消えたmapserver.flightgear.org | virt_flyのブログ

virt_flyのブログ

フライトシミュレーターソフトのFlightGearで仮想飛行を楽しむブログです。

テーマ:
イメージ 1
↑FlightGear Scenemodels Map 地図上のカーソルのある位置のタイルインデックスや緯度経度が左下に表示されています

 代わりにFlightGear Scenemodels MapがGood job 

 驚いたことに、mapserverのサイトが消えてしまっています。
 
 FlightGearの仮想世界に、何かランドマークを作って置きたい場合は、目的のタイル上に3D オブジェクトを配置することになります。どのタイルが目的のタイルであるかは、mapserverを使うと地図上にタイルの区画が表示され番号(タイルインデックス)が記されているので、簡単に確認することができました。
 
 今回、箱庭趣味でモスクワをめざす第2次大戦時のドイツ軍をイメージした車列をFlightGearの仮想世界に再現しようと思ったところが、なぜかmapserverのサイトがなくなっていて、当該タイルインデックスを調べることができなくなりました。
 
 が、以前に日本のサイトのフォーラムでtoshiさんがタイルインデックスについての解説を書いておられましたので、なんとかならないか試してみることにしました。
 
 わかりやすい解説(こちら)で、北半球東経地域はtoshiさんの説明を参考にタイルインデックスの番号を求めることができました。ところが、toshiさんの説明になかったその他の地域、例えば同じ北半球でも西経地域は、東経で経度に180プラスしていたので、-180〜180を0〜360に置き換えて番号を振っているのかと思い180プラスしてみたもののインデックス番号は微妙にあいません。
 
イメージ 2 今回は、幸い対象が北半球の東経地域だったのでよかったものの、これは困ったなと思っていたところ、FlightGear Scenemodels Mapを見つけることができました。
 
 FlightGear Scenemodels Mapは、マップが通常の地図で見やすく、地図上の位置のタイルインデックスばかりか緯度経度も度分秒と10進数の両方で画面左下に表示がなされるようになっていて、わかりやすくmapserverより使いやすい感じがします。ズームによる地図の拡大表示も大きくて申し分ありません。緯度経度の指定はできませんが、ICAOコードの指定で当該空港のある地図が表示されます。えーっ、いつからあったのと思わず呻いてしまいました。
 
 以下の画像はにぎやかし。
 
イメージ 4
イメージ 3
 
イメージ 5
 ドイツ軍のモスクワ攻略は、クレムリンの尖塔が見える位置にまで進出しながら、ついにその手前で停止、ヒトラーの終わりのはじまりとなりました。ナポレオンのモスクワ遠征しかり、ロシアの冬将軍に敗れることになったのですが、いくら冬の訪れが早かったにしても、冬の対策を怠ったのは相手をみくびりすぎか相手の抵抗が想定外だったわけです。気候のせいにするようでは、ナポレオンの失敗から何も学ばないことになります。攻撃することしか軍事理論を持たなかった赤軍が、クトゥーゾフのロシア軍よろしく、決戦に巻き込まれることなく巧みに防御、後退に徹し、焦土作戦で食料・物資をドイツ軍に残さなかったのは、やはり歴史に学んだからではないでしょうか。
 
 泥濘期が終わり路面の凍結する11月を迎え、ドイツ軍は進撃を再開しますが、間もなく早い冬の訪れに車両や航空機が凍てつき、再び動きは止まってしまうことになります。画像は、本格的な冬の訪れで飛行機が飛ばせなくなって制空権を失う直前、補給線も伸び切り冬の装備もままならぬなか、動かせる車両や武器をかき集め、赤軍の攻勢に対処すべく前線をめざすドイツ軍をイメージして、作成したもの。兵士にコートも着せてませんが、実際はどうだったのでしょう。
 
 ベルリンもモスクワも大陸内陸に位置していて、緯度は前者が北緯52°、後者が北緯56°で(いずれも北海道の北、サハリン北部にあたる)、1年を通じた気候の変化をクリモグラフで見るとよく似たパターンを示します。とはいえ、月平均で気温の最低は1月、ベルリンが0℃、モスクワが-10℃ですから、あくまで平均ですから、この2・3日の寒波の北海道や東京を頭に思い浮かべれば、やはりかなり寒いことに間違いはありません。
 
 画像は、上空に多数のJu52輸送機、雪原には高射砲をひくハーフトラックや兵員輸送車、Ⅳ号戦車を配置しました。バルバロッサ作戦発動直後の時期は、出現したT-34中戦車にドイツ軍将兵が驚愕したT-34ショックの時期ですから、まだⅣ号戦車は威力が劣る短砲身でなければなりません。いい加減ですが、目分量で3Dモデルの砲身を切り縮めました。塗装もこの頃はジャーマングレーでしょう。
 
 Ju52といいスツーカといい空気抵抗が速度に影響するだろうに車輪は出っぱなし、Ⅰ号戦車やⅡ号戦車も無防備な市民、貧弱な武装の兵士には威圧があることでしょうが、小さくておもちゃみたいで、よくこれでドイツは戦争をはじめたものだと思ってしまいます。
 
 ナチスドイツの末路、1,700万と言われる大きな犠牲に贖われたソ連の勝利。思えば悲しいことです。
 
AD