物置から出てきた懐かしいもの | virt_flyのブログ

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↑物置から出てきた多数のICチップ
 

37年前のICチップ

生産中止発表があったZilogのZ80も
 
物置を片付けていると、いろいろ懐かしいものが出てきます。
 
抵抗やダイオード、コンデンサ、スイッチ、基板にハンダ、ワニ口クリップなど、今でも電子工作に使えそうなものと一緒に出てきたのが、Z80ファミリーを中心とした多数のICチップです。
 
Z80とは初期のパソコンに使用されていたことで知られるマイクロプロセッサーのこと。そのZ80A-CPU-Dをはじめとし、パラレルI/OインタフェースのZ80-PIOやシリアルI/OインターフェースのM5L8251AP、他スタティックRAM(ランダムアクセスメモリー)のTC5516APL、UV-EPROM(書き込み・消去可能なリードオンリーメモリー)のMB8516など、随分たくさん、しかも錆びもせずピカピカのまま出てきたのに驚きました。
 
その昔、ワープロソフトが動くパソコンは高額で欲しくても我慢するほかなく、気を紛らわせるために始めたマイコンボードづくりの名残がこれらのチップです。
 
↑よく動いたもの! 一から自作したマイコン
 
部品を基板にハンダ付けし、16進デジタルスイッチでキーボードを動かすプログラムを打ち込み、こうしたモニタープログラムを保存しておけるようEPROMライターをつくったり、プログラムをロード、セーブするためのカセットインタフェースも作成するなど、素人が一からマイコンを手作りしただけに、よく動いたものだと感慨深いものがあります。
 
↑自作マイコンによるLチカデモアニメ
 
ちなみに、日本橋で買ったこれらパーツやチップの納品書が一緒に出てきたおかげで、マイコンづくりをしていたのは昭和62年頃、今から少なくとも37年前のことであることがわかります。よく残していたものです。
 
EP-ROMは、写真の中だけで5個あります。焼損したものもありそうですが。Z80A-CPU-Dも4個。買い過ぎです。値段が気になります。
 
↑UV-EPROMのMB8516
 
残念ながら、残っていた納品書は一部にすぎず、MB8516の当時の価格はわかりません。同じくZ80A-CPU-Dの価格も不明ですが、Z80-PIOは225円もしくは240円と書かれています(手元にはZilog製とSHARP製がある)。現在でもeBayで719円、Amazonで1,580円でZ80-PIOは手に入るようです。
 
↑パラレルI/OインターフェースのZ80-PIO Zilog製とSHARP製
 
Z80A-CPU-Dも、Amazonでは1,580円。他のICも、37年前に比べるとばらつきはあっても価格が上がっているので、おそらくZ80A-CPU-Dも値上がりしているのかな?
 
↑SHARP製のZ80A-CPU-D
 
なお、Wikipediaによれば、Zilog社から今年4月にZ80の生産終了の発表があったそうです。
 
おかげで幸せなひと時
 
昔のICはでかくて存在感がありますね。集積化が進み今は小さく表面実装タイプになって、電子工作するのが難しくなりつつある気がします。しかし、集積化が進んだ分、Raspberry Piなどを使い以前には簡単にできなかったことがDIYできるようになったことは、喜ばしいことです。

 

今回は、昔のICチップのおかげで消えかけていた遠い記憶の中から、希望に満ち溢れた若い時代のあったことをしみじみ思い返すことができました。ある意味幸せなひと時であったのかもしれません。