前回の続編になります。
鳥をモチーフにしたクラシック曲を
鑑賞しています
ヴォーン・ウィリアムズ
「あげひばり」
「ひばり」と聞くと
エレガントなイメージですよね
実際に高級住宅地などで
「ひばりヶ丘」といった
地名もあるくらいだし
ひばりの魅力は
なんといっても
見た目の可憐さ
頭部のちょっとツンツンしてる
毛なんかは冠を被っている
お姫様のように見えたりして
それが高貴なイメージを与えるのかも。
「あげひばり」というのは
空でさえずりをしているひばりのこと。
甲高い声で連続して鳴く様子は
「春を告げる鳥」
としても有名です。
としても有名です。まさに、春を感じるのにぴったりな
季節感を演出してくれる
鳥だといえるでしょう。
西洋では「清浄な愛」をあらわす
鳥として大事に思われているそうです。
もう、高潔なイメージしかない
この「あげひばり」という曲…
マイナー曲ではありますが
フィギアスケートオリンピック
金メダリストである
キム・ヨナ選手のプログラム曲として
印象的な曲でした。
まさに、彼女の持ち味を生かした曲で
恍惚と見とれてしまうような
優雅さと気高さに溢れています
ひばりの臆することなく
高く空を飛び回る様子を
見事に表現されていて
見ているだけで
自信が湧いてきますね
一番の魅力はなんといっても
主役のヴァイオリンである
高音の美しいメロディー🎻
まさに、ひばりの歌声と
同じ周波数（？）
鳥が音程をとれるとしたら
こんなふうに歌うのかな？
さらに気持ちよさそうに
晴れた空を飛翔する様子が
脳裏に広がります
もっと高く
もっと自由に飛び回ろう
向上心に溢れた曲なので
鑑賞するだけで
ポジティブオーラをありがたく
頂戴できるところが良い
ひばりの声（音色）を聴く度
不思議と魂が磨かれていくような
感覚で充満していき
凛とした気持ちになれます
何かに挑戦したいときに
背中を押してくれそう。
この曲を鑑賞して
改めて、ヴァイオリンの音色の
神々しさに圧倒されましたね🎻
作曲家であるヴォーン・ウィリアムズは
イギリス生まれで主に教会音楽の
分野で活躍をしました。
ヴィヴァルディ「ゴシキヒワ」
「ゴシキヒワ」とは
ヨーロッパや北アフリカ、中央アジアに
生息している
赤、白、黒、黄色、茶色の
5色がミックスされた
カラフルお洒落な鳥さんです
日本には存在しないのかな…？
ゴシキヒワは人工飼育が🆖で
親元で育てないと育たない鳥。
そのため、子供を見守れる
優しさを持った鳥という
印象があるそうです
またキリスト教との関連も強く
アザミの種子を食べるので
受難の象徴とされました。
中世ではお守りや疫病よけの鳥として
風水のような存在だったようです。
縁起の良い鳥として有名な
「ゴシキヒワ」ですが
広く名前が知られるようになったのは
ヴィヴァディの作曲したこの曲が
きっかけだったとか
フルート協奏曲ということで
がっつりとフルートソロメインで
鳥の声をストレートに表現しています。
まさに春を堪能できる曲ですね。
ゴシキヒワの声音は
澄んだ鈴の音のような高い声。
控えめに短く鳴きます。
なので、フルートの柔らかな音色が
とても適しています
第1楽章〜3楽章まで続きますが
長いので1楽章だけ(笑)
1楽章…
始終穏やかで美しいメロディーが
続くのですが
一番の魅せどころであるのは
鳥の声を真似るカデンツァの部分。
フルート一本で
美しい音色を奏でるのですが
まさにこれは鳥の声そのもの
こう細いながらも
ビブラートを利かせて
空に響き渡るように美声を放つ
あの感じ！！
再現度抜群でした
個人的にチェンバロの伴奏が
いい味を出していて
フルートとのハーモニーも
心地よかったです。
まさに子供を見守る母性に溢れた
優しい曲だなぁという
印象でオーケストラメンバーも
この演奏会では
女性が多い気がしますね
しかも、3楽章ではなんと！！
赤ちゃんの声まで
効果音で入ってるんですよ
子育て応援曲や
親子ピクニックのBGMとして
おすすめすぎる春にぴったりの
音楽だったのではないでしょうか
作曲家のヴィヴァルディについては
こちらのブログで紹介しています。
Part3に続きます
名曲♪鑑賞日記
