POEMが2021年1月16日に今の5人体制になってから初の新曲
「スペクトル」がリリースされた。
1月にPOEMに加入した新メンバーの結愛ちゃんとさきねちゃんは本当に素晴らしい子で2人ともアイドルとなるべくして生まれてきたような逸材で、その上でアイドルになった場がPOEMという僕にとっての最高のグループで本当にありがとうという感謝の気持ちを常に抱き続けている。
また新メンバーの加入が刺激となったか、あいるんや爽ちゃんもオリジナルメンバーとして気合いが入って歌もダンスもアップデートされた実感がある。
そんな彼女らを束ねつつ自分も高いパフォーマンスと話題と情報を発信し続ける我が推し、うえのあいさんってやっぱり凄いんだなと改めて感じた半年だった。
そんなタイミングで出たスペクトルだけど真っ先にフルが聴きたくてお披露目の場にも行ったしCDも無事購入出来た。
先行カットのサビからもう最高だったし榴ヶ岡での初お披露目も曲の全貌が見えて感動、トドメにPOEM初のフルMV公開で暫し心はスペクトルに支配され続けていた。
聴けば聴くほど好きな所が無限に湧き出てきてキリが無いので早めにブログとして残そうと思う(笑)
カーテンを透かす プリズムは揺らめいて
はいもう名曲確定。いきなり文学的すぎる。音源版だとノータイムで飛び込んでくるあいにゃんの声に不意にドキッとさせられる。
朝の日差しがレースカーテンを通して薄く虹色に乱反射した光が視界に入ってくる情景、これを「朝」とも「日差し」とも言わずに表現してる。いきなり素晴らしい。で次の
繰り返す 日々が変わり始める
ここも意味が詰め込まれていて良い。曲を聴き進めると分かっていくけどこの曲の主体である「私」は同じことの繰り返しである日々のループに飽きている、けど抜け出すための思い切ったキッカケも気力も無くその日々に甘んじている、と読み取れる。
それを「繰り返す日々」に集約し、その「日々が変わり始める」と綴ることによってループ脱却を示唆している。ループもののアニメは名作って言われてっからね。
夢を編み込んだ リボン束ねたスペクトラム
鮮やかに伸びて行く 色とりどりのブーケ
暗喩の連発と語呂の良さで一気に楽曲の良さに引き込まれる部分。
夢を編み込んでリボンを束ねるスペクトラム(連続体)。
この鮮やかに伸びる色とりどりのブーケが何であるかは楽曲の中で明らかになっていく。もうこの導入だけでここまで語れちゃうくらい素晴らしい。余談だけど曲名の原案は歌詞にもある英語の「スペクトラム」だったらしいけど意味が多数あるこの言葉で検索した時に病名としてヒットするのがメジャーだったから英語ではなくフランス語の「スペクトル」になったらしい。そして
果て無く続いてく 未来へと届くように
Keep it up!やParadigm Shiftの大サビやソラワタリの最初のずっとずっとを聴くと分かるけど爽ちゃんの歌声は一気に楽曲をトップギアに持っていくのよ。そしてAメロへ。
真っ白いノートを開いた瞬間の気持ち
さあ何をここから紡いで行こうか
心がワクワク弾む
先述の同じことの繰り返しでつまらない日々のループを脱却する、そのためのアイテムその1。その1ってことはこの後その2が出てくっからね。
誰もが経験した新品のノートを買った時のあのワクワク感。義務教育を受けた人なら誰でも実感する共感性の高いあるあるを示すことが楽曲の分かりやすさの一助になってる。
端っこの落書き 寝ぼけて書いた文字
消さないようにページをめくる
ここも非常に大事で、さっきループを抜け出さなきゃって書いたけどそれは何も最短距離で行かなければならないっていう訳では無くて、ここである程度の寄り道も許容してるって話なのね。
誰もが知らない物語
陽だまりみたいな場所
教科書では教えてくれない
色んな「知りたい」を探しながら
遠くまで手を伸ばす 未来へと届くように
真っ白いノートからの着地点が綺麗にサビで描写されてて好奇心を持って更に知見を広げていくことを大事にしているというか、その先に未来=ループを脱却した生活があるってのを示してる。
ここまでの「真っ白いノートを手にする」→「教科書以上の学びを探す」の流れ、伏線になってるから覚えていて欲しい。
真っ白いスニーカーを履いた 瞬間の気持ち
ねえどこに連れて行ってくれる?
