加湿器DIYキット
離れで年寄りを介護するようになり、四六時中暖房を使っていると乾燥が気になってきました。
レジオネラ菌の感染が話題になることがあり、使わなくて済むなら使わずに済ませたいと思っていましたから、いざとなると多種ある加湿器のなかでどれが良いのか見当もつきません。
迷いながらネット閲覧しているうちに、いっそ構造が単純なDIYキットを使ってどんな塩梅か試してみてはと思うようになりました。
加湿器DIYキットは、超音波で水を細かな霧にかえて噴射する仕組みになっていて、Aliexpressではよくみると電子パーツが異なる2種のタイプがあるようです。今回購入したのは次のようなものです。
基板とノズルの他、シェルとコットンコアが付属します。
■説明書がなく、販売サイトの写真で確認
キットには説明書がついておらず、ノズルの向きやケーブルの接続が正しいのか、コットンコアはどう使うのか迷います。販売サイトの写真をみて確認しセットしたものの、すぐには噴霧がはじまらずあせりました。
すぐに噴霧が始まらなかったのは、コットンに十分水が滲みてなかったか、あるいははじめのうちコットンコアがノズルに接するようにセットできていなかったのかもしれません。
さて、勢いよく霧が吹き出てきますが、如何せんちゃちい噴霧器だけに、問題は効果です。
■部屋の加湿は荷が重い
試しに8畳間で暖房をつけると、湿度は見る間に下がっていきます。加湿器を動かしても下がりこそすれ、上りはしません。
離れはリビング、ダイニングキッチン合せて12畳ほどあり、室温はほぼ22℃前後に保たれています。その中で測定した湿度は約32%で、加湿器を使おうが使うまいが変わりがありません。湿度がほぼ一定なのは、終日室温が一定に保たれているからであり、加湿器の影響はほぼないと考えられます。
さすがに12畳は広すぎでしょうから、8畳間で試してみました。なんと、暖房を入れると50%ほどあった湿度が見る間に下がっていきます。加湿器は、これを動かしても湿度は下がりこそすれ上りはしません。
どうやらこの加湿器DIYキット1つでは、余程狭い部屋でもない限り、部屋の加湿を期待するのは無理があるようです。いやぁ、気休めにもなりませんね。