(改題)パリの謎と秘密に触れる | PARISから遠く離れていても…

PARISから遠く離れていても…

わが心の故郷であるパリを廻って触発される数々の思い。
文学、美術、映画などの芸術や、最近では哲学についてのエッセイなども。
時々はタイル絵付けの仕事の様子についても記していきます。

サマリテーヌデパートの鑑賞もそこそこに

左岸へとキューン一足飛びで向かいたい気持ちを抑え

お昼時で空腹を感じてもいたし

ひとまずは右岸でランチを摂ろうと考えた。

 

私の行きたい場所は午後からゆっくりと

決して逃げたりはしないのだから。

 

シテ島に架かるポンヌフから眺めた右岸の風景

 

こんなふうに絵があると実に「絵になる」なあ。

対岸に見えるのは例の高級ホテル

『ル・シュヴァルブラン』

 

 

ポンヌフを渡り切り右岸へ出て

セーヌ河岸を左手に歩いていくと

泣く子も黙るルーブル美術館の姿が出現。

 

 

左手側の工事中のだまし絵的な囲いもユニーク

下矢印

アップでどうぞ~

 

 

リヴォリ通りを渡り確か向かい側の

パレ・ロワイヤルの横道を歩いていくと

こちらもやはり工事中!!

 

 

どうやらルーヴル界隈では

こういうだまし絵的な工事中が流行ってるのか?

 

 

パレ・ロワイヤルといえば私にとっては

「庭も同然」の場所と言えるけど

(パリに来たら必ず立ち寄りたい所という意味)

実は一つだけずーっと疑問というか

気になっていたことがあり

今回ついでにそれを確かめるべく

パレ・ロワイヤル宮殿の

その場所へ向かったのだった。

 

 

それがこの場所指差し

 

 

どこだかわかる方います?

 

 

パレ・ロワイヤル庭園を突っ切った先にある

Beaujolai(ボジョレー)通りに面したこの建物の

階段を少しだけ上がっていくと入り口がある。

 

わずか数歩位で通り抜けできそうな感じだが

実はこれ一応パサージュなのだ。

 

向こうの出口(通り)が入口から

すぐそこに見えるぐらいの距離。

(※実際は長さ33m、幅2.2メートル)

 

PASSAGE des 2 PAVILLONS

パッサージュ・デ・ドゥ・パビリオン

Voir la photo.

開設は1820年

 

パリで最も秘密知られていない

しかしれっきとした屋根付き通路。

最も小さいパサージュ笑

 

実は私の気になっていたのは

未だ足を踏み入れたことのない

このパサージュの存在そのものも勿論だが

これが果たしてパレ・ロワイヤル宮殿の敷地に

含まれるものなのかということだった。

 

「未だ謎のままである」

 

 

歴史的記念物として登録されているため

今後も変わることはないというが。

(5, rue des Petits-Champs and 6, rue de Beaujolais)

 

こちらはPetits-Champs(プチ・シャン)通りの出口

因みにここを通り抜けていれば

あのオシャレで人気者のパサージュ

ギャラリー・ヴィヴィエンヌはすぐ目と鼻の先。

(近道もいいところだ)

つまり、ずっと利用しなかった自分は

ぐるっとボジョレー通りを回り込んで

プチ・シャン通りへ行っていたという

まあ人様にはどうでもいいことかもしれないが。

 

 

右岸でランチとは言いつつも

目あての店が特にあるわけでもなく

またこだわりもないため

手頃な値段のcaféコーヒーか何か見つけようと

私の足はヴィヴィエンヌを通り抜けその先にある

パサージュ・デ・パノラマへ向かっていた。

ここは狭い通りに結構飲食店が集まっているし

パサージュランチもたまには悪くない。

 

 

 

モンマルトル大通りに面した入り口は賑やかだが

反対側のサン=マルク側は薄暗くどこか陰気な感じ。

活気を求めるように光の方向に向かって歩いていくうちに

あんぐり珍しいチャンスに遭遇することができた。

 

 

店のドアが開いている。

いや、開けっ放しのままというべきか。

こんな機会は滅多にないので

中の様子を撮らせてもらった。

 

 

 

パサージュの0階(日本で言う1階)は

大概が商店やレストランなどの店が入っていて

1階以上の階は住居になっているので

普通は住人以外入ることはできない。

ここは以前はレストランか何かで退去したあと

まだ借り手が決まっていないのかもしれない。

 

 

 

うずまきそれにしても見事な螺旋階段だ。

 

 

今迄触れることの叶わなかった

大好きなパサージュの秘密の部分に出合えて大満足チョキ

 

 

 

ランチの店はココで。

下矢印

ものすごい量のハンバーガー

 

 

 

お腹も満たされた私が午後から向かったのは

左岸のぜひとも訪れたかった場所。

今回はパリには3日間しか滞在時間がとれなくて

この機会を逃したらアウトである。

 

 

クイズというわけでもないけれど

どこだかお分かりでしょうかはてなマーク

 

上差しヒント:

「あらら、随分昔に行った時とは見違えちゃって」

 

 

 

 

赤薔薇

 

キラキラキラキラもっと日常に対話とドキドキとARTを!!キラキラキラキラ

by vingt-sann

 

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