かつて天才だった俺たちへ/Creepy Nuts
今年の夏、一番首を振った曲かも知れない。
首を振ったというのはダブルミーニングで単純に楽曲としてのサウンドの良さにヘドバンしてる状況と、歌詞の自分への当てはまりっぷりに頷いて首を振ったという状況である。
「自分は何者にもなれないという事に気付いていない時の万能感」を昔持ってた人は全員が共感すると思う。何者にもなれないと気付いて自分の可能性を狭めながら生きてきて今に至ってる自分だからもう本当に歌詞が刺さって刺さって初見の時は涙が止まらなかったし無限にリピートした。
この曲、MVとファーストテイクの再生数を合わせるととんでもない事になってるしメジャーデビューしても実力がスキルに裏打ちされた彼らはこれからも良い曲を我々に届け続けてくれると思う。
あと、彼らがパーソナリティーをやってるオールナイトニッポン0、マジで面白すぎて毎週腹筋が大変なことになるからオススメ。
BUDS MONTAGE/舐達麻
グリーンアサシンダラーの作るビートが美しすぎるし全員全身にゴリゴリに刺青が入ったコワモテのラッパーがストイックにラップを乗せる図、2020年は素晴らしいブーンバップとトラップが共存してて良い年だった。2バース蹴るBadsaikushのパンチラインを詰め込んだ歌詞と真ん中を支えるG Plantsのどっしり構えたライミング、フックを担当したDelta9kidの声、全部が互いを引き立てあってこの芸術作品が構成されている。
それにしてもビートが美しすぎる。サンプル元は10年前のイタリアの曲らしいけどどうdigったらそこから持って来れるのか…グリーンアサシンダラー恐るべし。
そんでサンプリング元聴いてみるかーと軽い気持ちで聴きに行ったらガチで名曲過ぎてこっちにもハマってしまった(笑)めっちゃ良い曲だ…。
THE WAY feat.Kj (Dragon Ash)/KYONO
2020年、俺のレジェンドと俺のレジェンドが手を組んでしまう奇跡が起きた。もう20年推し続けてるDragonAshの降谷建志と、彼に多大なる影響を与えた伝説のロックバンドTHE MAD CAPSULE MARKETSのKYONO。奇跡としか言いようが無い。MADは大学の時の軽音楽部でコピバンを組んでて大きい行事に出させて頂いたのもあって今でも昔の音源を聴いてるくらいにはお気に入りのバンド。
そんな2人のコラボが生み出した化学反応は不思議な音がした。2000年近辺で一世を風靡したミクスチャーサウンドと2020年現在の洗練された空気が見事に一体化していて見事に唯一無二の芸術作品に昇華していた。途中転調してKYONOのシャウトが入る部分の圧倒的ワクワク感…MAD再結成してくれないかなぁ。
Life Story feat. ILL-BOSSTINO/ZORN
またHIPHOPのコラボ曲。日本語ラップ界最固押韻のZORNと北海道のリビングレジェンドことILL-BOSSTINOが手を組んでしまった。しかもBeatはBACHLOGIC、豪華すぎるだろ…。
とにかく控えめなバースの音と二人の重い言葉が最高だしシンプルなフックのリフレインの裏で鳴るBACHLOGICらしいキラキラしたギターの音。歌詞がとにかくパンチライン過ぎて紹介したらリリックを丸ごと載せることになってしまうので一部を(笑)
"全ての働く人間の人生に 僭越ながら俺がいいねを押してぇ"
"武道館の翌朝も俺は作業着"
クラクトリトルプライド/夏川椎菜
今年声優曲少ないけど上位にHIPHOPが多すぎて10位以下の選外になっちゃったって事で曲自体はたくさん聴いてます(笑)
割と誰でも開始10秒で「あっ、田淵だ」と気付ける曲。絶対相性良いと思ってたけどマジで最高の仕上がりだねこれ…。とにかく歌詞が多すぎてエミネムの曲かと思ったし1番の7/8拍子を早口で叩き込む部分が変態すぎるしそこに自分の作詞で歌詞を当てはめるのヤバいしとにかく一曲で拾える要素が多すぎるテーマパークみたいな超大作だったしする。4分半に9分くらいのプログレを押し込んでる感がヤバい。ナンスじゃなきゃ楽曲コンペの時点でボツになってたと思うけどウチの夏川は天才なので。
落ちサビ前でも7/8拍子使ってて遊びすぎだしこれはマジで聴き込んで行かないとライブで完璧にノレなそう。対戦よろしくお願いします。
Suicide Remix feat. Tiji Jojo, Hideyoshi & Jin Dogg/BADHOP
2020年、新型コロナウイルスが猛威を振るう影で多くの有名人が自ら命を絶つ悲しい年でもあった。自粛自粛の裏でそういう道を選んだ自営業の方々も世の中に多かったのでは無いだろうか。コロナの死者が減ればそれでいいのか?と世の中に疑問を持ち続けた一年だったしそんな状況だから"Suicide"に正面から向き合ったこの曲は2020年を象徴する曲になったのでは無いだろうか。全国民聴いて欲しい。新たにfeatした二人のバースも神懸かっていてJin Doggの部分は何度も繰り返して聴いて鼓膜に染み込ませた。
そしてライブがオンライン化するご時世に「正解」を叩きつけたBADHOPは本当に凄い。
このライブ、オンラインである事を逆手にとってMV撮影のようなスタジオで生ライブをするという凄い試みを行なってバッチリ成功を収めたという凄い話なのである。暇なら見て欲しい。
そんな感じで日本語ラップ多めな10選に今年はなりました!
新型コロナウイルス、本当にクソすぎるしこんな世の中早く脱却して"全身"で音楽を堪能出来る世の中に本当に戻って欲しい。以上!!!









