が自作のもので恐縮です。

◯aircraft    Junkers Ju EF128・custom、Mitubishi FIM2
◯Scenery   LFPO、KSFO、RJBB
◯状況      滑走路上、郊外(森、海)、市街地

3)他は、共通条件です。
◯解像度    800×600
◯色深度    32
◯Shader effect   5
◯Rembrandt    有効
◯Cockpit View Helicopter View

 結果は

 各条件で調べたfpsの値は、冒頭に掲げた表のとおりです。

 非力な中華タブレットであるHiBook Proの場合は、FlightGear v2016.4.3で当初fpsの値を取ろうと試みましたが、いずれもそれ以下はない1しか示されず、航空機をとばせるどころではありませんでした。
 軽いFlightGear v3.0.0になって、ようやく機体のコントロールがなんとかできるようになったかというところ。それでも、3Dオブジェクトが豊富なパリのシーナリーでは、fpsはわずかに1にとどまり満足に操縦ができず、滑走路上以外ではデータがとりにくい有様です。

 打って変わってG-Tiune(NG-N-i300GA5)は、少し古くはなりましたがさすがにゲーム用だけあって、FlightGear v2017.1.0(最新版はv2017.1.2がすでにリリースされています)でもパリのシーナリーを除けばfpsが40前後を示し、画面上を流れる景色のなんと滑らかなこと。こんな値が出ているとは、はじめて知りました。

 CPUがCore2 Duoとかなり旧式で、グラフィックもオンボードのInspironでは、非力なタブレットとはかなり違うものの、fpsはたまに20を超えたりすることはあっても10程度が通常でしょうか、3Dオブジェクトを多少増える市街地になれば、5程度に落ちてしまい、これでは非力なタブレット並。fpsを無視したくなった所以は、ここら辺にあった訳です。
イメージ 1
↑昔を知るものには隔世の感ある名古屋。画像はHiTouchさんの中部進入管制区シーナリー

 

非力なタブレットでは重すぎるカスタムシーナリーだが

 機能的にはパソコンに及びもつかないタブレットで、フライトシミュレーターのFlightGearがどこまで遊べるかを調べてきましたが、メモリーが4GBのWindowsタブレットでようやく最新のFlightGearの起動がいいところ、描画のスムースさはFlightGearのどのバージョンで妥協するのかといった具合で、3Dオブジェクトも豊富なカスタムシーナリーともなると重すぎて操縦もおぼつかないのが実際でした。

 FlightGearの機能のすべてを堪能するには、メモリーをどれだけ装備すればいいのか知りませんが、タブレットよりはCPUの性能も上回るノートパソコンでは、これほどまでの違いがあることを感じることはなかったと思います。

 さすがに、CPUが一時代前くらいではすまないDual Coreで、グラフィックもオンボードのノートパソコンでは、並のカスタムシーナリーを凌駕するほどのパリのシーナリーで飛ぶときには、動きがぎこちなく感じないわけではありません。

 自身も平城京を再現するんだなどとおこがましくも、カスタムシーナリーのまねをはじめていましたから、まだ、3つか4つの寺院の伽藍しかできていないというのに、タブレット上では重くて機体のコントロールもままならぬことを知った時は、心が折れそうなくらいのショックを受けました。

 昨今は、FlightGearのデフォルトの空港がサンフランシスコ空港ではなくなり、リオやチューリッヒだったりと、各地の空港が充実してきているおり、特定地域のシーナリーの描画の重さがどんなものなのかが気になってきました。

 描画の重さを客感的に数値化して示すのは、関連ファイルのサイズの合計ではないでしょうか。シーナリーでは、タイルや3Dオブジェクトのacファイル、テクスチュアファイルです。

 もちろんFlightGearを立ち上げれば画面に表示されるフレームレートで描画の重さを確認することができますが、それはそれでありがたいものの、あくまでも結果であり、いわばパソコンの描画能力の確認でしかありません。

 知りたいのは、経験則であっても、どれだけのファイルサイズが描画の負担になるのか、シーナリーに何か3Dオブジェクトをいろいろ配置するにあたっては、事前に気になるからです。

イメージ 2

 

 お気に入りのひとつとしてインスブルック空港近郊のカスタムシーナリーLOWI-fg-CustomSceneryがありますが、偶然通常のシーナリーで見かけたイタリア・トレント空港(有名なカプローニの名前を冠した空港)近郊は、趣がかなり似ています。いずれもアルプスの谷間にある空港だからでしょう。ググると日本のサイトでふれている方がありました。画像は通常シーナリーのトレント。

 似ているといっても、当該エリアの関連するタイルやacファイルがひとまとめになっているカスタムシーナリーのインスブルックの場合はよいのですが、当該エリアが通常のシーナリーの中の一部であり、他地域のファイルと混在しているトレントの場合では、描画の重さを客観的にファイルサイズの合計で数値化しようにもファイルの峻別が問題となり、現実的には両者の比較は困難です。