どこでも行けそうな気分
2番Aメロ、これは1番のAメロと対になってる。ってことはそうだね、つまらない日々のループを脱却するためのアイテムその2が真っ白い新品のスニーカーなんだよね。
これも誰でも実感したことのあるワクワク感と万能感。共感性の高いあるあるを連発でドロップすることで楽曲の世界観がより身近に感じられるんだよね。
隣を過ぎて行く快速の電車に
追いつきたくて駆け出していた
ここもイントロ以来のスーパー文学ポイント。新品のスニーカーを履いたワクワク感を「新品のスニーカーを履いてるからワクワクするなぁ」なんて歌詞にしたらプレバトの夏井先生にボコボコにしばかれる訳ですよ。
だから婉曲的に快速列車を思わず追いかけてしまったっていう生活の色がある表現にしてるのよね。本当に素晴らしい。
誰かが残した道標
辿らず進んで行く
靴紐解けてしまったら
裸足になってまた走ればいい
今年からPOEMに加入した新メンバーの結愛ちゃんが丸々2番サビを担当してる思い切った采配。
なんか楽曲コンペで歌割り決める前に「2番サビの歌詞が好きです」って言ったら丸々歌割り貰ったらしい(笑)
ここも教科書に載ってる範囲内のような敷かれたレールではなくて誰の足跡も残っていない道を自分の足で開拓する力強さが描写されてる。
最初は自分の足で道に踏み出す=ループを脱却するためのアイテムとしての「真っ白いスニーカー」だったけど、靴紐が解けても裸足になってまた走ればいいと言うことで1番同様Aメロからの伏線を回収する流れになっている。
1番「真っ白いノートを手にする」→「教科書以上の学びを探す」
2番「真っ白いスニーカーを履く」→「裸足でも未踏の地を駆けていく」
の成長描写がめっちゃエモい。
そしてこのシーン
みんなこれでハーレムチェキ撮ろうな。俺は撮った。
ここから生まれる物語
書き進めるシナリオ
何一つ先が見えなくても
希望へ少しずつ近づいてる
瞬きの中でプリズムは揺らめいて
煌めきを集め 花束にしたスペクトラム
こちらも新メンバーのさきねちゃんが落ちサビを担当してて本人の声質も相俟ってとても聴き心地が良い。
「書き進める」は真っ白いノートだし「近づいてる」も真っ白いスニーカーを大事にした歌詞だし本当に無駄のない綺麗な歌詞構成になってる。
この瞬きの中でプリズムは揺らめいてって所も最初は朝のカーテンから透ける乱反射した日差しの表現だったけど今では希望に満ち溢れた無数の可能性を秘めた未来を表現したものに変化してるのがとても作詞の妙である。
あとここのあいにゃんの動きがとても可愛い。
ここまでの成長を「煌めき」と表現してるのも感動的。
カーテンを透かす プリズムは揺らめいて
新しい日々の中送り出す
夢を編み込んだ リボン束ねたスペクトラム
踏み出したあなたへと そっと捧げるブーケ
そしてアウトロ。ここでイントロと同じカーテンを透かすプリズムは揺らめいてって歌詞があるけど同じ文章でも意味合いが変わってくるのが面白い。もう単純な朝の日差しじゃなくてループを抜け出した先の希望に満ち溢れた日々って感じが伝わってくる。
そして「繰り返す日々」が「新しい日々」に変わってるのがもう泣いちゃう。
そして夢を編み込んでリボン束ねたスペクトラムっていう暗喩だらけの歌詞の正体がもう明らかになってて、与えられるだけの日々を抜け出すために自らの好奇心で、自らの足で進んでいくっていう人生の形がそれなんだよね。
最近はスマホを見てれば全てが分かっちゃうくらい情報過多な現代社会で、とにかく情報量で疲れちゃって日々をただ過ごすだけの人が増えてきてる中でこういう視点を楽曲から貰えるってのはとても素晴らしい気付きだなぁと思った(日本語)
そしてあいるんが「あざやかに伸びていく色とりどりのブーケ」と「踏み出したあなたへとそっと捧げるブーケ」の両方を歌ってるのも面白い。
ここは解釈が分かれる所なんだけど祝福だったり継承だったりの意味があると思うのよね。
映画「ペイ・フォワード」みたいに自分の力で希望に向かって踏み出すっていう意気込みが広がることも願ってるしそういう人生を歩む人を祝福するって意味合いも取れるし、本当に感動的なエンディング。
曲調もやっぱりPOEMらしく今までのPOEM楽曲に無い色を取り入れてて「トランス+ストリングス」はかなり斬新に感じた。四つ打ちだとShinyとかソラワタリもあるけどShinyはダブステップなエレクトロポップ寄りだしソラワタリもEDMやハウスのノリだったからそこはキッチリ意識してるんだな〜と思う。これからのセトリも楽しみ。
POEMで初となったMVもメンバーそれぞれの可愛さがしっかり引き立っててストーリーもあって本当に皆に見てほしい完成度。
終盤エンドロールが流れてきた所で泣いちゃったのは内緒。
この曲も今後ライブで育っていくと考えると本当に今後のPOEMがもっともっと楽しみだね!
毎度恒例でこんな楽曲語り書いといて何だけどシンプルに曲として素晴らしいから皆も聴いてね!って話。
遅筆でごめんね〜。乱文に付き合ってくれてありがとうございます!終わり!




















