今日はもうひとネタ。
 北海道のある農村で、農業体験者を募集とか言いつつ実は嫁さん募集だった、騙された!と言うお話だそうです。


http://www.h-keizai.com/article-2007-02/p078-kokuhaku.html


 まーマスコミ様の言うことですから、彼らは捏造が得意技なので単なる作り話の可能性も大いにあるのですが、これが本当なら酷いですよね。犯罪的です。何罪かはわかりませんが。


 ところで「農村に嫁さん募集」みたいなのって、笑い話的には聞いたことがありますけど実際には知りません。まあ農家の若い兄ちゃんがもてないのは、その通りだろうなぁと思いますよ。自分も含みますけど(^^;
 専業農家の知り合い連中で飲む機会なんかもありますけど、居酒屋で酒飲んでても話すことは最新の農業機械の使い心地がどうとか、そういう話しかしないヤツは多いですからね。まあそれなら別にいいんですけど、中には、何故かキャバクラに行ってもキャバ嬢相手にホウレン草がどうとかスイカがどうとか話してるヤツいますからね。なんかほかに趣味はないのか。


 ところで、農家の社会的地位みたいなのって相当低いですよね。って被害妄想かもしれませんが、でも一昔前までは「百姓」って言葉は放送禁止用語だったんですよ。なんか他人を卑下してるみたいな意味合いに取られるからだそうですが、そういう風に放送禁止扱いされてたこと自体がむかつきますね。


 なんにしても、女性騙すのはよくないですよね。拉致と一緒ですよ。ところでどなたかうちに農業研修来ませんか独身女性限定高岡早紀 にそっくりな方熱烈歓迎・・・(違


koume

 私は農薬について興味を持って、当ブログでもいろいろ発言しておりますが、最近医薬品であるタミフルについて多くの情報が錯綜しています。医薬品についてはほとんど知りませんが、思ったことを。


 農薬と医薬品はさまざまな点で違いがありますが、重要な違いの一つに、農薬はリスク(医薬品で言う副作用に当たるもの)を避けるために効果が犠牲にされることがあるのに対し、医薬品は効果を保障するためにある程度のリスクが許容されます。医薬品の場合は抗がん剤の副作用なんかは有名ですが(酷いという事は知ってるけど、ほんとにどの程度酷いのかは知りませんが)、薬局で普通に売っている風邪薬でも添付文書を読むと、服用後に睡魔に襲われることがあるので運転等は避けてくださいなどの注意書きが必ずあります。対して農薬は、味や安全性への影響などは言うに及ばず、葉にかかった部分がやや変色する(葉の色は、肥料の量、水管理、天候などによっても容易に変わります)ことも許容されません。もちろん、農薬自体にリスクがある場合もありますが、そんな時は使い方でリスクを低減しています(例えば魚毒性がある農薬は、水系に流出しないような使い方がなされる)。


 さてタミフルですが、事は簡単で、使わないならインフルエンザでの死者が増えます。インフルエンザは死ぬ病気です。転落騒ぎが本当にタミフルの副作用なのかどうかもわかっていませんが(副作用だと決め付ける報道が多いですが)、転落のリスクは許容されるのか!?と言われても、服用後は見張っていればいいことです。管理責任を棚に上げて厚労省や製薬会社を糾弾してどうする。
 タミフルが効いて予後良好な方はおそらく何万倍もいるでしょう。インフルエンザのような伝染病の場合は、患者が1人快方すると言うことはそこからさらに別の患者が発生するのを防ぐと言うことでもあり、単に1人の病気が治ったという以上の意味があります。


 今回、タミフル薬害の会みたいな市民団体が出現しました。インフルエンザの予防接種を勧めてるみたいですが、以前は、予防接種を問題視して全廃させようと言う市民団体がありました。つい最近までありました。鳥インフルエンザ騒ぎの時は、当のタミフルの備蓄が足りないじゃないか、どうしてくれる!と息巻いた人もいました。マスコミはその都度全ての意を汲んで、以前のことをきれいさっぱり忘れて「正義の報道」を行います。


koume

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070323-00000012-yom-soci


 私はこの代理出産、全然いい話だと思いません。なんだか美談みたいな扱いですが、最低だと思います。不受理の判断も当然です。
 子供が作れない事情がある夫婦がかわいそうだ、との話があるかもしれませんが、それよりも弊害の方が大きいと思います。


 代理出産が合法化(出生届が受理されると)し、なおかつ美談として広まってしまうと、例えば出産によってスタイルが崩れるなどとの理由で、ほとんどファッションとして利用されるんじゃないかと思います。そうなった場合の代理母の扱いは、誰がなんと言おうと、ほとんど金で買った奴隷同然です。

 そういう危惧は、制度を悪用する人に対するもので、そういうのは規制すればいいだけかもしれませんが(どう規制すればいいかはわかりませんが)、もっと大きな弊害は、出産リスクそのものです。福島事件を見てもわかるとおり、妊婦には生命そのものに対するリスクが必ず付きまといます。いかなる最先端医療をもってしても、このリスクをゼロにはできません。代理出産とは、他人である代理母に命を賭けさせる仕組みなのですが、例えばもしも向井亜紀が依頼したアメリカ人女性が出産時に死亡していたらどうなるのでしょうか?

