再訪。中世へタイムスリップ | PARISから遠く離れていても…

PARISから遠く離れていても…

わが心の故郷であるパリを廻って触発される数々の思い。
文学、美術、映画などの芸術や、最近では哲学についてのエッセイなども。
時々はタイル絵付けの仕事の様子についても記していきます。

前回からの続きです。

 

 

ちょうど一年前の今日ここを訪れたのだった。

 

 

左岸にある私のぜひとも訪れたかった場所は

刑務所?ではなく(笑)

 

 

 

勘のいい方はもうお分かりだとは思うけれど

 

正式名称はー国立中世美術館ークリュニー浴場および館ー

(12世紀頃の建造物)

通称「クリュニー美術館」でした。

 

 

以前訪れたのはたぶん四半世紀前くらい。

10年以上の長期に及ぶ改装工事を経て

2022年に新しく生まれ変わった。

それにしてもコロナ禍の真っただ中に

リニューアルオープンなんてパリらしい―。

 

上差しさて、クリュニュー美術館と聞けば

有名な作品が思い浮かんだりも!

それは後程また紹介するとして……。

 

クローバー

 

 

チケット売り場を抜けると最初に出会うのは

 

 

こんな「受胎告知」の場面を描いた像。

 

マリアの表情は落ち着いている感じだ。

 

 

クローバー

 

※以下の作品に対する感想などは

すべて私の個人的解釈によるもの。

(何かお気付きのことなどあればお知らせ下さい)

 

 

 

明る~いキラキラ

 

最初の大広間の様子はこんな感じ

 

以前は全体的に暗い印象だったのが、明るく開けた印象に。

 

 

 

           下矢印                下矢印

 

 

 

 

 

(聖母子像)

とっても素朴でいながらも無表情。

(背後霊のような私の影がどうしてもね、失礼)

 

 

 

 

   

 

 

       

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

走る人

 

 

この部屋の全体の雰囲気

 

 

見事に首をはねられた彫像たち。

 

 

 

 

 

 

 

ロマネスクの彫刻は大らかだ。

 

 

 

 

表情や仕草が何となく印象的な彫像

仏教的な雰囲気も。

 

 

ダビデ?のような、それともアダムのようにも思えるのは

イチジクの葉っぱのせい?

 

走る人

 

別の部屋へ

 

 

 

 

 

 

 

 

ステンドグラスを背景に

 

 

 

 

 

鼻の先がもげているのがご愛敬といったところ

 

 

 

 

このアルカイックスマイルは完璧!!

ランス大聖堂の『微笑みの天使』もいいけど。

 

 

 

(聖母子像)

マリアの穏やかで優し気な表情がとてもいい。

 

 

 

(聖母子像)

マリアの気高さとどこか大人びた雰囲気の幼子イエス。

 

 

 

 

それにしてもあまりにも見事な切り口が。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このように現代的なデザインの

ステンドグラスは珍しい気がする。

 

 

 

やはり、迫真の表情に目を奪わずにはいられない。

 

 

 

(聖母子像)

見事な母のタテロールを見上げるような幼子イエス。

 

 

 

 

 

護衛兵たちに囲まれる中

イエスに取りすがり接吻をしようとするのは

もしかして裏切り者の弟子ユダだろうか。

全てを見抜いているイエスの表情が何ともいえない。

 

 

 

 

これは何の場面だったか?

 

 

 

 

 

父ヨセフと無邪気に戯れる幼きイエスとマリアの三人家族。

どこの家庭にでもありそうな微笑ましい様子がいい。

 

 

走る人

 

別の部屋へ

 

 

中世のタイルや絵皿もあった!!

 

 

 

スペインタイルを見つけて

またしても背後霊にならざるを得なくなって。

 

 

走る人

 

 

 

そして最後の部屋へ

 

ジャジャーン。最後になったけど

 

クリュニュー美術館と聞けば上の

貴婦人と一角獣のタペストリーの連作が有名。

 

 

その中でも

“我が唯一つの望みに”(À mon seul désir )

 

 

こちらについては私が以前書いた記事があり

今でも密かな人気記事の一つなので

まだの方はぜひどうぞ!!

下矢印

 

 

 

 

ついでに最近フォローしてくれている皆様へ

この機会に御紹介を。

 

視覚(La vue)

 

下矢印

 

私の個展のメイン作品として出展したもの(2021.11)

 

 

そういう理由で私にとってここは特別な場所。

ぜひともこの機会にもう一度訪れたかったのである。

 

 

赤薔薇

 

キラキラキラキラもっと日常に対話とドキドキARTを!!キラキラキラキラ

by vingt-sann

 

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