 最近のカスタムシーナリーは、フォルダのなかにAirport、Models、Objects、Terrainをひとまとめにした〇〇〇〇-fg-CustomScenery-master(〇〇〇〇:ICAO空港コード)名のパッケージが一般的になってきています(配布はZIPファイル)。これだと比較がしやすいです。
 

カスタムシーナリーのパッケージサイズの比較

パッケージ名         サイズ        内 容


Chubu-fg-CustomScenery 145.9MB 名古屋城やテレビ塔なども(HiTouchさん作)
LOWI-fg-CustomScenery   88.5MB インスブルック
RJGG-fg-CustomScenery   63.9MB セントレアの著名なカスタムシーナリー
RJSS-fg-CustomScenery    55.1MB 仙台(inomatyさん作)
RJBB-fg-CustomScenery    45.9MB 関空
OMDB-fg-CustomScenery   40.6MB ドバイ
     :
Nara-fg-CustomScenery    13.5MB 平城京(自作:作成途中)


※FGMEMBERS-SCENERYには多数のカスタムシーナリーがあります。

イメージ 3

 

 最初にお気に入りであげたインスブルック空港のカスタムシーナリーで、パッケージサイズは88.5MB。完成度が高くてよく知られたカスタムシーナリーのセントレア空港で63.9MB。HiTouchさんの中部進入管制区シーナリーが、セントレアや県営名古屋空港、航空自衛隊岐阜基地に加え、浜松基地、名古屋城やテレビ塔、名駅ビル群などを含み、さすがに145.9MB。空港だけでも丁寧に作りこんだものは、40MBでは済まないようです。画像は中部進入管制区シーナリーの岐阜基地。駐機のC-1FTBともHiTouchさんの作品。

イメージ 4

 

 これに対して、自作途中の平城京は13.5MBに過ぎませんでした。平城宮のほか、薬師寺、唐招提寺、興福寺の3伽藍にとどまっていますから当然のことと言えば当然のことでしょうが、それでもタブレットでは重くて機体のコントロールもままならないのですから、どだいカスタムシーナリーは非力なタブレットでは無理。考えさせられます。画像は作成途上の平城京。

 このタイプのパッケージが登場したのは、たぶん既存のシーナリーでは実際との食い違いもあり、精緻な建造物を配置するにしても正確な地形の上でなければならず、シーナリーの根本的な作り変えが必要になったというのが実際のところではないでしょうか。

 だとしても、やはりカスタムシーナリーを楽しむには、ある程度性能のあるパソコン上が前提となりますから、性能がそれほど高くない場合は通常のシーナリーで、条件があればカスタムシーナリーでと使い分けられるのは、結構ありがたいことかもしれません。

 

イメージ 1
↑PCのプロパティから開いたシステム画面ーHiBook ProのCPU周波数は1.44GHz
バーストとかかわり?ー同一機種で異なる性能
 前回、HiBook Proのスペック表の抜粋を載せましたが、その際に気がついたことがありました。
 CPUがAtom x5-Z8300で周波数が1.84GHzと記しましたが、実はタブレット自体のPCプロパティを開くと、Systemの表示では1.44GHzになっていて、スペック表とは異なっています(画像参照)。

 エクスペリエンスインデックスのスコアが振るわなかったのはこのせいかとも思ったりしますが、メーカー直営店から購入した製品なので、性能を落としたものをわざわざ作って販売したとするのも考えにくいことですし、ましてや偽物とも考えられません。

 WEBサイトでHiBook Proの製品紹介をしている記事のなかには、1.44GHz(up to 1.84GHz)などの記述が見られます。Atomプロセッサのバーストテクノロジーのことをいっているようです。メーカーのサイトでは、HiBook ProのCPU周波数についてあえてバースト周波数の1.84GHzを記述しているのは解せませんが。

 1台目のHiBook Proと2台目とで、描画というかキー入力に対する反応が違って感じたのが錯覚でなければ、このバーストテクノロジーとのかかわりが疑わしく思えてきます。もとよりFlightGear自体がマルチコア対応と聞いたこともありますし、筒一杯のど素人が考えることなので、はずしているかもしれません。

 Coreシリーズのターボブーストの例でば、無効になっているのを有効にするなんてことがあるようですが、BIOS設定を見てもそれらしい箇所は見つけられません。自動なのでしょう。
 そうなると、同じ条件で性能に違いが生じるのは、ロットの違いってやつ?! これはいかんともしがたいですね。
 
 残るは、趣旨が違ってきますが結果オーライということで、無理やりクロック数をアップさせるかということになります。これはマシンに負担をかけ、劣化を促進しますから避けたいところです。
 納得はできませんが、諦めざるをえないんでしょう。さすがに2K解像度2560×1600の画面は綺麗なので残念。