 死亡までいかずとも、重大な事故が起こりかねない事態は案外多く、つい最近の調査でも、現在の日本では妊産婦の死亡は分娩10万件当たり4~7人程度ですが、実際の医療現場では、分娩時に母体が生命の危険に陥った妊産婦は実際の死亡者数の70倍以上(分娩250件に1人の割合)に上っているそうです。もちろんこれは、現場の医師たちの懸命の努力で、死亡者数を70分の1に押さえ込めていると言う理解が正しい。



 今後、産科医の減少(と言うか崩壊)は避けられないとの見方が医療界の常識ですので、70倍と言う数字は小さくなってくるのではないかと思います。そういう状況で、「出産は安全に行えて当然」との考えを前提に置いた代理出産は、勘違いの極地としか思えません。



koume

 今日は結構いろんなニュース記事が上がりました。どれも面白くないですけど(^^;
 一言ずつ、私見のコメント


有機農業の未来語る 彦根で全国集会
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007031800043&genre=A2&area=S00
>  6人は、農業の効率化や大規模化による農家の戸数の激減などの課題を挙げていった。
> その上で化学的に合成された農薬や遺伝子組み換え技術を使わないことを基本として
> 昨年12月に施行された有機農業推進法について「新しい生産者を生む弾みになれば」と期待を寄せた。


 農家の激減は効率化や大規模化のせいではありません。そもそも、効率化したら楽になるはずなのに、楽になったから減ったとは意味が通りません。農薬や遺伝子組み換えを否定する農業はひどく大変で儲からないので、そこから新しい生産者を増やすのは絶対無理でしょう。



地域農業支えるのは女性 リーダー220人連携へ新組織/鹿県内
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=3429
> ネットワークは県が認定する農村女性ホームリーダーや女性農業経営士ら227人で構成。


 こんな資格は初めて見ました。どういう認定基準なんでしょうか?単なる女性が農業やるだけではダメなのか。まあ別に女性を蔑視するわけではないのでがんばってください。うちの母親も無資格ですががんばってます。



みんなが納得する農産物生産にGAPは必要
http://www.jacom.or.jp/news/news07/nous101s07031604.html
> 栽培から収穫までの工程だけでなく、洗浄、選果、保管、出荷、輸送にいたる各段階で
> 衛生対策等を講じ、管理する方法をとりまとめたものがGAP
> (Good Agriculitural Practice:適正農業規範)だ。


 名前は知ってましたが内容についてはよく知りません。まあいいんじゃないでしょうか。ちなみに余談ですが、保管・出荷・輸送は農業の仕事じゃないです。保管・出荷・輸送の段階でなんらかの事故が起きて怪我とかしても、農業労災は認定されないんです(笑)それは営業の仕事であって、農作業じゃないんだそうです。



スローフードな農業体験が好評もちつきや豆腐作り
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin8/article.php?storyid=847
>  5年前に脱サラして就農した峯田さん夫妻は、水田50アール、畑10アールを耕作する。
> 米や野菜、果樹など農産物は、できるだけ農薬を使わない減農薬。肥料は食品残さや油かす、
> 堆肥(たいひ)投入で有機栽培による自給自足が原則だ。


 水田たったの50アールかよ!それなら有機栽培でも何でもできるわ。うちは12ヘクタールくらいですけどね。ニュースにするようなことじゃないです。知り合いは家族だけで、米を50ヘクタール作り、麦も50ヘクタール作り、大豆も作り、野菜やスイカなども作ってすごくがんばっていますが(もちろん有機ではない。無理)、こっちのほうは絶対ニュースになりません。普通の農家が普通にがんばってる姿こそ取り上げて欲しいなぁと、たまに思います。


koume


http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070316AT3S1502B15032007.html

 先日(3月16日)の日経新聞の一面でした。一面に載るほどのニュースではないと思いますが。
 2005年9月に解禁された、株式会社等への農業参入が思ったより進んでいないという話で、2010年度までに500社という目標も下回りそうだという話です。いったん参入したにもかかわらず撤退する企業もあるそうです。


 そんなもん、当たり前だと思うんですけどね。遊休農地しか借りられないなどの規制があることが主因と見られる、という分析ですがそうかな~??まあ遊休農地は土地が悪く、まともに仕事をするのは相当の時間と手間が必要とは以前書いたとおりですが、それがわかってるなら「遊休農地を強制借り上げ・貸し出し」なんて制度を作るなよ(^^;失敗するのが既に立証されてるじゃないか。
 私が思うに、企業参入が成功しない最大の理由は、現在、農業があまりにも儲からないことです。そもそも企業ともなると、労働基準法など労働者を扱う面において通常の農家より遥かに負担が大きくなり、世の中の専業農家よりずっと多く儲けなくてはなりません。専業農家自身がほとんど儲かってないのに、新規参入してそれより多く儲けるのは至難の業です。まともに計算が出来る人なら参入しません。制度を作れば参入するであろうと気楽に考える政府はお粗末そのものです。


 お粗末といえば現在、農水省の松岡大臣は最悪の醜態をさらしているし、最近はもはや「失言する機械」とまで言われている厚生労働省の柳沢大臣は共産党の小池議員にボロカスにやられまくり、志賀原発の隠蔽問題について安倍晋三は「絶対許せない」と憤慨してましたがアンタの内閣は隠蔽が多すぎてもうボロボロですよ。
 ただ、松岡大臣の件も企業参入の件も、農家はほとんど気にしていません。世間に疎いのが大部分の理由ですが、世間に疎くない人も気にしていません。農家は農業政策などに何の期待もしてないし希望も持ってないからです。政治なんかどうでもいいです。ほっといてくれればそれでいいからふかふか快適椅子で居眠りしててくれ。


koume